正月ポートと東上付き別箱が再演…和希そらショックをあらためて考える

宝塚考察



今回はかなり前に作成していた記事です

 

雪組の男役スター、
そらくん(和希そらさん)の退団発表がされた後に作成し、
当初の予定では、10月1日頃に更新予定でした

 

…そうなんです
確か前にもチラッと触れましたけど、
例の事件でそっちに注力していたので、
更新出来ずにいました

 

退団前までには更新しないとと思い、
今多忙で新規の更新が大変なので引っ張り出してきました

 

よろしければお付き合いください

 

内容はほぼほぼ当時のままで更新します
ここからは当時のままです

さて今回ですが、
上記でも挙げましたが、
そらくん(和希そらさん)の退団が決定いたしました

 

そのことについて、
現段階でわかったことを記しておこうと思います

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

トップスター就任は東上付き別箱の再演が2回は厳しい

まず感じたのは、
今回のそらくんの退団発表を受けて、
あらためて振り返ると、
東上付き別箱の主演を2回やっても、
トップスターロードの道は険しいという点でしょう

 

100周年以降のトップスター就任と、
路線スターの東上付き別箱主演&全ツ事情をチェックしてみます
東上付きバウも含めています
東上付きバウはバウなので新作になります

 

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各組の路線スターの別箱主演作品状況

■花組

・蘭寿とむ
①研12『NEVER SLEEP』⇒3番手・新作 ※宙組
②研13『逆転裁判 -蘇る真実-』⇒2番手・新作
③研14『逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』⇒2番手・新作
④研15『“R”ising!!』⇒2番手・新作(コンサート)
・明日海りお
①研9『アリスの恋人』⇒3番手・新作 ※月組
②研10『春の雪』⇒準トップ・新作 ※月組
・柚香光
①研9『はいからさんが通る』⇒3番手・新作
②研10『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』⇒2番手・全ツ(再演)
③研11『花より男子』⇒2番手・新作
・瀬戸かずや
①研16:『マスカレード・ホテル』⇒2番手・新作
・永久輝せあ
①研12『冬霞の巴里』』⇒3番手・新作
②研13『激情』『GRAND MIRAGE!』⇒2番手・全ツ(再演)

 

■月組

・龍真咲
①研9『HAMLET!!』⇒2番手・新作
・珠城りょう
①研6:『月雲の皇子』⇒新作
②研7:『Bandito』⇒3番手・新作
③研9:『激情『Apasionado!!III』⇒2番手・全ツ(再演)
・美弥るりか
①研15:『瑠璃色の刻』⇒2番手・新作
・月城かなと
①研10:『THE LAST PARTY 』⇒3番手・再演
②研12:『ダル・レークの恋』⇒2番手・全ツ(再演) ※元々は全ツでコロナで別箱に変更
・鳳月杏
①研14:『出島小宇宙戦争』⇒3番手・新作
②研17:『ELPIDIO(エルピディイオ)』⇒2番手・新作

 

■雪組

・壮一帆
①研8:『送られなかった手紙』⇒3番手・新作
②研14:『オグリ!』⇒3番手・新作
③研16:『カナリア』⇒2番手・新作
・早霧せいな
①研11:『ニジンスキー』⇒3番手・新作
②研12:『双曲線上のカルテ』⇒2番手・新作
③研13『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』⇒2番手・全ツ(再演)
・望海風斗
①研13:『アル・カポネ』⇒2番手・新作
②研14:『ドン・ジュアン』⇒2番手・新作
・彩風咲奈
①研11:『CAPTAIN NEMO』⇒2番手・新作
②研13:『ハリウッド・ゴシップ』⇒2番手・新作
③『炎のボレロ』『Music Revolution!』⇒2番手・全ツ(再演) ※元々は全ツでコロナで別箱に変更
・朝美絢
①研13:『ほんものの魔法使』⇒2番手・新作
②研14:『海辺のストルーエンセ』⇒2番手・新作
・和希そら
①研13:『心中・恋の大和路』⇒3番手・再演
②研14:『双曲線上のカルテ』⇒3番手・再演

 

■星組

・柚希礼音
①研10『ブエノスアイレスの風』⇒2番手・新作
・北翔海莉
①研13:『記者と皇帝』⇒3番手・新作
②研17『風の次郎吉』⇒専科・新作
・紅ゆずる
①研9:『メイちゃんの執事』⇒3番手・新作
②研11:『ジャン・ルイ・ファージョン』⇒3番手・新作
③研13:『風と共に去りぬ』⇒2番手・全ツ(再演)
④研14:『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』⇒2番手・新作
・礼真琴
①研9:『阿弖流為』⇒2番手・新作
②研11:『アルジェの男』『ESTRELLAS』⇒2番手・全ツ(再演)
・愛月ひかる
①研11:『不滅の棘』⇒3番手・再演
②研15:『マノン』⇒2番手・再演
・暁千星
①研11:『ブエノスアイレスの風』⇒3番手・再演

 

■宙組

・凰稀かなめ
①研11:『リラの壁の囚人たち』⇒2番手・新作
②研12:『ロバート・キャパ 魂の記録』⇒2番手・新作
・朝夏まなと
①研9:『CODE HERO/コード・ヒーロー』⇒3番手・新作
②研12:『翼ある人びと』⇒2番手・新作
③研13:『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』⇒2番手・全ツ(再演)
・真風涼帆
①研8:『日のあたる方へ』⇒3番手・新作
②研11:『ヴァンパイア・サクセション』⇒2番手・新作
・芹香斗亜
①研11:『MY HERO』⇒2番手・新作
②研12:『群盗』⇒2番手・新作
③研15:『プロミセス、プロミセス』⇒2番手・新作
・桜木みなと
①研12:『壮麗帝』⇒3番手・新作 ※コロナで東上分は中止
②研14:『カルト・ワイン』⇒3番手・新作
・瑠風輝
①研12:『大逆転裁判』⇒3番手・新作

 

■専科

・凪七瑠海
①研12:『THE KINGDOM』⇒2番手・新作 ※W主演
②研16:『蘭陵王』⇒専科
③研21:『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』⇒専科・全ツ(再演)
・水美舞斗
①研13:『銀ちゃんの恋』⇒2番手・再演
②研15:『ME AND MY GIRL』⇒専科 ※W主演
・瀬央ゆりあ
①研13:『ザ・ジェントル・ライアー』⇒2番手・新作 ※大阪はコロナで中止

 

これを見て思ったことは、
下記のとおりです

 

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東上付き別箱の再演が2回続くのはトップには遠い

上記を見てわかるのは、
トップ就任と退団者からわかることは、
東上付き別箱での再演の演目はほぼほぼありません

 

あるとすれば、全ツのみになります

 

トップ就任や路線スターで再演を上演したのって、
れいこさん(月城かなとさん)と、
ありちゃん(暁千星さん)くらいですよね…

 

れいこさんは別箱の次は全ツでしたから、
そのままトップ就任です
また、
ありちゃんの次の別箱はおそらく新作になるでしょう
もしかしたら、
れいこさん同様に全ツ主演ということもあり得るかもしれませんよね
その場合は再演ですけど、
全ツの主演は正2番手だからこそ行けるわけです

 

面白いのは、
れいこさんもありちゃんの再演も月組での主演になるんですよね…(^_^;)
経費節減の時期だったのかと思うほど、
なぜか月組で真の路線スターが再演という…
ちょっと面白いです
一方、非路線なちなつくん(鳳月杏さん)にはがっつり連続新作という…
正路線ではなかったからこそ、かもしれませんね
これで路線スターとしての格上げを図っていたとすれば納得はあります

 

上記を見ると、
東上付き別箱(バウ)の再演が2回となると、
トップ就任はかなり厳しいという感じに見えます

 

今回のそらくんもその一例ですし、
愛ちゃん(愛月ひかるさん)も同様です

 

むしろ、あらためて見ると、
先ほども触れましたが、
ちなつくん(鳳月杏さん)は強いと感じますよね
しっかりと新作での東上付き別箱を2回主演しているわけですから…
学年なんてノープロブレム!無問題!

 

そらくんの1つ上のあーさちゃん(朝美絢さん)も、
番手もしっかりと2番手で大羽根背負ってますし、全く問題なし!

 

あくまでも東上付き別箱を見てだけですけどね…
これが全てというわけではありません
あくまでも、1つの考察事例です

 

和希そらといえば新春ポート掲載も遅い学年だった

もう1つ大きな事例でいえば、
そらくんは毎年歌劇に掲載される新春ポートが、
ずっと掲載されなかったんですよね…

 

初掲載が2022年1月号になります

 

2022年1月号は、
まだ2021年の学年になりますので、
そらくんは研12での掲載になります

 

以前にも語りましたが、
バリバリの路線スターの場合、
新春ポートの掲載は早ければ研6くらいで、
通常でも研7までには掲載される傾向があります

 

遅くても、
2桁学年の研10までに掲載されないと、
ほぼほぼトップにはなれません
…というか、
100周年をちょっと遡ってみても、
研11以降でトップスターに就任している路線スターはいないんですよね…

 

そうなると、
そらくんの場合は新春ポートから見ても、
かなり望みが薄かったということになるわけです

 

それだけ早めに結果を出す必要があるということなので、
遅咲きのスターには対応できないのが事実ということになります

 

やはり新春ポートは侮れないですよね…
絶対ではないですけど、
1つの指標であることは間違いないです

 

ちなみに、
ちなつくんは研10での掲載ですので、
ギリギリセーフだったりします
やはりちなつくんは強いというか、幸運の持ち主なのでしょう

 

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それでなくても和希そらのトップ構想はなかったように思う

上記のように、
理由が見えてはきましたが、
やはり私的には、
そもそも論として、
96期からはトップスターの誕生はなかったと思っています

 

これはずっと指摘してきましたし、
それが故に、
4人のトップ娘役を輩出したのだと思いますし、
最後の4人目のひらめちゃん(朝月希和さん)は、
そのためのダメ押しのようでした
もちろんあやちゃん(夢白あやさん)の経験不足もあったかもしれませんが…
その時までバウも別箱ヒロインも1度もやってませんでしたもんね

 

そらくんが1期下の97期だった場合には、
もしかしたらチャンスはあったのかもしれませんし、
96期同様になかったのかもしれません

 

小柄過ぎるという欠点も大きかったですよね…

 

かといって、
娘役に転向したとしても、
ダンサーなのでダンスはいいですが、
そらくんの場合、
歌の面では低音の魅力が主でしたので、
高音部が上手いタイプでもありませんから、
トップ娘役になるという逸材ではなかったと思います
ことちゃん(礼真琴さん)のように、
歴代のトップスターの相手役や、
役として娘役もやってきていたというのとも違います

 

男役のままで正解だったのは間違いないのです

 

振り返っても、
宙組ではバリバリの超路線スターであっても、
ちぎさん(早霧せいなさん)以外は、
誰一人としてトップスターになっていないわけですが、
バリバリの路線スターじゃなかった時点で、
とても難しかったように感じます

 

あとは、
宙組じゃなかったら…という点もあったのかもしれません

 

これが1番大きな要因っぽく感じてしまうのが宙組の現状ですよね…(´・ω・`)

あくまでも例の事件が起きる前に作成してますので、
そこはご理解ください

事件前までも、
宙組から生え抜きトップは出てませんし、
これまででたった1人しかトップを出していない組ということから指摘しています

 

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