「清く正しく美しく」とは…世間一般と感覚がズレている旧態依然が露呈した阪急阪神HD

宝塚関連ニュース



本日(6月15日)は、
公式から気になる発表がありましたが、
今回は前回の補足をしておこうと思います

 

前回の記事です

阪急阪神HD株主総会で宝塚問題への世間一般の声をぶつけられる経営陣…でも所詮は「終わった乗り切った」で終わり

補足でよろしければお付き合いください

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

株主総会から一夜明けて

阪急阪神HDの株主総会に出席した経営陣は、
「無事に乗り越えた」と安堵の週末を迎えていると思います
企業の裏側はそんな感じでしょう

 

たとえ株主が厳しく追及したとて、
本当の大株主が何も言わない限り、
馬の耳に念仏程度だと思います

 

それでも、
しっかりと物言いをしたことについては、
よかったのではないでしょうか

 

特にここはその通りでしょう

「腐ったリンゴは捨てなければ組織が腐ります」

 

事件に関する質疑応答に対しては、
嶋田泰夫社長が答えたとのことですが、
嶋田社長は「感じ悪い」と捉えられるような態度だったという感想も目にしました
真摯に聞いていた態度がそのように捉えられたのかもしれませんが、
憮然とした態度に見られるのはマイナスでしかありません

 

嶋田社長といえば、
3月28日の謝罪記者会見で見ましたが、
その時も誠意が感じれないように見えてしまいました
たぶんそういう言い方や態度になってしまうだけで、
それこそ「悪意がない」とは思います
露骨に嫌な感情を表に出すということでもないでしょう
表情や態度を目にしたわけではないので、
単なる想像ですけど…

 

いずれにせよ、
阪急電鉄の上層部はこういう態度になってしまう方が上になるのでしょうね
村上理事長のドヤ顔も結局その流れですし…

 

阪急阪神HDの経営陣がこんな感じなので、
マイナスイメージの払拭は難しいでしょう

 

スポンサーリンク

痛みを伴う人事が必要だったはず

今回の株主総会では、
宙組事件がメインになることは想定していたと思います
だからこそ、
株主総会通知には事前に別紙を同封したほどですから

 

それにもかかわらず、
どうしてこのような質疑応答になってしまったのか…

 

それが企業理念に基づくものと言われれば、
それこそ腐った組織となってしまいますよね

 

バワハラがあったと劇団が認めたのであれば、
何らかの処分が必要だったでしょう

 

宙組上級生に「悪意がなかった」ということで、
お咎めなしとするにしても、
組長は一度降格させるべきだったと思います
何度も何度も触れてますけど…

 

トップスターはすでに110周年の顔の一人なので、
変えることも出来なかったでしょうし、
私的には何度も語ってますけど、
現トップスターは新体制でわずか3ヵ月です…
もっと罪深い方はおられると、私的には勝手に思っています

 

3ヵ月で急に激変し、
人を死に追いやるなんてよっぽどでしょう
さすがにそれはないと思っています
やはりこれまでの流れを踏襲してしまった結果なのだと感じます
もちろん心機一転、
素敵な組に変えることも出来たでしょうけど…
そこは悔やまれますし残念ではありますが…

 

そして1番驚いたのは、
宙組プロデューサーがそのままでいたことです
とっくに処分になっていて、
新しいプロデューサーが就任しているのだとばかり…

 

これで本当に「再発防止」が出来ると思っているのでしょうか?
事件前と全く同じ体制ではたして出来るのでしょうか?

 

何よりも110期生以下の今後の下級生含めて、
宙組配属は絶対嫌と思われても仕方がないですし、
阻止したいと思う親御さんがいても不思議はありません

 

そもそも危機能力の欠如が大きな要因なのですから、
最低限、プロデューサーを変えることと、
組長経験者に来てもらって新組長にするくらいは必要だったと思います

 

現組長はもう一度副組長として学び、
その後に組長になればいいのではないでしょうか
きっと何が正しくて、何が間違えているのかわかってないと思うのです
一から教育し直すということもとても大事なことではないでしょうか
必要な人事だと思います

 

目に見えて変わったことが伝わるって大事なんですよね

 

私的には
「宙組」の名称も変更すべきだと思ってますし、
この考えは今でも変わりません
「宙組=パワハラ」のイメージがつきまとうからです
同時に「宝塚=パワハラ」もついて回ってますけど…

 

上記のように、
組長の降格は本人には辛いことかもしれませんけど、
別に辞めろと言っているのではなく、
むしろ再起のチャンスを与えられるわけです

 

誰もなり手がいなかったのかもしれませんが、
宝塚歌劇を良くしようと本気で取り組むのであれば、
そこを説得して、
有能な組長経験者を招聘することは、
新しい風を入れるということになります

 

プロデューサーなんてまさにそれでしょう

 

このままでは阪急電鉄に戻っても居場所がない、
ということなのかもしれませんけど、
一番異動しないといけないのは宙組プロデューサーだと思います

 

今月の歌劇を見て、二度見・三度見したほど…

 

大企業でこんな杜撰でデタラメな組織あります?

 

いやあるか…
トヨタですら不正の世の中ですもんね…
損保ジャパンもあんなんだし

 

最低限プロデューサーと組長を変えることができれば、
「再発防止」への本気度が感じられたのではないでしょうか

 

スポンサーリンク

コンプライアンス意識が世間一般と感覚がズレている

昨日も触れましたけど、
阪急阪神HDのグループ全体が、
世間一般と感覚がズレていることが露呈してしまいました

 

人が亡くなっても「悪意がないのでお咎めなし」
これをあらためて株主総会でも主張していた点も衝撃でした
人命を軽視している企業とは思いましたが、
グループ全体も同様とは…

 

極端な例を言いますが、
たとえば、
酔っ払いが阪急電車で大暴れし、
人を傷つけたり、器物破損をしたとしても、
酔っぱらった時なので「悪意はなかった」と言われたら、
「そうですよね」とお咎めなしになるでしょうか?
普通は警察沙汰になりますよね

 

ちょっと大袈裟なたとえに見えるかもしれませんけど、
阪急阪神HDが示したことというのはそういうことなのです

 

せめて上記のような処分をくだしていたとすれば、
宙組が変わろうとするのかもしれないと思わせたでしょう

 

もちろん厳しい目は続くでしょうけど、
それでも痛みを伴っている分、
今よりは不信感はないと思います

 

宙組生を守っているのかもしれませんが、
本気で守ろうというよりも、
風化させて、記憶から忘れさせようとしているだけとしか思えません

 

来年は角和夫会長は年齢の点からも退任を褒めのかしてましたが、
年齢というよりも判断ミスじゃないでしょうか

 

グループの企業理念の行動規範には、
このように掲げています

私たちは、法令遵守はもとより、社会的責任を自覚して行動します。

 

以前にも言及しています

いよいよ宙組再開か?…その前に劇団からの注意喚起&一ヅカファンが望んでいること

 

世間一般とコンプライアンス意識とハラスメントに対して、
かなり認識のズレを感じるのですが…
とても「法令遵守」はもとより、「社会的責任を自覚して行動」しているとは思えないのですが…

 

むしろ旧態依然に驚き…

 

やはり75歳という高齢者がCEOというのが、
感覚を鈍らせているのかもしれません

 

関西の超優良企業グループとして君臨してきた奢りもあるのでしょう

 

宝塚歌劇団では、
「清く正しく美しく」がモットーです

 

これは阪急阪神HDのイメージをとても良くしていたと思います

 

また我々宝塚歌劇のファンも誇らしく思ってきました

 

ですが、
中身は「清くもなく正しくもなく美しくもなく」であったわけで…
そのイメージを払拭するためにも、
最低限の痛みの人事は必要だったでしょう

 

いずれにせよ、
96期いじめ問題で風化大作戦が成功してしまったことが、
宝塚歌劇団を腐らせてしまったのでしょう

 

膿はしっかり出して、
新たな細胞で蘇生しなければ、
結局は腐り果ててしまうということ…

 

「腐ったリンゴ」の喩えは言い得て妙でした

 

さらに株主より、
組長やトップが委託契約者からはおかしいという指摘があり、
それも西宮労基署から指摘を受けているとのこと…Σ(゚Д゚;)
そして今も検討中・思案中(?)らしいですが…
これっていつの指摘なんでしょうね?

 

のらりくらりと風化大作戦を執行中のようです

 

来年の株主総会での答え合わせが楽しみです

 

参加しています!

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 

【関連記事】
阪急阪神HD株主総会で宝塚問題への世間一般の声をぶつけられる経営陣…でも所詮は「終わった乗り切った」で終わり

いよいよ宙組再開か?…その前に劇団からの注意喚起&一ヅカファンが望んでいること

 

コメント