月組『Rain on Neptune』は谷貴矢版BADDYなのかと思ったらがっつりお芝居だった…れい海が麗しかった

月組



本日も、
れいこさん(月城かなとさん)主演の『Rain on Neptune』を、
観劇してきました

 

夢見心地ではありますが、
舞浜は遠いな(笑)
2日間通うのはやはりしんどい…(^_^;)
昨日は、雨でしたし…
今日も帰りはめっちゃ雨でした…

 

Neptuneの雨だったら、
ダイヤモンドの雨なのに、なんて思ったり…

 

ということで、
サクッと感想を語っておこうと思います

 

あ、そういえば、
昨日の記事で雪組『蒼穹の昴』について触れましたけど、
専科生の人数を数えまちがえてました…疲れてたのかな…(^_^;)
ブロ友さんの記事読んで、ビックリ(笑)
6名が正解です

 

あとで直しておかないと…

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

観劇前は谷貴矢版BADDYなのかと思った月組『Rain on Neptune』

まずは作品についての印象です

 

当初、
『Rain on Neptune』は芝居仕立てのショーなのかと思ってました
イメージとしては、
上田久美子先生のショー『BADDY』みたいな感じでしょうか

 

そうしたら、
お芝居がメインらしいという声をSNSで見かけて、
そうなんだ、くらいに思っての観劇

 

いや~がっつりお芝居でしたね(笑)

 

いいと思います
今の月組は「芝居の月組」ですし、
ショーが得意なチームでもなかったので、
お芝居を持ってきたことは正解だと思います

 

ただ、その割には結構ざっくりというか、
サクサクというか…
展開の先が丸わかりなストーリーだったのは、
ちょっとなぁ…という感じはしました

 

谷貴矢節というか、
谷貴矢臭というか、
そのあたりはものすごくカラーが出ており、
オリジナル作品のクリエイターとしてはお見事だったと思います

 

貴矢先生は、
最後の展開が読める作品を作りますけど、
途中はしっかりと見せ場と承→転の部分も見せることができる先生なのですが、
今回は、冒頭を見てからの展開は、
きっとこうなんだろうな、というのが全くズレることなく、
想像通りに運ばれてましたよね

 

そこがちょっともったいない気はしました
展開が読めるので、
ワクワク感がないんですよね
私は十分楽しめましたけど、
拍子抜けされてしまったファンの方も中にはおられるでしょう
特に「ショー」と期待していた場合は…

 

でも、
運命の人であるれい海の「愛」の部分は、
とてもロマンティックでしたし、
宝塚歌劇の売りである良さを上手に引き出してましたので、
トータル的には全然OKです

 

そして、
ショーの部分はいわゆるフィナーレ的な感じでしたね
少し長めのフィナーレという感じかな

 

このメンバーであれば、
それで十分かなとは思います

 

もう少し歌って欲しかった、という層には、
物足りなさはあったとは思いますけど、
フィナーレだと思えば、
かなり見ごたえはあったと思いますし…

 

選曲が良かったので、
もうちょっと歌の部分は見たかったという気持ちはわかります
特に、ミュージカルナンバーとかもっと見たかったです…
れい海のミーマイは良かったですよね!

 

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月城かなとはやっぱり上手い…美形の演技派は無敵説立証

今回のれいこさん(月城かなとさん)は、
トレジャーハンターという役でした

 

宝石、ダイヤモンドの雨が降る海王星に興味が出る、
ということでの役設定のような気がしましたけど、
海王星に興味が湧くところや、
過去の憧れ人への想いや、
ネプチューンに惹かれていく様や、
ヒーロー的な部分、全てにおいて上手かった…

 

れいこさんを拝むという意味では、大成功の作品だったと思います

 

とにかくあの美貌で芝居上手なので、
説得力が増すんですよね…(笑)

 

カッコいいというよりも、「美しい人」という感じ

 

男ではあるんですけど、
どこか中性的な感じも漂わせており、
その半面、強い意志の男らしさもあり…

 

こういう部分が非常に上手いのがれいこさんでしょう

 

お芝居の声も、
セリフ回しも抜群ですし、
歌唱力も安定しております
歌うまとは言いませんけど、
ちゃんと歌上手ではあるので、十分でしょう

 

とにかく、
美形の演技派は非常に大きな武器ですし、
OGになってもとても有効ですから、
どんどん磨きをかけて欲しいですよね

 

今回のように、
れいこさんのために書かれたオリジナル作品が、
もっと見たいです

 

れいこさんって、
6作の主演中4作が再演なので、再演の主演が多いです

 

2番手・3番手時代にはオリジナル作品は1度もなかったですし…
2番手は全ツだったので仕方がないですけどね
ちょっともったいない

 

芝居上手だからこそ、
再演でより深い芝居で見せたい、というのもわかりますけど、
れいこさんならではのオリジナルか、
初演ものを見てみたいですよね

 

文学作品との相性は抜群ですし、
れいこさんの気品と合わせた作品なんかも良さげ…

 

次回本公演『グレート・ギャツビー』以降の主演作に期待しています

 

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海乃美月の良さを最大限に引き出したネプチューン役

次は、ヒロインの海ちゃん(海乃美月さん)

 

ネプチューンの海ちゃんがめちゃくちゃ美しかった!
こういう大人の女性を演じさせたら、
海ちゃんは本当に上手いですよね

 

ネプチューンの衣装がとても幻想的で素敵だったのですが、
とても海ちゃんに似合ってました

 

気になったのは1つだけ…
海ちゃんが芝居上手であるのは文句なしなのですが、
少年シャトーとのやり取り部分では、
非常に慈愛に満ち溢れた美しい女性として描かれていたのですが、
慈愛が溢れすぎて、母性になってしまってたんですよね
てっきり母子なのかと思ってたほど…
「お姉ちゃん」には違和感があったので、
海ちゃんの慈愛が母性になっちゃったのかな、と感じたのです

 

これはおそらくバランスの問題なので、
ちょっと難しい点ではあるのですが、
それであれば、
少年シャトーの年齢をもう少し引き上げても良かったのかも、とも思ったり…

 

海ちゃんというよりも、貴矢先生かな(笑)
演出面でカバーすべき案件ですよね、きっと

 

れい海はものすごく美しかったですし、
運命の相手としてのバランスは見事でしたので、
本命の部分が素敵だったので、良しとします

 

芝居上手のトップコンビで、
しかも、大人っぽさのバランスもいいです

 

ダンサーの海ちゃんが、
れいこさんをカバーするようにダンスの部分を支えてますけど、
その控えめさも奥ゆかしさがあって良いです

 

れい海は、
やはり文芸作品で、がっつりお芝居を見てみたいです

 

歌もすごく良くなってましたよね
高音部分は厳しいですけど、
それ以外ではかなり上手になっていたと思います

 

悲劇が非常に似合うのがれい海ですし、
これまでもそういう作品が多かったのですが、
ミーマイの2人を見ていたら、
ハッピーコメディのれい海も見てみたいなぁ、と感じました

 

芝居とショーの両方で実力を発揮していた鳳月杏&瑞々しい彩みちる

今回の作品で、
れい海はトップコンビなので別として、
同等クラスで大活躍だったのが、2番手のちなつくん(鳳月杏さん)でしょう

 

歌も上手いですし、
ダンスも踊れます
ショーでは、
全体を引っ張っていっていたと思います

 

お芝居では、肝となるトリトン役

 

海王星の衛星であるトリトンですけど、
この役はその逆という…
ネプチューンがちなつくんではなくて、
トリトンというところがこの作品の面白さですよね
象徴は傀儡のような扱いというのは、割りとよくあるお話ですし…

 

ちなつくんと海ちゃんが親子というのは、
見た目のバランス的には夫婦にしか見えないのは、
これも貴矢先生の演出次第だったかな…とは思いますけど、
それ以外のトリッキーな部分を請け負っていた役としては、
ちなつくんは上手かったです

 

しかし、気がつかなかったとはいえ、
娘をああいう扱いにしていたというのは、
トリトンはかなり罪深いですよ、と思ったのは内緒ですw

 

クール役のみちるちゃん(彩みちるちゃん)が可愛かったですね
芝居上手で、お化粧上手で、スタイル良しという三拍子
どんな役でも演じられるのが強みですけど、
この学年でこういう可愛い役も難なく演じられるというのは、
なかなかの逸材でしょう
少しでも長く月組で頑張って欲しいです
瑞々しさ、初々しさがあるというのは貴重です

 

私的には、
ショーで「乙女のポリシー」を歌ったのも良かったです
セーラー戦士のようでしたよ(笑)
今回のメンバーの中で、
1番セーラームーンが似合うのはみちるちゃんだと思います!

 

そして、
トレフル役のうーくん(英かおとさん)
少年シャトー役のなおきくん(蘭尚樹さん)が、
それぞれ目立ったご活躍をされてましたね

 

トレフルは、
シャトーの仲間として3人組で目立ってましたし、
少年シャトーは大事な場面を演じてました

 

あと歌姫りりちゃん(白河りりさん)も、
歌の面でしっかりとご活躍
ただ、りりちゃんの美しい高音を堪能させてもらいたかったかも…
メインで歌ってくれたので良かったですけど…
「コブラ」って貴矢先生の趣味かな?(笑)

 

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オマケ 私的セーラームーン話

さて今回大きな話題となったのが、
れいこさんが『美少女戦士セーラームーン』の「ムーンライト伝説」を歌ったことでしょう

 

れいこさんが、
タキシード仮面様の如く、カッコよく歌っておられたわけですけど、
私的には、はるかさんですよ、はるかさん!(笑)

 

皆さん覚えてますか?
セーラーウラヌスの天王はるかです

 

セーラームーンでは、
めちゃくちゃはるかさんとみちるさん(海王みちる)推しでした…w
5人のメインだったら、美奈子ヴィーナスが好きだったかな

 

今回の月組『Rain on Neptune』で、
作品概要を読んでいた時に、
Neptuneということで海王星を扱うので、
自然とセーラームーンに勝手に発想を飛ばしてました…(笑)

 

まさか本当にセーラームーンの歌が出てくるとは!

 

はるかさんとみちるさんは、
お似合いのカップルって言われてたんですよねーねーねー(叫んだのでこだまw)

 

れいこさんをはるかさんに見立てて、
海ちゃんがみちるさんだと思うと、妄想が止まらない!(笑)

 

大好きでした、本当に…

 

はるかさんが好きすぎて、
幽遊白書の蔵馬も好きになって、
エヴァンゲリオンのシンジくんもご贔屓に…

 

キッカケは我が家のオタクからですけど、
セーラームーンのアニメ大好きだったなぁ
世界中で人気でしたっけ…
イタリアのお友達の姪っ子さんがめちゃくちゃセーラームーンファンでした
フランスでも人気ありましたし…

 

れいこさんを筆頭に、
95期生はセーラームーン世代ですから、
きっと話題だったでしょうね

 

…と勝手に想像しています

 

ちなみに、
ことちゃんの推しはセーラーマーズ(火野レイ)です

 

武内直子先生が、
セーラーマーズが原作と違い過ぎて悲しい、
と不満の1つだったんですよね、確か…
私はアニメのマーズが大好きですけど…

 

原作者あってのアニメですから、
リスペクトはあってしかるべきと思いますが、
アニメがなければ、
ここまで世界中から愛される作品までに成長したか、
と言えば難しいところでしょうし…

 

…とどーでもいい話をしてしまいました
オマケなので許してください(笑)(^_^;)

 

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