宝塚歌劇団の改革の進捗…大事なことが抜けている気がするが

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本日(5月13日)、公式HPにて、
「宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について」が更新されました

 

宙組の公演が来月に迫ってますし、
これからポスター発表もあるでしょうから、
その前に「やっている」ことの報告ということなのだと思います

 

そうではないとしても、
これだけの大事件を起こしたのですから、
今後のためにも進捗は必要でしょう

 

ということで、
今回はこの大事なニュースを取り上げます

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

「宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について」の内容

本日、劇団が更新した「宝塚歌劇における改革の取組について」の内容はこちらになります

宝塚歌劇における改革の取組について

PDFです

 

また日刊スポーツでは時系列を明記してくれてます

【宝塚】昨年9月急死の25歳宙組団員をめぐる経緯 - 芸能 : 日刊スポーツ
宝塚歌劇団は14日、昨秋の宙組団員急死にともない進めてきた改革の取り組みについて、途中経過を報告した。すでに取り組んでいる年間8興行体制などに加え、7月開幕の… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

 

「宝塚歌劇における改革の取組について」の大きな項目は以下のとおりです

1. 興行計画の見直し(興行数・公演回数の削減)
興行計画を見直し、より安心・安全な環境下で、一層充実した舞台をお届けできる体制を整備します。

2.組織的なマネジメントやサポートを強化するための体制・システムの整備
現場のサポートやケアを行う体制・仕組みを強化し、出演者やスタッフが良好なコンディションのもと活動に打ち込める環境を整備します。

3.劇団員および関係者の意識改革・行動変容を促す取組
常に時代に合わせてルールや指導方法を見直し、不断の意識改革を図りながら、培ってきた舞台上での技術やノウハウ、振る舞いを伝承してまいります。

 

1については西宮労基署も絡んだ事案でしたから、
チケット販売後にも関わらず、異常な早さで対応してました
これはいいと思います

 

というか、
チケット販売前にやるべきことでしたが…
こういう目論みの甘さが宝塚歌劇団らしさでしょうね
「伝統的な」らしさでしょう

 

2もスケジュールに関することはいいと思います

 

でも⑤や⑥ってちゃんと取り組んでいるのでしょうか?
⑤は2024年2月からということなので、
4月までの約2ヵ月で成果は見えてきているのでしょうか?

 

⑥は2024年4月からということなので、
本当に強化されているのかがわかるにはまだ時間はかかるでしょう

 

でも、宙組事件では、
阪急電鉄の社員がプロデューサーだったにも関わらず、
全く機能していないことが発覚してましたよね
何のためのプロデューサーなのか
それを定期的に監査するということですが、
これまでの体たらくからどのように変化したのかが知りたいです

 

あくまでも「こういう取組をしています」ということなのでしょうけど…

 

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「劇団員および関係者の意識改革・行動変容を促す取組」について

このたびの宙組事件での一番の要因となるであろう項目が、
3の「劇団員および関係者の意識改革・行動変容を促す取組」です

 

項目は以下のとおりです

① 慣習・しきたり・指導方法の見直し【2024 年 1 月以降、順次実施中】
② 匿名で投稿できる意見箱の設置【2023 年 12 月より実施済】
③ 出演者・スタッフの役割分担の見直し
④ 人材育成の強化【2023 年 12 月以降、順次実施中】

 

①はどの程度のルールを廃止・変更しているのでしょうか
この事件が起こった直後から、
劇団は「宝塚歌劇団の伝統はそのままで」という方針をずっと言っていました
悪しき伝統は改めるべきなのに、
それすらもそのままというように言い続けてましたが、
世の中からバッシングをずっと受けて、
ようやく少しはまともな方向になるような印象だけはあります
「印象だけ」なんですよね
ちゃんと改革してもらいたいもの

 

具体的にどのようなルールを廃止・変更したのかを、
ちゃんと発表して欲しいところ

 

②ですけど、
こういうのを設置してちゃんと機能するのでしょうか?
外部漏らしを吊し上げするような劇団ですのに、
匿名で意見をあげて、犯人探しをするようなことは止めていただきたいです
「そもそも怖がって意見なんてあがらないのでは?」という不信感もあります

 

意見があった場合、しっかりと対応して欲しいです

 

③は当たり前ですよね
特に娘役さんの負担は尋常ではなかったですし、
下級生は本当に大変な思いをしてきています
組内の学年によっては、
宙組事件のように同期が極端にいない場合もあるのですから、
しっかりとしたサポートをしていただきたいです

 

④ですけど、
本当にちゃんとしているのでしょうか?
白い物を上級生が「黒」と言ったら「黒」のままになっていませんか?

 

良き人材や人間形成を育成するには、
良き指導者や上の立場の人が重要です
宙組は崩壊してしまったわけですから、
せめて組長を教育できる方を一時的でも招いて、
再教育すべきなのではないでしょうか

 

現組長が全部悪いというのではなく、
悲しいことに前任からの流れがあるでしょう
その前任から学んだことがこの結果に繋がっているのですから、
しっかりとした大人が上に来て、
現組長を再教育するべきだと私は考えます

 

お咎めなしに見せてしまうのは、
こういう部分があるからこそだと感じます

 

トップをどうしても変えられない事情もあるでしょう

 

それであれば、
組をまとめる長の再教育は必須だと考えます
しっかりと成長したことがみれたら、
組長に返り咲く流れでいいと感じます
このことは当ブログではずっと指摘してきています

 

あと、「人材育成の強化」というのであれば、
人を死に追いやってしまった状況を、
上の立場の上級生がどのように反省し、
どのように悔いているのかも、
しっかりと把握する必要があるでしょう

 

それが人格形成に繋がることではないでしょうか

 

当ブログでは何度もセカンドチャンスは必要ということを語ってきました
でもセカンドチャンスというのは、過ちを犯した側がしっかりと反省し後悔をし、現実を真摯に受け止めてこそだと思っています

 

私自身としては、パワハラ行為者と指摘された上級生はみんな心からの反省をして、本当に後悔をしていると信じています
まるでなかったことのように振る舞うのは違うと思います
1人の命が失われたわけですから…

 

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今後宙組をどうしていくかの明確なビジョンも必要

劇団として一番世間に示すべきことは、
今後宙組をどうしていくのかということを示すことだと思っています

 

このまま5組で行くにせよ、
誰もお咎めがないままでいるというのは、
組配属前の110期生には恐怖でしょうし、
親御さんも不安で仕方がないでしょう

 

103期生は2017年に組配属されました
104期は2018年です

 

ということは104期生の宙組生は、
前任と現任のトップスター時代しか知らないことになります
103期生がギリギリ前々任のトップ時代を知っています

 

いつから宙組がこんなことになってしまったのか…

 

過去を振り返って悪かった点を洗い出し、
二度とこのようなことが起こらないような体制づくりが必要でしょう
過去から学ぶべきことはたくさんあるはず

 

現体制でいくにせよ、
上記でも指摘しましたが、
ちゃんとした組長を据えるだけでも印象は変わってくるはずです

 

あとはタイミングを見計らっての退団になるのでしょう
タカラジェンヌは必ず退団しますから…
本専科生になっても定年がありますので、
未来永劫劇団所属ということはないです

 

それと何度も語ってますけど、
やはり「宙組」の名称は変えた方がいいと思っています
心機一転、新名称の組にした方が新しくなったと感じますし…
「宙組」というののはもはや縁起が悪い名称に落ちてしまったとしかいいようがないです

 

元宙組出身のOGさんは気の毒ですし、
私自身初代のトップスターが今でも1番好きなくらいなので、
私個人の思い入れもひとしおですけど、
それ以上に「宙組」のイメージが悪すぎます

 

そのように陥れたのも、劇団の悪手によるものですけど…
何度も言いますけど、返す返すも初期対応が悪すぎました
これに尽きます

 

今後進捗はこまめに報告し、どのように変化しているのかを示して欲しいです
下級生は元より、110期生以降の生徒さんや親御さんが安心できることも大事です
未来の宝塚歌劇団を背負っていく大事な人材なのですから…

 

未来の宝塚歌劇団といえば、宝塚音楽学校も一緒です
あちらでも問題が多いことが発覚してました
村上理事長が兼任しているのですから、
音楽学校の改革もしっかりして欲しいです

 

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