本日(10月27日)は、
ひゅーがくん(風色日向さん)主演のバウ、
『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』のライブ配信の日であり、
千秋楽でした
選挙もあるし、
天皇賞もあるという大忙しの日でしたけど、
ひゅーがバウを最優先いたしました
天皇賞は休憩中に結果だけ見ました(笑)
ということで、
今回は『MY BLUE HEAVEN』の感想です
ネタバレしまくりですので、
ご注意ください
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
『MY BLUE HEAVEN』は駄作ではないが良作でもなし
まずは『MY BLUE HEAVEN』について触れておきます
冒頭でひばりちゃん(山吹ひばりさん)かと思いきや、
牧山アン役のはんなちゃん(美星帆那さん)が登場
語り部兼なのかと思いきや、
そんなことはなかったです…(^_^;)
でも大事なキーパーソン
そこから少年少女時代のジョーイ・ヤヨイ・ライアントリオが登場
ここで思ったのが、
齋藤先生は武蔵が好きだなという点です(^_^;)
月組の『夢現無双』が過りました…
いろいろ悪夢だったような…(´・ω・`)
それはさておき『MY BLUE HEAVEN』は、
勧善懲悪的に悪い者がやっつけられて、
最後は大団円というのはすごく良かったと思います
宙組で暗いエンディングものはまだまだご法度でしょうし…
最初はひゅーがくんに死亡フラグが立っていたので、
嫌だなと感じてましたけど、
そんなことはなくハッピーエンドだったのは本当によかったです
主人公のジョーイと、
ヒロインのヤヨイのキャラクター設定も悪くなかったですし、
2人の友人でありアメリカ人のライアンも悪くなかったと思います
ライアンはかませ犬でしたけど…(^_^;)
三角関係の場合はしかたなし
下級生も大活躍でしたし、
戦後をたくましく生き抜いていく姿もよかったです
このあたりは齋藤先生らしさを感じました
ただなんでしょうね
勧善懲悪なだけにストーリーが見えてしまうという点と、
いい場面があったにもかかわらず、
あまり感動しなかったんですよね…
何かが足りないんですよね
何かが…
わかりやすいストーリーは悪くなかったです
ストーリー展開で驚くようなこともありました
ラブストーリーの部分もちゃんと描かれてます
泣けると思ったら泣ける作品じゃないから拍子抜けしちゃったのでしょうか?
それでも面白ければ評価は高いのですが、
私的には足りないピースがあった模様
一番よかったと思った点は、
ひゅーがジョーイが救われる理由です
この展開があったのかとホッとしました
ドラマだからという展開でもあるのですが、
こういうこともあるでしょうとも思うわけです
『フリューゲル』がよかったので、
ああいう感じによくまとまっているのかと期待しただけに、
ちょっとだけ拍子抜け感がありました
齋藤先生のお好きなヒーロー感が前面に出ると、
あまりよくないという事例がまた一つでしょうか…
『MY HERO』がそれでしたよね
私は大好きで大泣きしましたが、
人によって好き嫌いが分かれる作品ではありました
ひゅーがくん筆頭に、
宙組の下級生が大活躍でめちゃくちゃ輝いていたことはよかったと思います
ここも齋藤先生の良い部分ですね
それとフィナーレがあったのもよかったです
風色日向の魅力全開…爽やかな陽のオーラが眩しい詐欺師を好演
ではキャスト別です
まずは主人公ジョーイを演じたひゅーがくんから…
とにかく真ん中がよく似合ってました
爽やかで好青年にしか見えないひゅーがくん
だからこそ、サイコロのイカサマが得意な詐欺師という意外性がよかったです
ギャップですよね
そうかと思えば、
真の悪党ではないので、
少年ジョーイの良心に導かれて、
本当に悪いことをするのには非常に抵抗があるという苦悩の部分も、
とても上手に演じていたと思います
あれだけ爽やかで明るいジョーイが、
田島房江を騙す時に見せる翳りのある表情が素晴らしかった
今回はヒーロー的な主人公の役でしたけど、
一度はダークな黒ひゅーがな役も見てみたいと思わせてくれました
歌は特別上手いとまでは言いませんけど、
ヅカ歌唱的には十分歌えているので問題ないと思います
もう少し向上してくれてらなお良しですが…
身長があってスタイルもよく、
爽やかなルックスで今後の宙組を引っ張っていって欲しいですね
それが可能かどうかはまだまだ不透明ではありますけど、
非常に真ん中が似合う路線スターだとは思いました
あの天真爛漫な明るさは、
ひゅーがくんの大きな武器だとあらためて感じました
山吹ひばりの「これぞヒロイン」感がすごかった
続いてはヒロイン・ヤヨイのひばりちゃんです
とにかく華やかさが凄かった…
まさにTheヒロインという感じなんですよね
立っているだけでヒロインとわかる逸材なので、
端にいても輝きが違うというか…
今すぐにでもトップ娘役にした方がいい娘役だと、
今回あらためて認識しました
ただ空きがないですよね…(ため息)
芝居も悪くないですし、
美貌系の娘役にしたら歌もまあまあ歌えるので、
このまま埋もれてしまったら本当にもったいないと感じました
歌は高音部分では不安定なのは気になりますけど…
今回は生き抜くために仲間のスリの手伝いをしますが、
その時に男性に言い寄る場面の色気が素晴らしかったです
その一方で、
普段のヤヨイは美人で思いやりのあるみんなのお姉さんでした
このあたりの演じ分けが上手でしたね
個性的な美貌ではなく、
正統派の美貌なので、
わりと誰とでも似合うのも良い感じがしました
今回で言えば、
ひゅーがくんでもあのんくん(亜音有星さん)でも、
どちらでも似合ってました
前回の『大逆転裁判』のヒロインでも、
もえこくん(瑠風輝さん)と似合ってましたし…
チャンスに恵まれるといいなと思った次第…
亜音有星は出番は少な目だが印象的な2番手役
今回のあのんくん(亜音有星さん)は、
主人公・ヒロインと少年時代から仲良しトリオだったライアン役でした
アメリカ人という設定で、
第二次世界大戦で敵国同士になり、
日本が敗戦後はGHQの通訳として横浜に戻ってきます
ライアンはずっとヤヨイが好きで、
ネックレスをヤヨイに託しながら愛を告白…
見ている方も報われぬ恋であることがわかっているだけに、
より切なさが増しました…
たまーに報われることもありますが、
ライアンはその例にはならず…
ひゅーがくんとのワンツーの並びもよかったです
フィナーレでは2番手らしくセンターも務めましたが、
その姿も頼もしかったです
真名瀬みらが素晴らしい悪役ぶりだった&大路りせは見せ場でアピール
今回トリデンテ以外で大活躍だったのが、
どってぃ(真名瀬みらさん)
この作品での一番の悪役の上杉健吉役です
本当に「ゲス」とか「クズ」という汚い言葉がこれ以上似合う役はないでしょう
それを見事なまでの嫌なクズ男の役を演じ切ってました
心底嫌な奴として演じられるというのは、
表現力と演技力あってこそ!
101期も研10になりますが、
まさに男役10年ということで脂がのってきている時期になっているのでしょう
存在感も抜群でした
どってぃの演技がなければ、
この作品は成立しません
人の弱みに付け込むクズで、
最後の最後までゲスッぷりを発揮したまま、
人間の良心の欠片もないまま見事に散っていきました
素晴らしかったです
路線スターのりせくん(大路りせさん)は、
探偵コンビの1人として楽しませてくれてました
活躍こそどってぃの影に隠れつつありましたが、
歌の場面があり、
フィナーレでも活躍されてましたので、
大事な場面では印象づけていたと思います
愛未サラの退団&小春乃さよの名演
名演といえば、
おさよちゃん(小春乃さよさん)が演じた田島房江です
本当に素晴らしかった
かなり年上のおば様の役を品よく見事に演じていました
研13という学年の落ち着きが演技に投影されていたように思います
日本舞踊の先生という部分も納得ができるような身のこなしと、
着物の着こなしでした
こういう芝居巧者な上級生の存在はとても大事ですよね
つくづく思いました
最後は、
この公演で退団となったサラちゃん(愛未サラさん)
娘のいる母親・牧山杏子役でした
キーパーソンの一人として
見どころもしっかりありました
決してハッピーエンドではありませんでしたけど、
最後の花道としては印象の残る良い役だったと思います
実力のある娘役さんだったので、
まだまだ活躍して欲しかったです
105期の研6という学年ですもんね
もったいない気はしますけど、
105期はすでに2人の路線娘役を出してますし、
もし路線を目指していたとなれば、
第二の人生を考えても不思議ではありません
事件のありましたし、
いろいろ考えてのことでしょうね
カーテンコールでのひゅーがくんからの言葉が優しくて、
サラちゃん泣いちゃってましたよね
こちらももらい泣きしちゃいました
明日からOGになりますけど、
第二の人生が輝きますように…
参加しています!
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