さきほど、我が愛しの阪神タイガースが優勝しました!
このあと阪神一色に包まれると思います(^_^;)
明日会社なのに…
ずっとファンクラブに入っているので「リーグ優勝記念メダル」が楽しみです!
さて本題…
本日は月組本公演『GUYS AND DOLLS』の宝塚大劇場の千秋楽の日でした
さきほどもお知らせでつぶやきましたけど、
早いですよね…
9月に入ったら1日が早く過ぎていく感じがします
ちいかわのナガノ先生曰く
「カルディでハロウィーンのわたがしがでたら今年ももう『おわり』だよッ」とのことですが、
まさにそうですね…
本当に早い…(◎-◎;)
ということでファーストインプレッションな感想です
ネタバレ全開ですので、大丈夫な方のみどうぞ
さちかちゃんやみちるちゃん、かっつーのお花渡しの記事は更新済みです
⇒月組『GUYS AND DOLLS』の退団者3名へのお花渡し…白雪さち花には透真かずき&彩みちるには風間柚乃でネイサンからアデレイド
こちらもぜひご閲覧ください
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
鳳月杏&天紫珠李の良さを引き出していた『GUYS AND DOLLS』の新演出
まずは作品そのもののお話です
今回の『GUYS AND DOLLS』はタイトルを英語表記にしたとおり、
今までの『ガイズ&ドールズ』の演出とは異なり、
前回の酒井澄夫先生、前々回の三木章雄先生とは変わって、
稲葉太地先生が担当されました
同時に訳詞も稲葉先生に変わりました
全体的にというか、
私的には圧倒的に今回の演出の方がよかったと思います
前回の星組『ガイズ&ドールズ』はものすごく通いましたし、
DVDも今でも定期的に見るくらい好きですけど、
演出は今回の方が断然よかったです
ストーリーの繋がりや役の関係性がより明らかになってわかりやすくなっている点と、
組子をうまく起用している点がよかったです
何よりもスカイとサラの切ない恋模様がグッときました
まりんさん(悠真倫さん)のアーヴァイドの歌もよかったです
まずあましちゃん(天紫珠李さん)が演じるサラが、
なんとも不幸顔で半分以上が過ぎるのですが、
これが非常に大事
神を信じている救世軍なのに全然幸せそうに見えないという…
スカイと出会ってから恋をしたサラでも、
まだまだ不幸顔が続きます
でも、最後に結ばれた時の晴れやかな眩しさ
まさに幸運の女神のような輝きに変わりました
このあたりがあましちゃんが持つ陽と陰の両方を上手に表現されていたのだと思います
いい娘役さんになってますよね
あましちゃんが演じるサラの気持ちが切なくて涙がホロリ…
前回までのガイズではみっちゃんの「はじめての恋」以外では涙は出なかったのですが、
今回はそういう箇所が何箇所かありました
そして、我らのスカイ!
ちなつくんのためにガイズを引っ張ってきた感をものすごく感じます
そのぐらい似合ってました
ギャンブルに強く、心理戦にも強いスカイですが、
サラと知り合い本当の恋を知ったスカイは、
人間らしい弱さというか不器用さを出していました
ここも切ない…
スカイの背中に哀愁が漂っていて、これまた涙…
上記でも触れましたけど、
まりんさんのサラへの歌も涙…
ロミジュリの乳母のような愛情がこもった歌でした
こういう細かな点の積み重ねで、
感動が蓄積されていき、
グッと心に刺さる演目に大変貌を遂げてました
稲葉先生、頑張った!
「はじめての恋」の歌詞が変更に…岩谷時子先生の偉大さを感じた
稲葉先生は訳詞もされており、
ほぼほぼ今回の訳詞はよかったと思っています
テーマの「運命よ、今夜は女神らしく」(LUCK BE A LADY)の歌詞も、
今回の方が洗練されたように思います
「古いカオの老舗」(Oldest Established Permanent Floating Crap Game)の歌詞は、
断然今回の方がいいです
「信頼と実績のネイサン・デトロイト」は大笑いw
嘘とわかる笑いが心地よかったです
ただ1曲だけは残念でした
それは私がとても楽しみにしていた「はじめての恋」です
これ、タイトルも変わってますよね、たぶん…
この歌詞を最初から聞いていたら全然いいのですが、
「はじめての恋」の歌詞が素晴らし過ぎた…
無駄な言葉を入れずにシンプルかつ頭に入ってきやすい心地よい歌詞だったからです
それもそのはず
岩谷時子先生の訳詞なんですよね…
「はじめての恋」以外も全曲、岩谷時子先生でしたけど、
今回のは違和感があまりなくすんなりと聞けました
ただ、「はじめての恋」だけは岩谷先生の方に軍配
だから「はじめての恋」が聞けなかったんですね…
メロディが素晴らしいので、
そのうち慣れるとは思いますけど、
ちなつくんの「はーじーめての恋をー」を聞きたかったというのが正直な感想です
この1曲だけは前回までのガイズがよかったです
それ以外は満点というか、
圧倒的に今回の演出がよかったです
鳳月杏のためのスカイ
主人公を演じたちなつくんですけど、
本当にカッコよかったです
文句なしの鳳月杏の代表作でしょう
スーツ姿のカッコよさはもちろんですけど、
大人の色気と背中で語る哀愁、
サラへの苦しい想い…
本当に上手に演じておられました
歌も上手ですし、
食わせもので頭の切れるスカイという人物が舞台に立っていて、
その姿に引き込まれました
しかも演出がより一層よくなっていたので、
スカイの良さも際立っていたと思います
ちょっとだけスカイの出番が減った気がしたのだけは残念でしたが、
それ以上に存在感が抜群でしたので、
バランスは取れていたと思います
こういう鳳月杏が見たかったという全てが詰まっていたと感じました
天紫珠李にはサラがとても似合っていた
今回の演出的には、
あましちゃんのサラは大正解でしょう
上記にも記してますけど、
最初からなぜか幸せそうに見えない美しい女性のサラ
その表現がお見事でした
不満そうではなく悲しげで不幸そうなんですよね…
なかなか救世軍に人が入ってこないという現実からなのでしょうけど、
悩みの尽きなさが表情に表れていたと思います
このあたりはさすが芝居の月組といった感じでしょうか
ちなつあましのコンビにピッタリで、
二人が幸せになるハッピーエンドは最高でした
スカイによって、
あましちゃんが幸福な美女になってましたね
歌も頑張っていたと思います
風間柚乃…本当に上手すぎる
続いては2番手のゆのくん(風間柚乃さん)
ネイサンを演じてましたけど、
スカイと仲間であるわけですが、
全く違和感なし(笑)
さすがゆのくん!
コミカルさも含めて芝居の上手さは申し分ないですし、
歌も上手
安定した実力を発揮してました
今回スカイとネイサンが銀橋を渡る場面が、
月組ワンツーを見れて微笑ましかったです
きっとちなつくんの退団公演でも見れる光景なのでしょうけど、
このワンツーの貫禄がそんなに変わらないという驚き
本当にゆのくんは頼もしいと思います
礼華はるの目立った活躍
3番手のぱるくん(礼華はるさん)は、
ナイスリー・ナイスリー・ジョンソン役でした
この役は3番手が演じる役ではなかったですけど、
稲葉先生の新演出により、
目立つ場面も多く、歌の場面もありました
確かスカイが歌うところをナイスリーに変わってましたよね
配慮されているといえばそうなのでしょうけど、
ぱるくん自身は上手に演じていたと思います
高身長ですしスーツ姿はバッチリ
コミカルな演技もよかったです
あとはもう少し歌を頑張って欲しいですね
みんなで歌う場面の中心になっても、
ぱるくんがかき消されていたのは残念でした
東京ではグレードアップしてくれることを期待したいです
彩海せらのアデレイドはやっぱり霧矢大夢系だった
続いては、注目のアデレイド役を演じたあみちゃん(彩海せらさん)
前回が伝説となったキュートなことアデレイドちゃんだっただけに、
余計に注目されていたと思います
私的な予想では、
あみちゃんは学年的にもかなりの年上設定で演じてくると思ってましたが、
まさにその通りでしたね
14年待たされたオールドミス(死語)感がすごく出てましたし、
焦りをコミカルに演じていたので、
おばさん感も絶妙に出していたのが素晴らしい
以前の月組できりやん(霧矢大夢さん)が演じたアデレイドが、
まさにこのタイプでした
年齢設定は32歳くらいでしょうけど、
昔の1950年の女性であれば、
32歳は今でいう40歳超えで10歳以上の年齢差を感じる時代だったと思いますので、
今でいう「オバサン」感が出て当たり前ですし、
それが正解
あみちゃんはまさに面白おばさんなアデレイドを演じてました
普通に立っている時は美人さんなので、
そのギャップが楽しいアデレイドになってました
さちかちゃん(白雪さち花さん)との同僚感も違和感なしでした
もちろん歌は上手です
さすがあみちゃん!
フィナーレの階段降りは、
ウエディングドレスではなかったですね
ちょっと残念…
みちるちゃんもそうでしょうから、
ラストはみちるちゃんのウエディングドレス姿で締めくくって欲しかったと思いました
ということで、
みちるアデレイドは「アデレイドちゃん」っぽいと聞いたので、
そちらも楽しみです
他のキャスト
ここからは気になったキャストです
アーヴァイド・アバナシー役のまりんさん(悠真倫さん)
愛情深い演技をされると本当に上手で、
舞台に引き込まれます
上記でも記しましたがサラへの愛情こもった父のような心情の歌が心に沁みました
ミミ役のさちかちゃん(白雪さち花さん)
さすがでございます(笑)
コミカルさを全面に出したミミを全力で表現してましたが、
それがミミの個性になっていて素晴らしかったです
ところどころでさちかちゃんを見ると楽しかったです
これで最後かと思うと悲しい…
ビッグ・ジュール役のうーくん(英かおとさん)
ピンクのスーツのシカゴのボス的なギャンブラーを、
怖そうでいてユニークなキャラとして上手に演じてました
上手いですね
今回で退団するみちるちゃん
アデレイド役はお預けですけど、
今回はホット・ボックス・ドールズ役やその他でちらちらお見かけしました
あとフィナーレではちなつくんと一瞬組んで踊っている姿が素敵でした
やはり路線娘役だけあって華やかで目を引きます
アデレイド役を楽しみにしております
以上が、ファーストインプレッションです
参加しています!
【関連記事】
⇒やはり彩みちるが『GUYS AND DOLLS』で退団…副組長の白雪さち花と103期の爽悠季も退団
⇒月組『GUYS AND DOLLS』の退団者3名へのお花渡し…白雪さち花には透真かずき&彩みちるには風間柚乃でネイサンからアデレイド
コメント