稀惺かずとが素晴らしく詩ちづるは本役ヒロインでもいい出来&大希颯の圧巻の歌唱力…星組『阿修羅城の瞳』新人公演

星組



本日(7月10日)は、
星組『阿修羅城の瞳』の新人公演の日でした
大事な星組なので、
何が何でも視聴したいということで、
とっとと帰宅してスタンバイ!

 

視聴出来て本当によかったです!

 

ということで、
今回は『阿修羅城の瞳』新人公演の感想です

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

稀惺かずとの成長がずば抜けていた『阿修羅城の瞳』

星組で大事に大事に育成させられ、
初の新人公演主演は『1789』だったかずとくん(稀惺かずとさん)

 

その時も素晴らしかったですけど、
今回は2年の月日を経て、
2度目の新人公演主演となったのが『阿修羅城の瞳』でした
ことちゃん(礼真琴さん)という三拍子揃った超実力派のトップスターの退団公演です

 

『阿修羅城の瞳』の主人公・病葉出門は、
立ち回りも多いですし、
歌もありますし、
何よりもほぼ出ずっぱりでセリフの量も尋常ではない、
下級生にとってはかなりのハードルが高い役だったと思われます

 

ことちゃんの集大成ですからね

 

その難しい役をかずとくんは、
涼やかに軽やかに華麗に演じておりました

 

星組の未来は明るい!

 

そう思わずにがいられないほどの素晴らしい演技力でした
殺陣や立ち回りも機敏でしたし、
相当努力を重ねたことでしょう
運動神経の良さというか動きの勘の良さは、
血筋かもしれませんね
ことちゃんもそうですし…
お父様からの血なのだと思われます

 

何よりも和物が良く似合う!
ことちゃんも和物の演目の方がよりカッコいいので、
そのあたりはかずとくんも受け継いだのでしょう

 

欠点である小柄であることは、
ことちゃんも同じですが、
そのことちゃんよりも小柄なのがかずとくん
今回のヒロインが同期のうたち(詩ちづるさん)でしたが、
小柄な相手役であれば、
バランスがいいこともあらためてわかりました

 

いろんな発見があったのが今回の新人公演主演だと思いました

 

星組の105期はあと1回、
新人公演のチャンスがありますので、
かずとくんはダメ押しで3回目の主演を務めるということがあるかもしれませんけど、
今回の新人公演を見る限り、
次はバウ主演でいいように思いました

 

ことちゃんは研6で初バウ主演をしているので、
来年研8になる105期としては十分な学年でしょう
106期のかせきょーくん(華世京さん)が、
早々にバウ主演を務めますし、
105期も次に進む時期なのだろうなと感じました

 

このあたりはまた別枠で…

 

成長著しいかずとくんですけど、
その裏で相当な努力をしているのでしょうね
それがしっかりと実になっているのが嬉しい限りですし、
ものすごく頼もしいです

 

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詩ちづるは本役のヒロインでもよかったくらいの出来映え…さすがトップ娘役就任の実力

続いては、
ヒロイン・闇のつばき役のうたち(詩ちづるさん)

 

素晴らしかったです
やはり芝居上手なのと歌上手なので、
安定していました

 

むしろこれぐらいの出来なのであれば、
本役のヒロインでよかったと思うくらいです

 

ありちゃん(暁千星さん)のつばきですと、
殺陣や動きの場面ではより機敏になるという点と、
次期トップスターに就任するほどの圧倒的なスター性があるため、
『阿修羅城の瞳』の演目で、
対になるほどとなれば、
ありちゃんしかないとは思います
これはひっとん(舞空瞳さん)でもダメでしたし…

 

うたちが本役でもいいと思ったのは、
上記で記したとおり、
演技の上手さです
かわいいうたちのイメージが強いですが、
こういう役も演じられるという実力を今回まざまざと見せてくれたと思いました

 

歌は相変わらず上手いので文句なし

 

で、思ったのですが、
今回うたちを本役ヒロインにしなかったのは、
ありうたで同時就任させたかったというのもあるでしょうけど、
かずとくんの相手役を新人公演で演じて欲しかったのではないか、
と感じました

 

かずうたのコンビが思った以上によかったです
『1789』でも相性の良さが発揮されてましたけど、
今回のような大人な役でもしっくりくるコンビなのだと再認識しました

 

かずとくんは小林一族の悲願ですからね
ご本人の成長の伸びしろが分かった以上、
何が何でもトップスターになるように育成していくでしょうし、
それがかずとくんではなくても、
宝塚歌劇団のエース級のトップスター候補は、
得てしてそういうものですから…

 

同期での主演&ヒロイン、
そして2番手まで同期というトリデンテ

 

星組の105期トリオは、
確実に成長していることがよくわかった次第です

 

うたちの実力をみて、
あらためて次期トップコンビのありうたが楽しみになってきました

 

ことちゃんが風ちゃん(妃海風さん)に横恋慕的な役がありましたが、
かずとくんもうたちに横恋慕的な役があるかもしれませんね
もう新人公演で組むこともないでしょうから、
本公演や別箱が今からすごく楽しみです

 

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さすが大希颯!圧巻の歌唱力…こういう役がよく似合う

続いては、
実質2番手役のあいみくん(大希颯さん)

 

新人公演である意味一番楽しみだったのがあいみくんの安倍邪空役です

 

というのも、
歌のメロディーがきちんと聞けるのが楽しみだったのです
あいみくんといえば、
歌唱力抜群ですからね
それが一番の魅力ですし…

 

そして、
邪空のような悪役が良く似合います
しかも、主人公への拗らせた想いもあり、
若干BL風でもあるのですが、
あいみくんが演じるとそういう部分が若干薄まるのも面白いです
瞳での演技も素晴らしい

 

身長もあり迫力があるのもいいですよね
邪空にはピッタリでした

 

これだけの圧倒的な存在感と歌唱力があるので、
出来ればトップスターになって欲しいですけど、
105期の真のエース・かずとくんが星組ですからね…
つくづくもったいない

 

かずとくんとあいみくんの同期の絡みも最高でした

 

あいみくんの唯一の課題は、
セリフの区切りで息継ぎの音が漏れてしまうことでしょうか
ちょっと気になります
路線スターですから、
今後は出番もセリフも多い役を演じることも多くなるでしょうから、
ぜひ克服してもらいたいです

 

マイクの調子かもしれませんけど…
今まで気になったことはなかったので…

 

とにかく歌を聞かせてくれる貴重な路線スターなので、
活躍を期待したいです

 

その他気になった配役

ここからがざっとあげていきます

 

美惨役のるりなちゃん(鳳花るりなさん)
さすが上手かったですね
本役が圧巻のほのかちゃん(小桜ほのかさん)なので、
比べるということではなく、
下級生としては十分な実力だと思いました
演技も歌も申し分なし!

 

阿餓羅役のきらりちゃん(瞳きらりさん)
吽餓羅役のすずちゃん(詩花すずさん)は、
るりなちゃんと三位一体的な鬼役でしたが、
本役が歌唱力抜群の娘役で揃えていたので圧巻の歌声なのですが、
新人公演でも星組の歌上手を揃えてくれたので安心して見れました

 

安倍毘沙門役のキスミー(樹澄せいやさん)と、
安倍大黒役のちるくん(馳琉輝さん)も目立った活躍をしてました
ともに上手くなってましたね
成長を感じました
トップ候補の路線スターの役でしたが、
キスミーは106期
新人公演主演来ますかね?
1回くらいあってもよい気はしますが…
ちるくんは108期の3人目になれるのかどうか…
星組の期待の下級生であることが確かです

 

桜姫役のなのちゃん(乙華菜乃さん)
さすがなのちゃん、上手かったです
本役のうたちはかわいいけどおかしい桜姫ですけど、
なのちゃんはかわいいは置いておいて、
面白おかしい桜姫に振り切ってましたね
いつもは愛らしいだけにお見事です

 

笑死役のれーれちゃん(美玲ひなさん)
この役って難しいんだということがよくわかりました
れーれちゃんも悪くはないのですが…

 

少女役のひよりちゃん(藍羽ひよりさん)
やはりひよりちゃんは上手い!
今回は歌もキーが合っていたのかだいぶ歌えるようになってましたね
そのまま頑張って欲しいです
演技力は抜群なだけに埋もれさせるのはもったいないです

 

鶴屋南北役のさいもんくん(彩紋ねおさん)も、
安倍晴明役のりんかくん(凰陽さや華さん)も上手かったですね
こういう役を演じるには芝居上手であることが大事ですので、
さらに演技力を磨いて舞台を支えて欲しい逸材です

 

以上ざっとですけど、
今回の感想です

 

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