本日、公式HPにて、
「外部弁護士による調査チームの報告書について」ということで、
調査報告を受領したことをお知らせしてましたね
これいつ出たんだろう?
18時かな?
17時50分くらいの時に電車の中で見た際には、
月組の復帰者(海乃美月さん)と『BE SHINING!!』の発売のお知らせだけでしたので…
私が再度劇団HPを見たのは21時過ぎでしたので、
その間に出たのでしょう
やっぱり18時ですかね?
さて本日はタイトル通りです
ノーカットの会見をもう1度視聴しました
今日の劇団の調査報告受領のことと併せて、
感想を述べておこうと思います
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
川人博弁護士の会見のまとめ
昨日と本日の2回、
ノーカットの記者会見を視聴いたしました
昨日の記事にリンクを載せたあの動画です
前半の20分ほどで事の経緯を説明されてました
要約するとこうなります
■要約
②上級生がサポートすべきなのにパワハラだった。
③演出家もサポートの仕事をしてこなかった。
■ヘアアイロン事件
②このことを2023年2月に文春が報道したが、劇団は事実無根と発表。
③これにより精神的なダメージを負ったが頑張った
④結果、8月5日まではなんとか頑張ってこれた
■過酷な労働状況と上級生のパワハラ
②これが「要約①」の過酷な労働状況に当たる
③上級生からの罵倒を受け続ける。
④「下級生の失敗はあんたのせいや」「マインドが足りない、マインドがないのか」「嘘つき野郎」の暴言を受けた
⑤これらは厚生労働省の告示によってもパワハラが明らか
■弁護士の見解とご遺族の要望
②阪急阪神HDは国連採択のビジネスと人権についても適切な対応が求められている
③角会長は宝塚歌劇団の理事
④被害補償を求めている
⑤事実に基づく謝罪と補償を要求
以上が前半に説明された内容です
川人博弁護士はとても丁寧にご説明されており、宝塚歌劇団の特殊な状況をきちんと理解した上で話をされてました
上記の上級生たちに対しては実名をあげることはせず、配慮も伺えます
質疑応答に至っては、出る質問には全部答えるという記者の方々への配慮もありました
会見場の時間制限があったため、「その後も廊下でよければお答えします」と誠実さがありました
私も以前に指摘してますけど、なぜ「演出家もサポートの仕事をしてこなかった。」なんでしょうね
田渕先生だけではなく、演出家助手の方も2名おられたのに何をしてたのでしょうか
演出助手も多忙を極めると言われてますから、ここは演出家陣3名が手を差し伸べてあげるべきだったのではないでしょうか
ここが非常に残念に思います
川人博弁護士の質疑応答
川人博弁護士の質疑応答の部分もまとめておきます
②9/30に亡くなられて、10/7に理事長と劇団が記者会見をしたが、劇団側の責任を認めるような言動が全くなかった。それをきっかけに弁護士に相談。
③遺族の意思をはっきり示したいため、ご遺族は出来るだけ早いタイミングで発表したかった。
④劇団とは面談をしていた。劇団からは調査報告の結果が出たのちに、それを踏まえて劇団でよく話し合う。遺族側と話がしたいが日にちはまだ未定
⑤劇団は退団を大切に扱っているが、今回のように劇団員が死亡しているというのは劇団側の説明ではこれまでない。どのような形で手続きをするのかご家族と相談をしたい。今劇団がどういう扱いにしているのかはわからない
⑥フリーランスという扱いと明記はないが、そのような形の契約。でも劇団員はフリーランスという意識はないと思う。契約上は委託契約
⑦今回の調査で劇団に責任があるのは明確と考えている。劇団からの謝罪と補償をしっかりしてもらう。今のところは訴訟は考えていない。
⑧(遺族の)コメントは書いたのはお母さんかもしれないが、ご家族からのコメント
⑨ヘアアイロンの上級生と9月の暴言は別の人。暴言は複数人
⑩本人の衰弱の過程を見ると、8月16日以降あまりにも過重労働。これが大きな原因。パワハラの影響が全然ないわけではない
⑪退団の意向は2月に週刊誌報道があり、理事長が事実無根といって追い詰められた。それが1つの原因でもある
⑫ご家族は3人。3人から話は聞いている
⑬新人公演は演出家がいるが、下級生が手伝う。配役も手伝う。
ざっくりではありますが、上記のような質疑応答の回答でした
これによりますと、川人博弁護士はパワハラが自死に繋がっているという考えよりも、過重労働だとの考えでした
8月16日からの本公演に向けての稽古が開始されてからのことを主に重要視されているように感じました
だからといって、パワハラが原因ではないではなく、パワハラも要因であるとしています
また、ご家族は3人で3人から話は聞いているをいうことですから、昨日の一禾あおさん全日程休演はそういうことなのでしょう
当然一禾さんのご意思を尊重した上でになります
会見から感じたのは、ご遺族が川人博弁護士に依頼したきっかけは理事長と劇団が記者会見であるということです
ヅカファンからも驚きと衝撃と嘆きが炸裂したあの会見です
木場理事長に関してはまだ真摯に会見した印象がありましたが、渡辺裕企画室長が後半で笑いながら話す姿が常軌を逸してました
木場理事長は映像になってないだけでもありますが…
ご遺族からすれば木場理事長の会見も当然受け入れられなかったのでしょうけど…
そもそも調査チームの聞き取りをわずか1週間で終わらせると言ってましたから
そんな短期間でちゃっちゃと済まわせるというのは言語道断だったでしょう
何も出てくるわけがないです
ここで大事なのは、「今のところは訴訟は考えていない」という点です
ご遺族の最後の情けと感じています
劇団はご遺族のご厚意とも取れる温情をないがしろにすれば、今度は本気の訴訟に突入します
訴訟になれば、劇団の暗部がこれでもかと暴露されることになりますので、それを食い止める意味でもしっかりとした対応をしていただきたいです
劇団の「調査報告受領」コメント
一夜明けて、劇団から何かコメントを発表するかと思いましたが、それが「調査報告受領」コメントでした
以下が全文です
外部弁護士による調査チームの報告書について
2023.11.11このたびの宝塚歌劇団生徒の急逝につきまして、弊団といたしまして大変重く受けとめており、誠実に対応してまいる所存です。
また、昨夜、外部弁護士による調査チームより、調査報告書を受領いたしました。調査結果につきましては、今後の改革の方針とあわせて、近日中にお知らせいたします。
宝塚歌劇団では、このたびの調査結果ならびに各組・スタッフ等との話し合いを通じて出てきた課題に対して真摯に向き合い、変えていくべきものについては、全力で改革に取り組んでまいります。2023年11月11日
宝塚歌劇団
通り一遍な印象は拭えませんが、いつものことなのでそこはいいです
気になるのは、「このたびの宝塚歌劇団生徒の急逝につきまして、弊団といたしまして大変重く受けとめており、誠実に対応してまいる所存です。」と「このたびの調査結果ならびに各組・スタッフ等との話し合いを通じて出てきた課題に対して真摯に向き合い、変えていくべきものについては、全力で改革に取り組んでまいります。」です
何度も口先だけだった劇団ですけど、今度こそ最後になります
この舵取りを間違えるともはや宝塚歌劇団そのものに終止符を打つことになるでしょう
人命よりも自社の体裁、己の体裁ばかりが目につく劇団上層部です
もはやそんな印象しかありませんから、それをどのように「大変重く受けとめて」「誠実に対応して」いくのでしょうか
劇団の言葉は軽いんですよね
自分たち上層部はいつも隠れていて、矢面に立たされるのはいつも生徒側
本物の学校はもっと生徒を守ってくれるのではないでしょうか
昨今は荒れた学校も多いので、先生も自分を守るので精一杯かもしれませんが…
何が「清く正しく美しく」なのかをしっかりと見つめ直して欲しいです
もはやこの言葉がうすら寒く感じます
人の命を犠牲にしての「清く正しく美しく」なのですから
小林十三先生はこういう未来を望んで描いていたのでしょうか
そんなわけないです
もう少し自分以外のことも守っていただきたいと強く思います
文春の報道と全く一緒のことが会見で明らかになった
話は少しずれますが、上記の内容は文春が報じてきた内容そのものだったということは大事なことでしょう
特に、上級生の罵倒については文言は全く一緒だったのが衝撃的でした
「下級生の失敗はあんたのせいや」
「マインドが足りない、マインドがないのか」
「嘘つき野郎」
これは事実だったんですね
ということは、罵倒した人物もその通りなのでしょう
昨日の会見では配慮されていたので名前の公表はありませんでしたが、間違いないのでしょうね
罵倒も複数人から裏付けしているでしょうし…
文春の取材力にはあらためて頭が下がります
一部のヅカファンに罵倒されていたでしょうけど、そんなことに負けずに取材を続けて下さったことに敬意を表したいです
生徒さんがお亡くなりにならなかったとしても、いずれは同様の事件は起こったというのは川人博弁護士の会見でも伺いしれますから
しかも現実として、1人の大切な命が奪われました
ヘアアイロン事件も本当に起きた出来事があり、さらに過酷な過重労働を強いられ、その上上級生に罵倒される日々
これは精神的にきます
一般人ならとっくに病みます
逃げることも出来なかったですよね
だって、自分が辞めたら「あと1人だけになってしまう」と考える優しい人でしたから…
彼女の想いを知った同期生もショックでしょう
でも思い悩まないで欲しいです
ご遺族の要望は謝罪と補償です
ご存知の方も多いでしょうけど、ご遺族はお金に困っているような方ではありません
ご遺族の名誉のために記しておきます
ですが、お亡くなりになっている以上は「補償」という形しかないわけです
そこは勘違いしないで欲しいです
また謝罪については、
暴言の上級生、ヘアアイロン事件の生徒はもちろんですが、前任者にも責任はあると考えます
ご遺族はどのように思っているかはわかりませんが、ヘアアイロン事件の時は前任者でしたので…
そして、当然ですが木場理事長を始め、劇団の幹部も謝罪すべきでしょう
ところで、木場理事長は調査報告の記者会見はするのでしょうか
このような事態になってますから、きちんと記者会見を開き、全員から質疑応答を承って欲しいです
この状況ですと、宙組の存続も危ういので、東京公演の実施はなくなるんでしょうね
博多座もどうなることか…
なんでチケット販売したんだろう?
参加しています!
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