本日、公式HPにて、
真風涼帆主演の宙組『MAKAZE IZM』と、
鷹翔千空主演の『夢現(ゆめうつつ)の先に』のポスター画像が更新されてましたね
真冬なのに常夏な感じ&爽やかなゆりかたん(真風涼帆さん)と、
無機質な感じのこってぃ(鷹翔千空さん)
共に、
それぞれの公演の世界観がよく出ているように感じました
しかし、
こってぃの役、
本当に「僕」なんだ!と驚愕w( д ) ゚ ゚ ウソーーーン
冗談で「僕」とか、
「僕の彼女」っていじってましたけど、
本当にそうなんだと驚きましたw
どんな作品になるのか、ドキドキしていますw
さて本日ですけど、
私は全然知らなかったのですが、
ウエクミ先生がネットをざわつかせていた、
というのを、
ブロ友さんが記事にされていて、
そんなことがあったのか、ということで、
早速朝日新聞のネット版を読みました
とても興味深かったので、
メモをしておきます
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
上田久美子のスタンスはそうだろうなという感じだった
ウエクミ先生のインタビュー記事は、
とても面白かったです
退団したからこそ言える本音だからでしょう
私が注目したのは以下の言葉です
・金銭的な貢献がスターの人気のバロメーターになり、自分が育てたんだと存在価値を見いだす
・芸を見せていたはずの場所が人間関係を消費する場になっているように私には見えます。
・分析癖があるんですね。なんで政治は、社会はこうなっているんだろうと理由を考える癖があります。
・推し活ブームもみんな似たようなものじゃないでしょうか。人は寂しくて、他者を求め、同じ時間を共有する集団に属したい。
朝日新聞デジタル「「推し」でなく中身で問う演劇 宝塚を離れた演出家が向かう先」より引用
さすがウエクミ先生!
ズバッとおっしゃいますねw(^_^;)
特に、1番上の言葉は、
まさに宝塚歌劇のファンの姿でしょう
全員がそうだとは言いませんけど、
やはり熱心に応援しているジェンヌさんが存在している、
というのが多くのファンでしょうから…
めちゃくちゃお金を払うことはせずとも、
大好きなジェンヌさんを一目見たい、
出演する作品は見たい、という思いも一緒でしょうし…
ウエクミ先生もおっしゃってましたけど、
別にヅカに限らず、
日本はそういう推し活の傾向にあると指摘されてました
商業ビジネスなので、
そういう部分は仕方がないことだと思ってます
1番下の「人は寂しくて、他者を求め、同じ時間を共有する集団に属したい」にも当てはまるのですが、
何かに夢中になれるということは、
私的には決して悪いことではないと思っています
そして、最後の言葉です
宝塚ではロマンチックなエピソードがあるものを前提にしていましたから、違う題材の探し方をしないといけない。縛りがないと、自由さゆえの怖さがありますね。多くの人がおもしろく見られて、『推し』が出ていなくて、価格も中ぐらいで。そして、この世界に思いをはせられる。稚拙な理想と言われるだろうし、今、自分が言ったものがどんなものかまだわからない。でも、そんな舞台をやりたい
朝日新聞デジタル「「推し」でなく中身で問う演劇 宝塚を離れた演出家が向かう先」より引用
ウエクミ先生、
ヅカのスターシステムに疲れてしまったんでしょうかね…(^_^;)
でも、いい勉強になったので、
次へ行こうというだけなのかもしれません
上田久美子作品はスターありきではなく作品ありきだった
以前にも何度か語ってますけど、
本来ウエクミ先生の作品は、
ヅカっぽくない作品を送りだしてくださいました
とても言葉が美しく、
文学の香りの高い作品の数々…
その一方で、
誰が演じても遜色のない作品になっている、
とも語りました
これはウエクミ先生の作品に触れるたびに、
何度も語ってます
だからこそ、再演を望むわけですよ
最低限の初演のスターに宛書はされているでしょうし、
組子への宛書もあるでしょうけど、
ウエクミ先生の場合は、まず書きたいもの、
表現したいものが先に出るタイプで、
そこに、役者を落とし込んでいるように感じてました
あくまでも、
私的に勝手に思っていることなので、
ウエクミ先生からしたら、
「そんなことありません!宛書ありきです」と怒られるかもしれませんが、
少なくても、私はそう感じておりました
だからこそ、
『月雲の皇子』
『翼ある人びと』
『星逢一夜』
『桜嵐記』あたりは、
どのスターさんが演じても、
味わい深い作品になるでしょう
特に、演技力のあるトップスターさんであれば、
より素晴らしいものになる可能性も秘めていますし、
新たな発見を見せてくれる可能性もあるわけです
上田久美子先生の演出は難しくとも、
他の先生の手によってでも、
10年後、あるいは20年後でもいいので、
ぜひ再演して欲しいです
スターありきだと感じた作品は3作品
一方で、
作品ありきのウエクミ先生において、
スターありきだったのだろうな、と感じたのは、
みりおくん(明日海りおさん)主演の『金色の砂漠』と、
まぁくん(朝夏まなとさん)主演の『神々の土地』
若干、
『神々の土地』は作品ありきな気がしないでもないですが、
うららちゃん(伶美うららさん)への宛書が凄まじかったので、
この作品はスターありきだったように感じています
しかも、歌わせないという特別配慮付きでした
みりおくんの『金色の砂漠』は、
おそらく唯一のトップスターを意識して描かれた作品で、
しかも破綻もなく、
素晴らしい感動を呼ぶことに成功した作品だと思っています
よく考えたら奴隷ですもんね…(^_^;)
それをあのように昇華できるわけですから、
さすがウエクミ先生!
そして、もう1本が『fff』
だいきほの退団公演だったわけですけど、
この作品も、
だいもんさん(望海風斗さん)への宛書だったと思っています
ですが、
ウエクミ先生は脚本を書いていくうちに、
ナポレオンの存在が面白くなったんだと思うんですよね
それで、蛇足に繋がったと今になったら思います
あの部分は無駄に長くて、
ウエクミ先生の作品で、
初めて眠気が襲ってきた場面でした
やたらと、
ベートーヴェンはナポレオンと、
魂の会話をしていたわけですけど、
2番手の咲ちゃん(彩風咲奈さん)を目立だせるための、
苦肉の策なのだとばっかり思ってましたけど、
ウエクミ先生がすごく書きたかった部分なのだと、
今回のインタビューを読んで理解しました
ウエクミ信者でも賛否の分かれた宙組『FLYING SAPA』
そして、
ウエクミ先生の最大の問題作は、
ゆりかさん(真風涼帆さん)主演の
『FLYING SAPA -フライング サパ-』でしょう
私はこの作品が大好きで、
ウエクミ先生はこういう作品を手がけてみたかったのだな、
と強く感じました
役柄もタカラジェンヌが演じるような役ではありませんでした
特に、
あやちゃん(夢白あやさん)の役はキョーレツでしたよね
でも、
こういう役も演じることが出来たというのは、
かわいい、綺麗なだけなトップ娘役ではなくなるので、
非常に良い経験をされたと思っています
こういう役を路線の娘役に宛がったウエクミ先生はお見事でした
この作品、
本当に大好きなんですけど、
難点は歌が一切ないところ
鼻歌の場面は、
歌唱力のあるキキちゃんあたりにさせてあげてほしかった、
と当時感想を抱きましたけど、
ウエクミ先生としては、
ミュージカルではなく演劇なので、これで正解なんですよね
当時も、そんな風に自分に落とし込んで納得しましたっけ
思い切りのいい上田久美子
ウエクミ先生は、
退団後のすぐのインタビューでも、
特定の生徒に一切思い入れはない、と言い切ってましたよね
ヅカファンは、
自身のスターのために描いてくれたと信じているだけに、
あの言葉もなかなかキョーレツでした
ウエクミ先生の作品に出演したスターさんのファンは、
ショックだったのではないでしょうか
めっちゃ突き放されてましたから…
でも、その点も、
私的には、そうだよね、としか思わなかったんですよね
ウエクミ先生は、作品ありきの先生でしたから…
そして、
その作品は多くのヅカファンに感動を与えました
だからこそ、
退団に多くのファンがショックを受けたのです
それは紛れもない事実
退団にショックを受けるということは、
それだけ多くのファンがいたという証ですから…
なので、
もう少し柔らかい表現をされていたら、
ショックもそこまでではないのでしょうけど、
そこをスパッと線引きしたくなるくらい、
いろいろお疲れな部分もあったでしょうし、
未練が全くないということでしょう
分析どおりに、
我々ファンはウエクミ先生の作品に涙したり、
感動したりしたわけです
その頭の良さでもって、
今後はリセットしての再出発ですからね
ぜひ頑張って欲しいです
私的には、
ウエクミ信者を自称するだけあって、
今回のインタビューを読んだら、
そうでしょうね、としか思わなかったです
今後どんな演劇を見せてくれるのかわかりませんが、
私的には楽しみにしたいですね
退団後の『バイオーム』も面白かったですから
そういえば、
この間までやたらとGoogle広告に、
ウエクミ先生のオペラの宣伝が出てきてましたよね
絶賛発売中ってことなのかな?
その広告のおかげで気づくことができました!感謝w
安い席が取れたので観に行きます!
以前の原田諒先生のオペラはしくじったので(笑)、
今回は気合を入れましたw
参加しています!
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