永久輝せあ&星空美咲で魅せた『悪魔城ドラキュラ』はゲームファンにも届く作品だった…聖乃あすかの2番手&輝月ゆうまの実質2番手役

花組



昨日(7月20日)は、
花組『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』の宝塚大劇場の千秋楽でした

 

先日も触れましたけど、
早いですよね…
この間花組の大劇場公演が始まったばかりというイメージでしたけど、
すでに1ヵ月以上も公演していたので、
月日が過ぎるのが早いということなのでしょう

 

ライブ配信を視聴しましたので、
ファーストインプレッションを語っておきます

 

ネタバレがありますので、
大丈夫な方のみお付き合いください

 

昨日は恒例のお花渡しの記事だけ更新して力尽きました

花組『悪魔城ドラキュラ』の退団者2名へのお花渡し…最後の94期として杏野このみが渡す

よろしければご閲覧ください

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

上手くまとまっていた『悪魔城ドラキュラ』…ゲームファンは満足したのでは?

まずは作品そのものですけど、
ゲームは全くわかりませんが、
『悪魔城ドラキュラ』はとてもよくまとまっていた作品だと思います

 

内容が非常に分かりやすいのは、
元がゲームだというのもあると思います
想像しやすいストーリーやキャラクターだったのが功を奏し、
すんなりと受け入れる内容に仕上がっていました

 

ただセリフが紹介のような言い回しになったり、
どこか説明文のような感じになっていたのは、
ゲームオマージュからなのでしょうけど、
若干の違和感は覚えました
でも、大した影響はなかったと思います

 

セットや小道具などもゲーム原作ありきのようで、
そこも忠実だった模様
これは原作ゲームファンにはたまらなかったのではないでしょうか

 

鈴木圭先生のゲームリスペクトが随所に感じられた作品だと思います

 

唯一の難点は、
みさきちゃん(星空美咲さん)がヒロインであるにも関わらず、
着たきり雀状態だったことでしょうか
女性なのに…(´・ω・`)

 

ゲームキャラなので衣装も決まっていたのでしょうけど、
宝塚歌劇の衣装は魅力の一つなだけにちょっぴり残念でした

 

それと白のニーハイはみさきちゃんにはあまり似合ってなかったかな
あの手の衣装が似合うのってひっとん(舞空瞳さん)くらいのような気がします
あとちゃぴ(愛希れいかさん)も似合いそうではありますね
みさきちゃんとちゃぴは顔は似てますけど、
体形やスタイルは全然違いますので…

 

衣装くらいの難点でしたので、十分良い作品だと思います
一回の観劇でしっかりと理解できる作品であるのもポイントが高いです
リピートしたいかどうかはまた別なのですが、
観劇の満足度は高かったです

 

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永久輝せあは翳りのある役が本当によく似合う

いろいろと重たい十字架を背負ったようなキャラクターのアルカードを演じたのはひとこちゃん(永久輝せあさん)
上手いですね
前回の『エンジェリックライ』よりは、
ひとこちゃんのカラーに合っていると思いました

 

見た目も先行画像では「あれ?」と思いましたけど、
ポスターで慣れてきていたので、
昨日の視聴でも違和感なし
意外とロングのカツラもよく似合っていると感じました

 

ひとこちゃんがトート閣下を演じたら、
きっとこのような雰囲気ですよね
前にも語りましたが…

 

この作品は音楽も良く、
ひとこちゃんも歌で引き寄せてました
すごく歌うまというわけではありませんが、
普通に歌上手な域ですので安心して聞けます
ソロ曲が非常によかったです

 

ラストの父と子の場面では、
ひとこちゃんの熱演が素晴らしかったですね
疑似『ファントム』状態ではありましたが、
ひとこアルカードへの感情移入で涙がホロリ…
ここの場面のひとこちゃんは特に素晴らしかったです

 

レビューもものすごくひとこちゃんに似合ってました
「オーソドックスな伝統的レビュー」というのが思いのほか合うということがわかったのも収穫
さすが花組という感じです

 

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歌に芝居に大活躍の星空美咲

続いてはヒロインのみさきちゃん(星空美咲さん)
ヴァンパイアハンターのマリア役でした

 

とにかく歌が上手
いつもの高音の美しさだけではなく、
低音な歌をもこなして、
まさに歌姫状態でした
本当に素晴らしい

 

声も綺麗でセリフが聞き取りやすいのも相変わらずの長所
演技も上手ですし、言うことなしでした

 

上記でも触れましたが、
衣装に関してはニーハイはあまり似合っていないというか、
妙に太ももが生々しかった印象…(^_^;)
それが魅力といえば魅力なのでしょうけど…
ゲームキャラですし…

 

衣装に関しては『愛, Love Revue!』がすごくよかったです
ドレスがとても似合っており、
本来のみさきちゃんの良さが引き出されていたと思います
ひとこみさきの場面もバッチリ!

 

みさきちゃんは歌って欲しいトップ娘役なので、
今後も歌をたくさん聞きたいです
今回のように楽曲に恵まれた演目だと楽しみが増えます

 

聖乃あすかはようやく実力に見合った役に巡り合ったように思う

今回の演目で正式に2番手となったあすかくん(聖乃あすかさん)
『悪魔城ドラキュラ』で演じたリヒター役は、
キーパーソンの1人でしたね

 

ものすごく印象に残る役を好演したと思います
しかも、あすかくんも熱演し、
いい意味で記憶に残りました
あすかくんに対してこのように感じるのは、
本当に久しぶりのような気がします

 

ここのところのあすかくんといえば、
正直あまりパッとしないというか印象の薄い役が多かったり、
インパクトのある役を演じても、
表現力との差が出て感情移入しづらかったりという感じでしたけど、
今回は大きな殻を破った感がありました

 

正義の味方からの嫌なヤツに転落し、
最後は自分を取り戻すというなかなか面倒くさい役を、
上手に演じてましたね
歌も安定してきたと思います

 

やはり同期の極美慎の花組組替えがよい効果になったのかもしれませんし、
2番手になったという自覚があすかくんを目覚めさせたのかもしれません

 

今回一番印象に残ったのはあすかくんなので、
あながち間違いではないでしょう

 

2番手羽根、とても似合ってました

 

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実質2番手役だった輝月ゆうま

まゆぽん(輝月ゆうまさん)は、
ひとこアルカードの父・ドラキュラ役を演じました
非常に上手かったです…

 

某『ファントム』を彷彿させるラストの場面は、
まゆぽんの演技力と表現力、
そして包容力があってこそ

 

ここの場面があるからこそ、
この作品が良作になったのだと思っています
それに相応しいまゆぽんの実力でした

 

ひとこちゃんがちゃんと息子に見える父を演じられるのは、
まゆぽんだからでしょう
歌も上手いですし、文句なしのドラキュラでした

 

実質2番手役だったと言っても過言ではないでしょう
そのぐらい重要かつ物語のキーパーソンでした

 

気になった役

他に気になった役をサクッと触れておきます

 

デス役のゆりちゃん(紫門ゆりやさん)と、
神官シャフト役のとわくん(峰果とわさん)が、
振り切った悪役でお見事でした
こういう演技巧者がいるからこそ、
お芝居は成り立ちます

 

マザー・フルーラ役のあおいさん(美風舞良さん)
歌声がめちゃくちゃ美しかったです

 

マクシミリアン・ロベスピエール役のびっくさん(羽立光来さん)
レビューでもソロがあり、
退団の贐としてはいい役であり、
良い場面をもらっていたと思います
本当に寂しくなります

 

サキュバス役のだいやくん(侑輝大弥さん)
めちゃくちゃインパクトがありました
振り切る演技が気持ちよかったです

 

マグヌス役のらいとくん(希波らいとさん)
歌も演技も成長が見れて頼もしいです
本来3番手なのでしょうけど、
しんくんが来るため番手がぼやかされていたのは気の毒でした

 

アネット・ラーネッド役のあわちゃん(美羽愛さん)
出番があまりない上、
目立った活躍はあまりなかったのは残念ですけど、
可愛さは際立ってました
あすかくんとよくお似合いです

 

半妖精役のゆめちゃん(彩葉ゆめさん)
ソロもらってましたね!Σ(゚∀゚*)
とてもよかったです
ひとこちゃんに鼻(ほっぺ?)ちょんされてましたし…
新人公演が楽しみです

 

以上駆け足ですが、
ファーストインプレッションでした

 

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