星組『記憶にございません!』礼真琴が出ずっぱりの活躍&レビューはジャガビーのようだった

星組



本日は、
先日宝塚大劇場の千秋楽だった星組公演の感想を更新します

 

ことちゃんが退団発表する前に書き上げていたものです
その時のままに更新します

 

***

 

9月22日は、
星組本公演『記憶にございません!』
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』の宝塚大劇場での千秋楽でした

 

感想を昨日中に出そうと思ったのですが、
涼しさが気持ちよくてぐっすり眠ることを優先(笑)
おかげですっきりです
ちょっと前まで暑すぎましたもんね
これからはよく眠れる季節になっていきそうです
急に寒くなりそうで怖いですが…(^_^;)

 

そんなわけで昨日は更新できませんでしたので、
今回は『記憶にございません!』と『Tiara Azul』のファーストインプレッションです

 

ネタバレがありますので、
ご理解いただける方のみお付き合いください

 

またお花渡しとひっとん(舞空瞳さん)のサヨナラショーはこちらです。

舞空瞳サヨナラショーのセットリスト&星組『記憶にございません!』の退団者4名へのお花渡し…思い出の曲はめぐあいとディミトリ

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

思ったよりはちゃんとまとまっていた『記憶にございません!』

今回の『記憶にございません!』は、大人気の三谷幸喜さんの映画作品です
この間、テレビで放送されてましたよね

 

ちょうど三谷さんの新作映画『スオミの話をしよう』が公開されましたので、
星組の上演タイミングもいい連携になっているような気がします

 

元の原作がちゃんとしていることもありますので、
大きくはずれることはないとは思ってましたが、
そこは見るまでは評価はできません
潤色と演出の担当はいつも賛否両論になりがちな石田昌也先生ですし…(^_^;)

 

結果としてはちょうどいい具合にまとまっていたと思います
破綻もないですし、
ラストは大団円という超ハッピーエンドになったのもよかったのではないでしょうか
観終わった後、素直に面白かったと思えるのが一番です

 

ちょっとだけ政治色の部分は気になりましたが…(^_^;)
石田先生の強い思いが見え隠れしていたように感じます
そこだけは引っ掛かりましたが、
石田先生でその程度でしたら御の字でしょう(笑)

 

歌える星組生にしっかりと見せ場を作ってくれたところもよかったです

 

ごちゃごちゃしがちな登場人物も、
初見で見てもわかりやすい立ち位置になっていたのはすごくよかったと思います

 

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礼真琴は出ずっぱりの大活躍な黒田総理

主人公の黒田総理を演じたことちゃん(礼真琴さん)は、
ずっと出ずっぱりでしたよね…Σ(゚∀゚*)
ほとんどの場面に出ていた印象があります

 

どうしようもない真っ黒な黒田総理が、
頭に石をぶつけられて記憶喪失になったあとは、
愛すべきキャラになっていく様がよかったです

 

ほぼほぼ黒黒田ではなく、
白黒田なのもことちゃんにはピッタリだったでしょう
すごく可愛げと愛らしさのある白黒田には、
「頑張れ」という共感を得やすいです

 

この役は真っ黒がカッコいい人が演じるよりも、
愛され要素が強い人が演じた方が大正解なので、
この作品をことちゃんでと思った石田先生は大正解だったでしょう

 

ありちゃんがトップスターであれば、
ありちゃんもいけそうです
でも、今のトップスターの中であれば、
やはりことちゃんが適任だったと思います

 

あたふたしまくる黒田総理ですけど、
歌えば超絶イケメンボイスで真の歌唱力発揮…
このギャップもよかったです

 

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舞空瞳の最後の作品は色気のある役

ひっとんはこの作品で退団となります
退団に相応しい役だったかといえば、
ひっとんらしくはない役ではあったと思います

 

ですが、
マダム感の強い役というのを演じられたのは、
今後の芸能生活でも役立つと思います

 

衣装については、
ポスターの着物姿が一番よかったかも…
普段着の聡子夫人は、
ちょっとケバかったですよね…(^_^;)
そういう年齢設定ではあったと思うので、
ああなってしまったのでしょうけど…
少なくても、37歳以上の年齢設定だったと思いますし…

 

映画版よりは若いでしょうけど、
18・19歳の息子がいる設定なので、
18歳で結婚したとしても37歳です
大卒設定であれば40歳ですので、
ひっとんの実年齢からすればかなりの年上を演じたことになるわけです

 

恋人がいる女であり、
息子がいる母でもあり、
総理大臣の妻でもあるという役どころを、
一生懸命演じていたと思います
現実設定とはいえ全部未知の世界ですもんね…
恋人だって不倫ですから縁がない世界でしょう

 

貫禄もありましたし、
その後のレビューでのキュートさのギャップを考えると、
二重においしい退団公演だったのではないでしょうか

 

最後はハッピーエンドでしたし、
楽しく宝塚人生を終えることができるのだと思います

 

イケメンぶり発揮の暁千星

2番手のありちゃん(暁千星さん)は、
黒田総理の秘書の井坂役です

 

映画でも超イケメンのディーン・フジオカさんが演じているわけですが、
ヅカ版でもイケメン枠を遺憾なく発揮していました
何よりもメガネ姿のありちゃんにきゅん!

 

しかも、
ひっとんにべた惚れされ付きまとわれるという役得付きw(*´艸`)
ありちゃんとひっとんの並びの良さは、
『ME AND MY GIRL』で実証済みですから、
ドキドキ感再びでしたね

 

歌の場面もビシッと決めてましたし、
最後は黒田総理をしっかりと支える姿も、
より一層イケメンぶりが発揮されてました

 

ありちゃんはすごいイケメンという感じではなく、
ことちゃん同様に愛らしさが先行するタイプではあるのですが、
星組ではすっかりカッコいいポジションを確立しましたよね
すごく成長されているのがわかります

 

レビューでも、
任された場面はやはりカッコいいですし、
ショースターとしてもさらに成長ぶりを見せてくれました

 

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小桜ほのかが素晴らしい&意外とよかった詩ちづる

ほのかちゃんの役は、
野党党首の山西あかね役です
山西はことちゃん黒田総理とラブラブ不倫中という仲…
しかもなかなかのプレイで結ばれているという(笑)

 

日本の首相と野党の党首が不倫関係なんてどんな日本やねん、
…というブラックな部分ではありますが、
ほのかちゃんが演じると妙な説得力がありました(笑)

 

演技はもちろんですが、
美声の歌声も健在
ことちゃんとのハーモニーの心地よさは星組随一でしょう
歌姫としても大活躍でした
これはレビューでも一緒
まだまだ星組を支えて欲しい逸材です

 

うたち(詩ちづるさん)も番場のぞみ役でしっかり活躍されてましたね
全然目立たないとか、
活躍していないとか言われていたので、
全く出番がないのかと思ってましたが、
要所要所のポイントや笑いのツボの場面でのツッコミ役として活躍

 

レビューは確かに目立たなかったと思いますが…(^_^;)

 

歌も上手いですし、
演技もしっかりしているので頑張って欲しいです

 

ただありちゃんとは合うのかな?
…という疑問は残ります

 

今回の記憶でのやり取りは面白かったですし、
微笑ましかったですが、
レビューは・・・。

 

うたちってことちゃんとお似合いでしたもんね…
ことちゃんであれば「アリ」ですけど、
ありちゃんでは「アリ??」ってなります
歌の面では全く問題なしですが、
ことちゃんの場合はダンス上手ではない相手役でも、
歌上手であれば十分でしたけど、
ありちゃんの場合はダンスありきのような気もしますので、
ここまでレビューで目立てないのは致命的なのかもしれません

 

私的にはうたちで全然いいんですけど、
ありちゃんファンは不満かもしれませんね…(^_^;)

 

とはいえ、
あれだけ歌えた真の歌姫で人気もあったまあやちゃん(真彩希帆さん)も、
雪組時代は好みの賛否両論でしたから難しいですよね
私的には今でもまあやちゃん大好きですけど…

 

極美慎がカッコいい&天飛華音の歌声が戻る

続いては3番手のしんくん(極美慎さん)
渋めの役ですけど、
さすがにスター性抜群の美形男役なしんくんは、
どんな姿でもカッコいいです

 

歌は本人比では良くなっていますけど、
歌上手には遠いのでそこは置いておいて…
演技の幅は確実に出てきていると頼もしく感じます
何度も言ってますけど、
美形の演技派は歌うまは正義と同じくらい魅力があるので、
ぜひ「美形の演技派」を目指して欲しいです

 

レビューはダンサータイプではないので、
その部分は何とも言えません
そして、
噂のソロの歌では「確かに!」と思わずにはいられませんでした
組替えありますかね?

 

かのんくん(天飛華音さん)は、
歌声が戻ってきましたね
伸びやかな歌上手さが復活したように感じます
たまたま調子が良かっただけですとガッカリですけど…
演技に関しては申し分なしですし、
ダンスも上手
歌上手だった声が不安定になったのが痛手でしたので、
少しでも良くなっているのがわかるとホッとします

 

レビューでの男役群舞が抜群に映えてました

 

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稀惺かずとのソロ&目立つ大希颯

続いては105期コンビです

 

かずとくん(稀惺かずとさん)は、
少年の役で18歳か19歳の未成年の役で、
黒田総理と聡子夫人の息子役でした

 

そんなに出番があったわけではないですが、
しっかりとソロの場面をもらってましたね
昔のことちゃんを思い出します
星組らしい育成で着実に階段を昇っている感がありました

 

いずれ星組のトップスターになるのでしょう
まさに柚希礼音→礼真琴→稀惺かずと10年ごとの星組正統派トップの系譜なのだと、
つくづく感じました

 

最初と最後に大きな見せ場があったのが、
あいみくん(大希颯さん)
別に「大きな」ではないのですが、
あいみくんが目立つというか、
目を引くというか…
存在感が抜群だと思いました
トップ路線は難しいのでしょうけど、
いい男役として成長してほしいです
歌えるのが何よりも強み!

 

星組の105期コンビは健在でした

 

その他気になったキャスト

ここからはサクッと触れておきます

 

路線娘役のるりはなちゃん(瑠璃花夏さん)は、
アメリカ大統領という役でした
カタコトな日本語を話しつつも、
アメリカ人であり、かつ大統領という威厳を醸し出しており、
さすが芸達者という感じでした

 

るりはなちゃんのポテンシャル的には、
少女のような役よりも、
こういう大人っぽい役の方が似合います

 

ジェット・和田役のゆうなちゃん(都優奈さん)
学年があがり役付きが良くなってきましたね
歌姫以外での活躍も増えて嬉しい限り
黒田総理とのまさかの関係も面白かったです

 

でもゆうなちゃんと言えば、
やはり一番は歌!
レビューでの歌姫ぶりは最高でした

 

ひっとん同様に、
この作品が退団公演となるみずのちゃん(水乃ゆりさん)も、
キャスターという役がピッタリ
美人でスタイルもよくて、
セリフの声も聞きやすいみずのちゃん
最後の花道としては印象に残る良い役だったと思います

 

小野田治役のひろくん(ひろ香祐さん)は、
こういう役を演じさせたら本当に上手いですよね
コミカルな役はお手の物
場を和ます役にひろくんはピッタリ!
演技力抜群なので、
悪役も誠実な役もこなせる星組のバイプレイヤー健在でした

 

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レビュー『Tiara Azul』は星組だからかジャガビーみが凄かった&衣装が…

最後にレビュー
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』です

 

竹田悠一郎先生の大劇場デビュー作になります

 

悪くなかったですけど、
すごく良かったかと言えばどうなんでしょう
私的な好みの問題としては、
「大好き」まではいかなかったです

 

テーマ曲は良かったので、
そこはめちゃくちゃ評価したいです

 

全体的に、
セットや衣装が迷作『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』のようでした(笑)
私はジャガビー大好きなので、
「ビッビッビッ!」と楽しみましたが、
それはジャガビーだから良かったんですよね…(^_^;)

 

別にあれを似たような感じで何度も観たいというのではないです

 

とにかく衣装が残念すぎました…
まだパンフレットを買ってないので、
衣装担当の先生が誰かわかりませんけど、
あれはちょっと…(^_^;)

 

特にトップスターのことちゃんがひどすぎました…(´・ω・`)
ことちゃんの退団ショーではなくて本当によかったです

 

竹田先生の愛情はこもっていたのは十分感じましたし、
お芝居よりはショーの方が断然向いていると思うので、
次回のショーに期待したいですね

 

決して悪いショーではないです
通えば大好きになるかもしれませんので、
東京の最後の方は「ティアラティアラ」と言っているかもしれません

 

以上がファーストインプレッションです

 

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