明日海りお…影の最大の功績はトップ娘役を多く輩出したこと

宝塚考察



前回は、
トップ娘役の人事について、
1つの考察をしました

 

ゆきちゃん(仙名彩世さん)の例をとって、
語っています

第2の仙名彩世は出現するのか?…海乃美月と有沙瞳【トップ娘役考察】

 

トップ娘役の人事は水物なので、
実力よりも、
運が1番左右されるのですが、
それでも実力がある方が報われるのは、
本当に嬉しい限りです

 

前回最後に、
みりおくん(明日海りおさん)について、
ボソッと呟きましたので、
今回は本当にみりおくんのことを語りますw

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

明日海りおの影の功績はトップ娘役を多く輩出したこと

トップオブトップで、
劇団にもファンにも多大なる影響と、
夢を与えてくれたみりおくん

 

肩書に恥じない、
実力と人気がありました

 

そんなみりおくんの数々の功績の中で、
1番といっても過言ではないほど大きな功績は、
4人のトップ娘役と組んだことでしょう

 

これは娘役さんにとっては、
希望となる事例だったと思います

 

長期任期となると、
マンネリを招きますので、
相手役を変えて長期在任するというのは、
よくありますが、
最終的に4人の娘役さんと組んだというトップスターは、
みりおくんくらいです

 

結果論ですけど、これはお見事でした

 

トップコンビファンや、
トップコンビ萌えの方には寂しさや、
残念さがあるでしょうけど、
トップスターのファンであれば、
いろんな相手役でのみりおくんが見れるわけですから、
マイナスではありません

 

1番の利点は、
トップスターの長期在任の影響が、
トップ娘役変更に関係なかったことです

 

これにより、
少なくても1名は救われています

 

【1人目】
らんはなちゃん(蘭乃はなさん)は、
花組特有のスライドでそのまま在任
【2人目】
かのちゃん(花乃まりあさん)は、
劇団主導のみりおくんの本命相手役
【3人目】
ゆきちゃん(仙名彩世さん)は、
かのちゃんの退団により、
みりおくんの希望(←完全憶測)により就任
【4人目】
華ちゃん(華優希さん)は、
次期トップスターに合わせたスライド用のトップ娘役

 

かのちゃんは通常任期よりは、
1作短い4作退団ですが、
間に台湾公演を挟んでいるので、
在任期間としては、
恵まれたトップ娘役時代を過ごしたと思います

 

かのちゃんが退団しなければ、
3人目のゆきちゃんのトップ娘役誕生はありませんでした

 

これも娘役さんにとっては「運」です

 

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タカハナとちえねねの功罪

みりおくんの前の、
長期在任トップスターといえば、ちえさん(柚希礼音さん)
その前は、タカコさん(和央ようかさん)でした

 

共に、
ちえねね、タカハナと、
トップコンビで、長期を独占していました

 

それを、
見事に間に1人追加したうえでの、
花組スライド人事に絡めたわけですから、
みりおくんはお見事でした

 

 

ここで大事なのが、
上記のように、
トップ娘役の引き際です

 

タカはなは、
ちょっと時代も違いますし、
そもそも花さん(花總まりさん)が、
トップスターの如く、女帝でした
花さんありきです…(^_^;)

 

そういう時代もあったということ

 

当ブログの読者様は、
私が花さん信者であるのはご存知だと思いますが、
真面目な話をする時には、
真実をしっかり伝えないとダメなので、
ご理解いただきたいところ

 

以前にも語りましたけど、
今の時代、
花さんは君臨していたら、
フルボッコだったと思いますw(^_^;)

 

さすがに長すぎなので…

 

 

一方、
100周年を跨いだちえねねに関しては、
相当言われてました…(^_^;)
ちえさんは、
100周年の顔と劇団が決めていましたし、
それに相応しい活躍をされていたので、
ヅカファンも納得してましたし、
実力も認めてもらえました

 

ねね様は…(^_^;)
通常任期の3年でよかったです…

 

ちえねねは、
トップコンビ萌えのファンも、
ものすごく多かったので、
人気はありましたけど、
舞台の出来は「???」でした…

 

特に歌唱力は「ない」に等しかったです…(◎-◎;)
これが痛かった…
せめて、ビジュアルだけではなく、
歌唱力があれば、ファンも納得だったのですが、
見事にビジュアルジェンヌだったので、
グラビアとポスター以外の価値が、
よくわからない状態でした

 

ちえねねは最初の3年間は、
ウットリだったんですけど、
成長のないトップ娘役さんの長期は厳しいです…

 

ねね様は今や、
ミュージカル界で大活躍ですが、
早くご卒業された方が、
より一層ご活躍だったのではないでしょうか?
もっと若いうちに芸能界に入れたわけですから…

 

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花乃まりあの引き際の良さ

このように、
トップスターの長期在任だけでも、
1人の昇格が潰されるのですが、
トップ娘役までも長期在任となると、
非常に気の毒なるのが、
娘役さんたちです
単なるでしかありませんから…

 

その点、
かのちゃんはいいタイミングで、
ご卒業されたと思います

 

トップ娘役在任時のかのちゃんは、
いろいろ大変だったと思います
重い十字架を背負ってましたし、
超絶人気のみりおくんの相手役だった、
というのもあります

 

退団の真の理由は、
我々にはわかりませんけど、
疲れ果ててしまった、
というのもあるのではないでしょうか

 

この思った以上に、
早めの退団を決意されたことが、
かのちゃんにとっては、好転します

 

本音はさておき、
ヅカファンからはその引き際の良さを、
褒め称えられました

 

やはり宝塚歌劇は、「引き際が1番大事」なのです

 

これを見誤ると、
とんでもないことになりかねません

 

そのいい事例の1つが、かのちゃんでしょう

 

明日海りおに笑顔をもたらせた仙名彩世の娘役芸

その空いた枠に収まったのが、3人目のゆきちゃん!

 

みりおくんにとって、
おそらく1番信頼関係を築いたであろう、
ゆきちゃん(仙名彩世さん)の存在は大きかったです

 

みりおくんが、
元気になり
笑顔いっぱいで、
後期の傑作を生み出していったと思えば、
いかに充実していたのか、
というのが伺えます

 

ゆきちゃんには、
上級生での就任だっただけに、
安定した実力と、
組を俯瞰で見れる余裕があったことが、
非常に大きかったように感じます

 

だからこそ、
みりおくんは自身と花組生にだけ、
気を配ればよくなり、
負担が格段に減ったと想像します

 

まさに内助の功の極み!

 

ゆきちゃんが、
ヅカファンから大人気だったのは、
遅咲きという判官びいきだけではなく、
実力と美貌もありつつ、
真にトップスターを立てることが出来た、
という娘役芸の極みでしょう
これが大きかったと考えられます

 

でも、これもタイミングあってこそなのです

 

かのちゃんが君臨し続けていたら、
ゆきちゃんの就任はなかったわけですから…

 

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4人目の華優希の1回限りのトップコンビは貴重だったはず

4人目を迎えた華ちゃん(華優希さん)

 

みりおくんには、
精神的には、
ゆきちゃんが1番お似合いでしたが、
一足先に退団されました

 

花組の伝統を守ったのかはわかりませんが、
みりおくんは4人目を迎えました

 

明らかに劇団の意向でしょう

 

ここの判断は、
ファンにはいろいろ思うこともあるでしょうけど、
華ちゃんには大収穫だったと思います

 

華ちゃんがみりおくんの相手役になることで、
得られたのは「自信」だと思います

 

偉大なトップオブトップの相手役を務められた、
ということは、
その後の娘役人生の大事な肥やしになりますから…

 

 

みりおくんの最後の大事な演目で、
相手役が華ちゃんであったことに、
不満を感じる方も多かったと思いますけど、
私的には、「花組の伝統」ということで、
割と素直に受け止めてました

 

みりおくんは、
次期トップスターを支えるための、
大事なことを華ちゃんに伝えられたと思います

 

こういうことって、
経験して得られるものなので、
最後に4人目を迎え入れたみりおくんの判断は、
英断としか言いようがありません

 

宝塚歌劇を愛したみりおくんだからこそ、だと思います

 

男役を愛したからこそ、
娘役さんの大事さがわかっていたのでしょう

 

短命な娘役を救えたことが明日海りおの功績

私がみりおくんのことで、
1番褒めたい、1番感謝したいのは、
4人のトップ娘役と組んだことです

 

準トップスターという、
胡散臭いポジション(笑)を含めると、
5人と組んだことになります

 

男役スターと違って、
路線の娘役は、
路線から外れると、本当に短命です

 

せっかくの才能を持ってしても、
劇団から去ることになります
毎年40人の入団があるので、
仕方がないと言えば仕方がないのですが、
やはり悲しい気持ちになります

 

それを1人でも救えたことは、
やはりとても大きな意味があると思っています

 

また、
いろんな相手役と繰り広げられる舞台、
その時々の相性、
芝居上手のみりおくんの可能性、
いろんな姿を見ることが出来ました

 

トップコンビ萌えをされる方には、
寂しい思いをされてらっしゃるでしょうけど、
純粋に、
明日海りおというトップスターを楽しんだ
というライトな1ファンとしては、
バリエーションが豊富で楽しかったです…

 

トップオブトップという、
長期就任での、
大事なことの1つだと感じます

 

実力のあるトップ娘役であれば、
また話は違ってきますけど、
それでも、
娘役1人の座を奪うこととの天秤が、
とても大事になると思っています

 

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