宝塚歌劇団の「結婚で退団」を見直す案はわからなくはないが現実的ではないと思う

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先日の宝塚歌劇団の村上浩爾社長の取材にて、
いろんな話をされておりましたが、
非常に興味深い話がもう1つありました
1つはこの間語ったチケットのことです

 

もう1つはタカラジェンヌの結婚についてでした
改革の1つとして考えているようです

 

昨日皆さまのご意見もお伺いしたいと思い、
緊急でアンケートを実施しました

宝塚歌劇団の「結婚で退団」見直し検討についてのアンケート

 

もしよろしければご参加ください
珍しくコメント必須になっている面倒くさいアンケートなのですが、
ぜひご意見をお聞かせください

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

宝塚歌劇団の「結婚で退団」の暗黙のルールの見直しを検討

内容については読売新聞の記事をどうぞ

宝塚歌劇団、暗黙のルール「結婚で退団」見直し検討…村上浩爾社長「世の中の流れがある」

 

村上社長の考えはわからなくはないです
令和の時代に「結婚で退団しろ」というのは、
確かにおかしいことではあります

 

タカラジェンヌは舞台人ではありますが、
普通の芸能人とは違って、
学校の延長のような制度が続いてますよね
タカラジェンヌを「生徒」呼びするというのもその1つでしょう

 

元々は少女歌劇として始まったのが宝塚歌劇団で、
ほんの一時期男性も入っていた時があったようですけど、
それ以外はずっと女性だけの劇団として111年も続いているわけです

 

そして、
これまでのタカラジェンヌを見ても、
結婚をして在団しているという方はおらず…
結婚をするので退団するというトップスターは過去におられましたけど、
在団中はなし

 

若い時から少し熟練味を帯びて充実する30代の前半だけではなく、
後半、下手をすれば40代手前まで舞台に全てを注ぐ形になります
舞台人としての経験は豊かになりますが、

 

世間一般としては、
女性としてやりたいことが出来ない、
あるいは両立しないということは問題でもあるでしょう

 

ただ宝塚歌劇団はそういう特殊な世界なんですよね…

 

それではダメという認識は大事だと思いますし、
実現できるのであれば素晴らしいことだとは思います

 

でも現実的ではないでしょう

 

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宝塚歌劇団はアイドルと同様の推し活が支えている特殊さがある

そもそも宝塚歌劇団はタカラジェンヌあってこその劇団ですよね
しかも、
ファンもそれぞれのタカラジェンヌに夢中になるという、
まさに今流行りの「推し活」に当たります

 

アイドルと一緒なんです
推しのタカラジェンヌにお金を落とすわけですから…
それは私ももちろん一緒です

 

宝塚歌劇団の世界観ももちろん好きですけど、
やはり贔屓のタカラジェンヌの存在が大きな魅力となっているのは確かでしょう

 

その大半は男役さんたちのファンです
もちろん娘役さんのファンもおりますが、
男役さんへのファン数とは比べものにならないです
やはり男役ありきなんですよね

 

その男役にガチ恋とまではいいませんが、
心はいまだに乙女な女性たちの素敵な夢を抱くには十分な存在であります
せっせと劇場に通い、
グッズをたくさん購入し、
お手紙を一生懸命書くという熱量は、
ファンだからでしょう

 

これまでのトップスターを含めて、
路線スターや男役さんたちが私生活を含めて気をつけて行動するのは、
ファンに夢を与えている存在だとわかっているからですし、
同時我々ファンのことを大事に思ってくれているからでしょう

 

夢を壊してはいけない、と…

 

そういうファンに支えられている現状があるからこそ、
宝塚歌劇団は111年も続いてこられたのだと思います

 

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女性として生きる選択で退団はありだと思う

女性としての人生を歩みたければ退団を選択する
というのは決して悪いことではないと思っています

 

宝塚歌劇団にずっといたい、
でも結婚もして子どもも欲しい
その両方を叶えることはファン離れが起きる可能性も出てきます

 

私的には、
タカラジェンヌを男性のような目で見ていませんので、
普段は女子な感じが出たとしても幻滅はしないタイプです
ガチ恋勢ではないので…
舞台上で素敵な男性を演じてくれているところには、
惚れ惚れすることはありますが、
舞台を降りた後は女性に戻ったとしても微笑ましく思えます

 

でも、そういう人は少ないと思うんですよね

 

男役を貫いて頑張っているタカラジェンヌの生き様に魅力を感じている人が多いと思っています

 

だからこそ、
女性として生きる選択をした際には退団でいいと、
私的には思っています

 

ただ時代の流れもありますので、
結婚をしても在団出来るという道があってもいいとも思っています
柔軟な対応は必要ですよね

 

専科だったらアリかもしれない…人事に影響が出てくることも好ましくない

その柔軟な対応ができるとすれば、
組所属は難しいと思います

 

トップスターは結婚してまで居残ってはいけないでしょう
それは一番ダメです
ちゃんと次の世代にバトンタッチをするという今までの伝統どおりでいいでしょう
そうしないと、
人事が滞ってしまいます

 

新陳代謝は絶対に必要です

 

同様に、路線スターの結婚も難しいでしょう
路線スター全員がトップスターになるわけではありませんが、
その中からトップスターが誕生しますので、
やはり結婚をするのであれば、
退団しかないと思います

 

娘役さんであればまだ大丈夫そうですが、
トップ娘役候補は難しくなりますよね

 

組所属でも、
管理職の組長さんや副組長さんあたりは、
ご結婚されても全然いいとは思います
キャリアはご年齢を考慮してもアリだと感じます

 

それと同様なのが、専科の方々です

 

専科さんもずっと独身を貫いて、
人生のほとんどを宝塚歌劇団に費やしておりますので、
女性としての人生との両立はアリなのではないかと考えます

 

現状は暗黙のルールで結婚は退団があるため、
実際には事実婚のような形を取られている方が、
過去を含めてあった可能性もありますけど、
普通に結婚ができるのであればそれがいいと自然でしょう
選んで事実婚という場合もあるので、絶対ではないですが…

 

タカラジェンヌの男役という存在が、
唯一無二である限り、
その覚悟は必要なのだと感じます

 

とはいえ、
本当に時代の流れもあるので、
30年後、50年後はミセスやマダムなタカラジェンヌが存在しているのかもしれません
そうなった場合、
ファンもしっかり受け止めているということなのでしょうね

 

おかしな変化はせず、
大切にしなければならない伝統は守って欲しいと感じたニュースでした

 

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