天城れいんのキラキラ&七彩はづきの貫禄が凄かった…花組『アルカンシェル』新人公演

花組



本日(5月2日)は、
花組『アルカンシェル』の新人公演の日でした
延期されたおかげでGW中になり、
私的には無事に視聴することができました!ヽ(*´∀`)ノ

 

とは言っても、
平日なのでお休みを入れていただけですけど…(^_^;)
本日含めて5日間のお休みなのです+゚。*(*´∀`*)*。゚+

 

そんなことはさておき、
公演中止があった花組『アルカンシェル』
しかも新公ヒロインのはづきちゃん(七彩はづきさん)がその前に休演と、
非常にバタバタしていた印象がありました

 

仕切り直しということを含めて、
こうやって無事に開催できたわけですから、
日程変更をしてよかったと思います

 

ということで、
今回はキャスト別の感想です

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

短く収めた新人公演版『アルカンシェル』

今回の本公演『アルカンシェル』は1本物ですが、
私的にはとてもながーーーーく感じる作品でした
これは人それぞれですから、そこは許して欲しいです

 

特に1幕目での退屈さは生観劇をしても変わらず…
カレーまどを愛でることに専念すればなんとか持ちこたえられるというのが、
私的な感想だったわけです

 

今回それをギュッと凝縮させるという点で注目してましたけど、
元々そんなに面白く感じない作品なので、
ギュッとしたところで格段に面白くなるわけではありませんでした

 

見どころにさせている場面は、
どうしても人がごちゃごちゃいる感じは拭えず

 

今回の新人公演の演出は、
平松結有先生が担当されておられましたけど、
そもそもの脚本の出来の悪さはどうにもならないということがよくわかった、
というのを見て感じました

 

やっぱり1幕ものにしても全然よかったというのもありましたし、
小池修一郎大先生だからというだけで、
1本物にせずに、ショー付きの退団公演にして欲しかったとつくづく感じもしました

 

そんな中、
花組の下級生がキラキラに輝いて、
生き生きと演じていたのが救い…
眩しいくらいの輝きでした

 

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天城れいんのキラキラが眩し過ぎた

今回主演のマルセル役を演じたのは、
104期のれいんくん(天城れいん)

 

新人公演主演者が全然出なかった104期でしたけど、
れいんくんは前回の『鴛鴦歌合戦』で新人公演初主演を務めました
その上、103期のらいとくん(希波らいとさん)が休演ということで、
本公演でも三吉役の代役を演じることになり、
この公演で2つの大役を務めたことになります

 

その経験が非常に生きたというか、
学びを積んだというか、
今回のマルセル役では眩しいくらいにキラキラと輝いてました

 

まさにスターの輝き

 

少しありちゃん(暁千星さん)にも似ている感があるからかもしれませんが、
この手のタイプはキラキラ系なのでしょうね

 

特に前回の本公演での三吉の役は、
すごく上手かったのが好印象としてあり、
そこで大きな自信をつけたがゆえに、
輝きを増していったという感じもします

 

前回の『鴛鴦歌合戦』新人公演では、
あまり感じませんでしたので…

 

成長していることに対する自信と自負があるのでしょう

 

とはいえ、
お芝居の深さや歌に関してはもっともっと課題があります
歌は大化けするのが難しいので、
演技力を向上させてくれるといいと思います

 

この役は意外と難しくて、
それを主演のカレーくん(柚香光さん)はしっとりとした演技で、
退屈な作品に深みを増してくれています
学年に差があるのでこれからでしょう

 

たぶん104期からトップスターを出せると劇団が判断しているでしょうから、
磨きをかけて真ん中を目指して欲しいと感じました

 

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七彩はづきの凄まじい貫禄

続いてはヒロイン・カトリーヌ役を演じたのは、
107期のはづきちゃん(七彩はづきさん)

 

新人公演初ヒロインだった『うたかたの恋』の時も感じましたけど、
とにかく大人っぽい娘役だというのを感じました
うたかたのマリーは全く似合ってなかったのですが、
それははづきちゃんの大人っぽさゆえだと指摘してました

希波らいとの陽のルドルフ&七彩はづきの大人っぽいマリー&美羽愛が凄かった…花組『うたかたの恋』新人公演

 

今回はその大人っぽさが活かされる役だったと思います
「女王」というのがピッタリの貫禄でした

 

まだ研4なのですが、
見た目と貫禄が研8でも研10でもおかしくないと感じるほど…
月組のまのんちゃん(花妃舞音さん)とは真逆のタイプです
まのんちゃんはあのキュートさとヒロイン力が魅力なので問題なしですけど、
いろんなタイプの娘役さんが出てくることは大事

 

つまりはづきちゃんは、
若い役には似合わないのですが大人っぽい役は似合うということ
だから前回の新公ヒロインのマリーはちぐはぐ感が凄かったですけど、
今回のような役は似合ってました

 

宝塚歌劇の演目では大人な女性がヒロインという演目がたくさんありますし、
学年差が出るトップスターが相手だとバランスが良くなりますので、
決して大人っぽさが悪いことではありません

 

たとえば、
今度上演する月組の全ツ『琥珀色の雨にぬれて』のシャロンなんて似合いそうです

 

決して美女系ではないですけど、
声が綺麗ですし、
演技力をもっともっと向上していけば、
間違いなくトップ娘役になれそうな逸材でしょう

 

さすがに研4なので、演技力はまだまだです
この役はまどかちゃん(星風まどかさん)が演じているので、
はづきちゃんの粗はあまり見えませんでしたが、
歌が弱いので、
それを十分にカバーできる演技力が欲しいです

 

マリーの時よりは格段に成長が見れますし、
ご本人もトップ娘役候補であることを自覚しているでしょうから、
そのやる気もみなぎっているのがいいと思います

 

この手の大人っぽさに突出した娘役さんは珍しいので、
大事に育成して欲しいです

 

2番手役の遼美来

今回楽しみにしていたのは、
2番手役に抜擢された106期のやすなくん(遼美来さん)

 

106期といえば、
超エースのかせきょーくん(華世京さん)一択という感じでしたが、
研5になった段階であげてくる予感を感じさせています

 

歌がすごく上手いという噂でしたのでとても楽しみでした
ワタクシ歌うまは正義派ですので…(^_^;)

 

今回のところは「・・・」という感じでした

 

実際歌が上手なジェンヌさんでも、
男役声で歌うのは難しいとされているので、
これから鍛え上げていってもらえば、という感じだと思いますので、
未来に期待したいです

 

お芝居はやはり研5なので粗さは否めず

 

歌上手な男役というのであれば、
歌に磨きをかけて欲しいです

 

キスシーンは上手かったような(笑)
でもこれはヅカ的には非常に大事な要素だと思います
萌えに繋がりますからね

 

次回以降、
早ければ次の新人公演で主演に抜擢してくると思いますので、
成長に期待したいです

 

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気になった役

ここからは一言ずつ

 

イヴ役の美空真瑠さん
あすかくん(聖乃あすかさん)演じる語り部の役なので、
非常に目立っていました
輝きもキラキラしてましたし、
1回くらいは新公主演が来るかなと思ってますけど、
花組は本命育成がスゴイので駆け込めるかどうか、でしょうか

 

次期トップ娘役の星空美咲さんは、
その他の一人を演じてましたけど、
せっかくなら悪役でもよかったかも…
もう二度とそういう役を演じることは出来ないので、
最後の仕上げとしてはそういう冒険があってもよかったように思います

 

美羽愛さんもアンヌ役でしたけど、
やはり目を引きますね
伊達にヒロインを演じてきていないので華がありました

 

マダム・フランソワーズ役の愛蘭みこさん
綺麗な歌声も披露してくれましたけど、
これで退団は本当にもったいない
第二の音くりちゃん(音くり寿さん)枠でもいけるように、
一度新公ヒロインを演じて欲しかったです

 

アネット役の花海凛さん
108期の研3の娘役さんなので、
今後あげていきたい逸材なのでしょう
お芝居は圧が強い系ではありましたが、
まだ研3ですからね
声が綺麗なので抑えた芝居、
静の芝居ができるようになると強そうです
実力派のみさきちゃんの演じてる役なので大変だったでしょうけど、
頑張って欲しいです

 

今回103期生が卒業したせいもあるでしょうけど、
現在花組の下級生の層に薄さを感じたのは、
歌える路線が少ないことに尽きました
今後、ちゃんと出てくると思いますけど、
華やかさなトップ候補とは別に、
実力のある脇を育てていくことも大事だとつくづく感じました

 

以上駆け足ですけど、
新人公演のインプレッションでした

 

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