文春記者は語る「宝塚歌劇団上層部に生徒への愛が感じられない」…文春トークアーカイブ視聴

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先日、
ブロ友さんから、
文春トークイベントのアーカイブがあるらしいよ、
と言われ、週刊文春電子版をチェックしたら、
すぐにアーカイブを見つけました

 

視聴をしたのは、
川人博弁護士の記者会見の日の翌日です
まずは記者会見記事を読み、記事更新後の深夜に視聴しました

 

その後もう1回視聴しています

 

ということで、
非常に興味深かったので、その感想です

 

劇団は明日にでも記者会見するんですかね?
明日は劇団が休みなので、明後日になるのでしょうか?

 

いずれにせよ、
ご遺族のコメントと川人博弁護士が記者会見をし、
先手を打たれてしまっていると見られる状況ですから、
今作戦会議中という感じなのではないか、と勝手に推察しておりますが…

 

今度こそ、誠意を持った対応を見せてもらえると思いたいです
誠意を持った対応がされれば、劇団ではでしょうね
ヅカファンとしては恥ずかしい限りです…

 

96期いじめ事件の顛末もひどかったですし、
あれからずっと全然変わってないと思っていますので、
本当の誠意ある対応を望みます

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

 

文春記者から見る宝塚歌劇団

週刊文春の定期購読をされている方で、
まだトークのアーカイブを視聴されていない方は、
ぜひ本編をご視聴ください

 

今週刊文春のランキング上位に位置しているので、
見つけやすいと思います

 

有料情報ですので、
ここでは詳細は明記できませんが、
サクッと触れておきます

 

記事による補足的な意味合いがほとんどでしたが、
記事にはしなかった部分も多く触れられてました

 

記事には出ておらず、
興味深かったのは以下の点です
それと記事の補足の部分です

当初はお亡くなりになった生徒さんを休演者扱いにして、そのまま千秋楽で退団と隠蔽しようとしていた

・劇団は報道を異常に恐れていて、自分たちの外聞やイメージが大事。人が亡くなっているのに信じられない

・アイロン事件だけにフォーカスし過ぎると、自殺の背景の全部が見えてこない

・調査は宙組は弁護士の調査だったが、他の組では組長・プロデューサーが同席。基本、プロデューサーとのヒヤリング。これから役を掴む子たちにとっては話しづらい

・カウンセラーも11月からようやく配置。家族のように過ごしてきた亡くなった生徒がいるのに、遅れている

・宙組の東京公演はどうなるのかはわからない。チケットだけは売られていて、生徒たちにはどうするか、今日はもう2週間前なのにいまだに何も言われていない

・彩風咲奈は正義感が強い。宙組とのトップとの違いを感じる

小川元理事長の発言「あなたが殺したようなもの」は、自分たちのことは全く言及せず、報道だけ責める姿勢に驚いた。黙っていればいい、何も答えなければいいという考え方が基本的にある

矢面に立っているのが劇団ではなく、生徒さん側。全然庇おうとしていないというか、かなり場当たり的

・生徒が悪いというよりも、劇団が見て見ぬふりをしている

・小川さんに話を聞いた翌日に、阪急阪神HDの角会長のところに行った。何を聞いても「話しません。話しません」という感じ。貝になっている。

・向こうからすれば調査結果を聞くまでは話すことはないという言い分なのかもしれないが、阪急のトップとしての対応の仕方があるのではないか。

・黙っていればいい、何も答えなければいいという考え方が基本的にある

・106期生の自殺未遂はご両親の要望は通らず、今でも弁護士を立てて学校側とやり取りしている。学校側も弁護士を立ってて、議論は平行線のまま

・宝塚歌劇団への印象は一貫してる

・阪急が運営で事業の一部門。プロデューサー、総務部長はみんな阪急の人事異動でやってくる。これは他の創作集団とは違う点。電鉄のサラリーマンが異動でくる

・(阪急側)みんながみんな劇団に愛がないとは言わないが、クリエイティブな世界でやってきた人たちからすれば素人で、情熱も疑わしい人がすぐ異動してくる

・ジャニーズとはまた違った面で闇が深い。マネージメントの責任はジャニーズ側よりあると感じてる

・殺人事件を取材する精鋭が集まって取材してるが、ある意味事件取材なのに、人の命が失われたのにどこまで真剣なのか考えているのか疑問

・木場理事長は劇場の近くに住んでいる。宝塚好きな奥様が家の周りを5周くらいハイスピードで見回った後まいて、劇場に来て、理事長は走るように車に乗り込む

・記者会見をずいぶん遅れてしていたが、表立って記者会見したのは渡辺企画室長。直前まで誰がやる、やらないで揉めていて、木場理事長は前に出たくないと言っていた

本当に生徒を矢面に立たせて、マネージメント側が全然守らない

・他の芸能事務所でも聞いたことがない。普通はすごく大切にする。それが宝塚には全然感じられない

・「間違った本人が悪い」は宝塚を象徴している。そういう考え方から脱却することなくして、今の宝塚から根本的に変わるかと言えばならない

・暴力構造が指摘されているが、劇団は場当たり的な状況

・全部の事実確認は出来ていないが、他の組もある。宙組だけの特殊事情ではない

・仮に加害者だけを退団させても問題が解決されるわけではない

阪急が責任をどこまで負うのか注目

 

あくまでも抜粋と要約ですので、
ニュアンスの違いがあることはご理解ください

 

だいたいこんな感じのことをおっしゃっていた、という私が捉えたものになります

 

このトークは、
川人弁護士の記者会見の前日に行われてました
そのため、それを踏まえる前でのトークなのですが、
記者会見の部分とのリンクもすごくあるため、
非常に納得がいく感じになっています

 

 

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とにかく劇団側が生徒を守ろうとしていないことはよくわかった

お亡くなりになった生徒さんの背景については、
トークを視聴していただき、
その上で、川人弁護士の記者会見内容を再度見ていただければ、
それぞれの思いや考えがまとまるのではないかと思います

 

あとは劇団からのコメント次第でしょうね
木場理事長が記者会見すべきでしょう

 

しかし、
休演でごまかし、そのまま千秋楽で退団しようとしていたという当初の劇団側の目論見…
その日のうちに報道されてよかったですよ
人の命を軽視どころの話ではなく、恐ろしすぎる…

 

これも含めてでしょうけど、
上記の文春記者さんがとにかく驚いていたのが、
劇団上層部、阪急からの出向してくるオジサマたちに、
生徒さんへの愛情が全く感じられないという点でしょうか

 

我々ヅカファンとしても、
それは長年感じてきたことですけど、
その勘は外れていなかったということでしょうね

 

昔、劇団では、
阪急のオジサマは「お父ちゃん」と呼ばれて慕われていたというエピソードがありましたし、
そういう本も出版されてました
今はそういう「お父ちゃん」的存在の方はいなくなっちゃったんですかね?
コロナ禍だからこそ、「お父ちゃん」は大事だったのではないでしょうか…

 

小川元理事長の「あなたが殺したようなもの」発言にも、
心底ガッカリしました
これが上場企業の一流の電鉄の上層部の言うことか、と…

 

仮に心の中で思ったとしても、
それを口に出してしまうということは、
愚かな政治家が口が滑るのと全く変わりがありません

 

本当に情けないです

 

文春記者が指摘するように、
自分たちの無策、放置ぶりを棚にあげて、
人を責めるような言い方をする…
これが阪急電鉄の精神だと言っているようなものですから…

 
そりゃ宝塚歌劇団がよくなるわけないですよ

 

さらに、
角会長も上記のとおりで、
何のための阪急阪神HDの会長なのでしょうか
何のための高給取りなのでしょうか

 

腹が立つ気持ちがあったとしても、
脛に疵持ちなのは、間違いなく劇団側でしょうに…
自ら心証を悪くしていくのは愚の骨頂としか言えないです

 

ご遺族のコメントが出た以上、
この対応はまずかったとしか言いようがないですし、
ファンとしても全く庇えません
ただただ恥ずかしいです

 

 

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一体何のために宙組のチケットを販売してるのか&劇団の愛情のない無策ぶり

たぶんヅカファンも感じていたと思いますけど、
宝塚歌劇団は、
劇団上層部にとっては自分の出世のための1つの通過点に過ぎないのでしょうね

 

文春記者さんが、
「本当に生徒を矢面に立たせて、マネージメント側が全然守らない」
「他の芸能事務所でも聞いたことがない。普通はすごく大切にする。それが宝塚には全然感じられない」
ということを、
何度か口にされてましたから、相当愛情が感じられないのでしょう

 

文春といえば、
いろんな芸能人にも突撃していますから、
そのいろんな取材の中でも、
宝塚歌劇団は異常だと指摘されているのだと感じます

 

私も過去に何度も「劇団は生徒を守らない」を指摘してますし、
「いつも矢面に立たせている」と指摘してきました

 

劇団上層部は絶対に表に出て来ないですもんね

 

挙句の果てには、
10月7日に劇団側が記者会見を行いましたが、
「木場理事長は前に出たくないと言っていた」とは…

 

だから、渡辺企画室長が仕方なく映像に登場し、大炎上になってしまったのですね
あれは庇いようがなく、どうしようもなかったですけど、
木場理事長が映像付きの会見しても一緒だったでしょう
想像でしかありませんが、心のない会見だったでしょうから

 

そして、
東京公演が控えている宙組ですけど、
ご遺族のコメントが出る前で、
このトークの前日である11月8日まで、
宙組のお稽古の再開はなかったとのこと

 

調査結果が出るまでということが背景にあるにせよ、
何のためにチケット販売していたのでしょうか

 

以前にも語りましたが、
宙組は自粛した方がいいという考えがあったものの、
劇団が上演するという強行があるのであれば、
私が止めることはできません
当たり前ですが…

 

本来は解体ですけど、
5組で回すように組み込まれている以上、
それは無理でしょうから、譲歩して自粛です

 

ですが、また直前の中止にすると、
ファンが振り回されることになります
「決めたのであれば、上演したら?」という気持ちがありました
ほぼ投げやりと呆れですけど…

 

結局、
記者さんがご指摘されるように、
常に場当たり的な対応なんですよね

 

生徒さん各自、体は整えてるにせよ、
脚本に変更があるのですから、
全体稽古は必要でしょう
お亡くなりになった生徒さんが役付きでしたから、
役割も変わっているでしょうし…

 

ご遺族のコメントが出て、
「何より、宙組に配属された事がこの結果を招いた」とお気持ちを表明されたわけですから、
上演どころではないでしょう

 

何よりも、
まずは劇団が調査結果をどのように報じるのか、
今後、どのような対応をしていこうと考えているのか、
とても重要だと思っています

 

もっと生徒さんたちに愛情を持って欲しいです

 

ご自分の出世や地位、立場だけを重んじないようにと願います
人の命が失われているということを重く受け止めていただきたいです

 

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