2月2日までに、
ご遺族側との話し合いについて何らかの発表があるのではないか、
と報道されていた宝塚歌劇団
結果、
2月1日に公式HPに声明を掲載してましたよね
そこには、
「弊団といたしましては、現時点で公表できる事実はございませんが、引き続き誠意をもって協議を進めてまいります。」とあり、
前回とほとんど変わりのない報告がされていました
そして、
先週発売された文春では、
このことに合わせて、
宙組について書かれていました
すごく興味深い内容でしたので、
定例の感想文です
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
角会長が謝罪の意向
今回の1月31日(発売は2月1日でしたっけ?)の報道は、
先日ご遺族側との話し合いをしたその後についての内容でした
この内容は有料記事なので、
ここに詳細を明記することはできませんけど、
その中ですごく興味が引かれた部分が2つありました
②宙組復活計画があった。それがバウワークショップ。
まずは角会長が謝罪に方向に動いていると言う点
これは大きな前進だと感じます
この間も少し触れましたけど、
角さんが謝罪をするというのは、
阪急阪神HDというグループ全体の大事な事案として捉えたということになり、
とても意義があることだと感じます
これまでの報道を振り返っても、
宝塚歌劇団および、阪急電鉄という組織がいかに世間ズレしており、
隠蔽体質のダメな企業だということが露呈してきてましたので、
グループ全体の問題として捉えて収束を図りたいというのは、
すごく納得がいく流れでしょう
角さんも関西を代表する大企業のトップとは思えないような動きをしている感じの報道がありました
逃げてばかりいるという印象が私的にもありましたし…
グループのドンとして、
きちんと事件に向き合い、謝罪をするというのであれば、
かなりの前進であることは確かだと思います
宙組バウワークショップとしてバウ公演を計画だった
もう1つは、
宙組復活の計画が建てられていて、
それがバウワークショップだったとのことでした
3つのグループに分けての公演実施を計画していたらしいです
それを踏まえた上で、
控えている宙組本公演
『FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16)』
『宝塚110年の恋のうた』の実施に繋げる方向だったのでしょうね
ところがこの計画は頓挫しました
というのも、ご遺族側に謝罪を拒んでいるためです
劇団側としては、
謝罪をして欲しい人物がいて、
その人物が拒否しているために、
現在も平行線のままになっているとのこと
そのため、せっかくの復活計画もなくなったという流れのようです
悪くないことに謝る必要はないとは思います
ですが、今回の件で、
上級生にあたる方々、報道に名前が出てしまっている方々は、
なんらかの謝罪は必要なのではないでしょうか
自組で命を絶つほどの苦しみがあったことは事実です
少なくてもそういう環境であったことに対しては、
最低限の責任はあるのではないでしょうか
他の組でも厳しい上下関係はあったにせよ、
命を絶つほどの事例までには発展していません
ここが大きな違いです
また、ほとんどの宙組生は謝罪したいと報道にありました
当然上級生も含まれています
ですが、頑なに謝罪をしないとしている宙組生がいるために、
先に進まないという現状があるようでした
あくまでも私的に思うことですが、
組をまとめる組長や、
組の代表であるトップスターは、
組の顔である責任があると思います
一般社会で働いている方はこのあたりはわかると思いますが、
企業で働いていれば、なんらかのアクシデントが生じた場合、
代表して謝罪をするというのは通常です
会社のトップと一緒に、その部門や部署の長、主導していたリーダーなどが謝罪をします
事案の大きさによって、どこまでの人が謝罪するのかは変わってきますけど、それが組織です
今回の事件は最大の事案ですから、組織のトップ、組のトップ、組の顔が謝罪をするというのは企業としては普通ですし、当たり前でしょう
いくら宝塚歌劇団が特殊で、
世間と大きくズレた組織とはいえ、
宙組の組子の責任者であるのは組長でしょうし、
組の顔であり、まとめているのはトップスターになります
劇団としては遺恨を残したくないために、
なかなか前に進まないのだろうなという感じがしました
恨みを持たれたままですと、
退団後に訴訟などに発展しかねませんし…
そこの兼ね合いも難しいのでしょう
以前にも触れましたが、
謝罪をすることが大事なのであって、
誰がしたかは公表する必要はないと思います
この部分は非公開でいいと思うんですよね
組の代表が謝罪したでいいのです
当ブログでは、
現体制だけの責任ではないと語ってきましたし、
現体制のメンバーには同情の部分もあります
ですが、
飼い殺し状態になっている他の宙組生全員が、
気の毒にも感じるわけです
どこかで落としどころをつけないと、
このままでは、本当の意味で宙組が解体ということになりかねないのではないでしょうか
時間が止まったままの気の毒な宙組生
謝罪をして新たに頑張りたいと思っても、
そもそも謝罪の方向性が見えてきていないため、
いまだに時間が止まったままの宙組
当事者に当たる方々は別として、気の毒なのでは他の宙組生です
特にお亡くなりになった生徒さんと学年の近い下級生は、
気の毒でしかないでしょう
舞台に立つことも許されないとすれば、
一体何のために劇団にいるのかさえわからない状況だと思います
せめて、組替えをさせて、他の組で活躍させてあげて欲しいですけど、
それも宙組をどうするかにかかっているため、結局は動けないわけです
タラレバになっちゃいますけど、
初動でしっかりと被害者に向き合い、
組替えやパワハラ防止策などのなんらかの対策をしていれば、
こんな悲しい結末にならずに済んだと思うわけです
体裁を考慮しすぎたのでしょうけど(単に隠蔽で済むと思ってただけでしょうけど)、
悲劇が生じた際も悪手と後手後手ぶりで、
すっかりイメージが悪くなりました
宙組のイメージは当面悪いままでしょう
風化するには10年以上かかるでしょうけど、
それも解決があってこそ
まずは解決が先ですよね
下級生の未来すらも奪っているという状況であることを、
組の長は考えた方がいいと思いますし、
それを考えられる人が組の長であるべきでしょうに…
ある程度は存在したであろう同情すらも、
うまく利用できなくなっている状況に追い込まれているようにしか思えません
ご遺族側の親族
文春の記事の前に、
ご遺族側との話し合いの報道がありましたけど、
そこには、妹さんもご出席されていたとありました
少なくても、
妹さんは宙組と自分の組との違いを感じていたでしょう
ご遺族側が「宙組に配属していなければ」という言葉の重みをあらためて感じるわけです
返す返すも、宙組のこれまでの上層部の体制は全くなってなかったと言わざるを得ないと思うわけです
現体制だけではなく、前体制にも大きな罪があるでしょう
私的には、前任にも大きな責任があると思ってますし、これまでも何度も語ってきています
そういう組織を見て育ったからこその現体制だとも感じているのです
でも、残念なことに、事件が起きたのは現体制なのですから、やはり現体制の責任は大きいんですよね
正しく変われるチャンスがあったのに、その負の意志を継続したかのような体制を継いでしまったとしか思えないからです
そこも本当に残念です
今振り返っても、例のデュエットダンスを観客に平気で見せられたという点でも、宙組はおかしな組というイメージが出来上がっていたのかもしれません
あれが演出だったとしたら、演出家がダサすぎますし、演出家が注意しても直らなかったという話もありましたし…
真相は闇ですが…
いずれにせよ、のちに腑に落ちるようなに線になってしまうという点が、とても悲しいです
まもなく110期生が入団
昨日星組本公演『RRR』大劇場が千秋楽を迎えました
今週は花組本公演『アルカンシェル』が開幕します
その後、月組本公演『Eternal Voice 消え残る想い』が始まるわけですが、
この公演で、110期生が初舞台を踏みます
『Eternal Voice 消え残る想い』の大劇場千秋楽は、5月12日になりますが、その後に110期生の組配属が決定いたします
この状態で誰が宙組に配属希望しますかね?
私が110期生であれば、「どうか宙組だけは配属されませんように」って毎日お祈りしますよ
恐怖でしかないです
これは親御さんも同じでしょう
大事な娘が事件を起こすような組に配属して欲しい、なんて願うわけがありません
どうか宙組だけは避けて欲しいと願うでしょう
現時点では解決も出来ない、
自分たちは悪くないので謝罪もしない、というのであれば、
そんな組織に自ら入りたいなんて望む人はいないと思います
地獄が待ち受けているようなイメージになってしまっているからです
さすがに5月12日までには、宙組の今後の方向性は決定しているでしょうし、我々ファンにも何らかの発表があるでしょう
なにせこの月組本公演の次が、宙組本公演なのですから
参加しています!
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