縣千が良心の狭間に揺れる主人公を好演『FORMOSA!!』…音彩唯のヒロイン力&華世京の新たな魅力

雪組



本日(12月8日)は、
ちさとくん(縣千さん)主演
雪組『FORMOSA!!(フォルモサ)』のライブ配信の日でした

 

ワタクシは本日も仕事があったので、
全部視聴できない状況で、
最初の30分近くはミスりましたけど、
一応視聴することができました
アン女王のところからです

 

というのも、
来月は生観劇が出来ないので、
どうしても見ておきたかったのでした
全編には間に合わなかったですけど、
途中からでも視聴出来てよかったです

 

ということで、
サクッとキャスト別感想を語っておきます

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

縣千は真ん中がよく似合う『FORMOSA!!』

最初の部分が観れてないので、
どういういきさつでイネスと手を組むことになったのかは不明でしたけど、
それ以外は話の内容は理解できました

 

熊倉先生は難解なストーリーを演出する先生ではないので、
そこは非常に助かりました

 

主演のちさとくんですけど、
ジャンという本名を隠し、
ジョルジュ・サルマナザールとして世間を騙していく詐欺師なのですが、
もっと軽快で楽しく詐欺をしているのかと想像してましたが、
思いのほか良心の呵責に苛まれる役でしたね

 

コミカルと作品概要にありましたから、
コメディなのかと思ってました

 

詐欺のまま人を騙してチャンチャンですと、
なんだかな…という思わせてしまう部分もあるでしょうから、
詐欺をしている自分に疑問と不安を覚えているという主人公は、
感情移入がしやすかったように思います

 

ちさとくんはやはり歌が弱すぎるのがネックで、
今回もそれを克服するには程遠かったですけど、
絶対的な真ん中感、
カッコよさやスマートさとスター性がありますので、
このままのびのびと成長していって欲しいです

 

演技力は悪くはないですけど、
もう少し深みのある芝居が出来るようになれば、
歌の欠点は払拭できると思います

 

今回相手役が、
歌姫のゆいちゃん(音彩唯さん)でしたので、
トップスターになるのであれば、
歌上手な相手役がいいと思いました

 

『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』の時は、
あやちゃん(夢白あやさん)が相手役でしたけど、
この時は演目が学園もので楽しかったというのもあり、
2人ともの歌の欠点は目立たなかったですが、
今回のような演目ですと、
やはり歌の部分は目立ちますので、
歌える相手役は大事だと私的には感じました

 

最後は自身を取り戻して、
のびのびとして生きている姿はよかったです

 

フィナーレのダンスはステキでした

 

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歌姫・音彩唯のヒロイン力

全体的にそんなに出番があるわけではなかったですけど、
出てくる場面では、
やはり眩い光を放ってましたね

 

ドレスも似合いますし、
洋物では抜群な存在感があると感じました

 

少し鼻にかかったような声は気になりますけど、
『ベルサイユのばら』でジャンヌのような悪女を演じた経験を経て、
より一層演技力にも磨きがかかっていたように感じました

 

特に歌は素晴らしい
やはり歌えるヒロインは心強いです
愛らしさもありますし、
ヒロイン力も本物

 

このままトップ娘役ラインに乗っかって欲しいですね

 

とにかくあれだけ歌えるので、
海外ミュージカルや歌の多い演目でヒロインをして欲しい逸材です

 

デュエットダンスでのあがゆいコンビは、
プリンスとプリンセスでしたね

 

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華世京が正統派ヒーローではなくダークサイドの役を熱演

今回めちゃくちゃ印象的だった役といえば、
かせきょーくん(華世京さん)のイネスでしょう

 

コメディでバディものなのかと思っていたら、
完全に黒い役だったのがイネスでした
てっきりジャンとのバディで男の友情なのかと思ってましたので…(^_^;)

 

驚くほど自己中心的で欲深い男でしたね

 

それだけにまだ研5のかせきょーくんが演じるには、
かなりハードルが高かったように感じます
ですが、
見事に演じていたのではないでしょうか

 

見るからに悪人に見えるタイプの黒さではなく、
一見人が良さそうに見える黒さで勝負してましたね
善人に見える顔立ちをうまく利用していたように思いますし、
熊倉先生の演出だったのかもしれません

 

歌も上達してますし、
次世代のトップスターとして、
これからもガンガン抜擢されるでしょうけど、
今回のような黒い役を含めて、
いろんな役にチャレンジして大きく成長して欲しいと思います

 

フィナーレの順番は2番手でしたね

 

次はバウ主演へとステップアップしていくのでしょう

 

気になった配役

ここからは印象に残った役について、
軽く触れておきます

 

オリバー・オズワルド役のあすくん(久城あすさん)
今回は最上級生でした
シェリルの父であり、
ジャンの正体を見抜いた上での良き理解者であるオリバーを好演してました
落ち着きがあり、
包容力のある大人な男性を演じて、
『FORMOSA!!』のストーリーに深みを持たせたと思います

 

アン女王役のゆきのちゃん(妃華ゆきのさん)
よかったですね
ちょうどアン王女のソロの途中から視聴しましたが、
品のある女王を上手に演じていました
ジャンを信用してしまうところも浮世離れしている王族感が出ていて、
そこもよかったです

 

ダマルフィ役のるいくん(眞ノ宮るいさん)
上手いですね
こういうバイプレイヤーが存在しているからこそ、
お芝居がグッと締まる感じがします
研11ですので、
まだまだこれからという楽しみがあります

 

エドモンド・ハレー役のよっしーくん(蒼波黎也さん)
『ベルサイユのばら』で新人公演初主演を務めたばかりですけど、
そのせいか今回は目立つ役でしたね
ジャンを良き道へと導く大事な役でした

 

メイベル役のありさちゃん(星沢ありささん)
シェリルの妹ということで、
前半に見どころがありましたね
しっかりと顔見せになった役だったと思います
108期の娘役はこれからでしょうから、
今後の活躍に注目ですね

 

以上がファーストインプレッションになります
残念ながら『FORMOSA!!』は、
これが最初で最後になるので、
最初の30分ほどが観れなかったのは悔やまれますが、
いつか放送される時に観れたらいいなと思います

 

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