本日は、
待ちに待ったことちゃん（礼真琴さん）主演の海外ミュージカル、
『Le Rouge et le Noir ～赤と黒～』のライブ配信の日でした
昨日から楽しみすぎて、
全然眠れなかったです(笑)
はぁ…(*´Д｀)
最高すぎて魂が抜けている状態…
そんな状態ですけど、
今回生観劇前の予習をしましたので、
ファーストインプレッションを語っておきます
あ、あと、
かちゃさん（凪七瑠海さん）主演の星組全ツ、
『バレンシアの熱い花』の初日おめでとうございます！
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ！
礼真琴による礼真琴のための歌唱力集結カンパニー『Le Rouge et le Noir』が最高すぎた
宝塚歌劇団で、
歌唱力集結したカンパニーを作り上げることは、
非常に難しかったと思いますけど、
よくぞ上演にこぎつけてくれました！
全員が歌える作品というのは、
実は宝塚歌劇団では難しいですよね
特徴がダンスに特化している場合も多いですし、
スター性が売りの場合も多いです
だいたいはそれを振り分けるわけですから、
歌が得意ではない組子も振り分けられることが非常に多いのが常
それはそれで楽しいのですけど、
せっかく真の歌唱力を持ったトップスター・礼真琴がいるのであれば、
それを存分に堪能できる作品を見たいというのは、
ごく自然なことでしょう
たとえば、
だいきほのように、
『ファントム』や『20世紀号に乗って』のように、
真の歌唱力トップが歌いまくるという作品を見てみたいという願いがありました
今回、
わざわざひっとん（舞空瞳さん）を全ツ組に分かれさせてまで、
ことちゃんの歌唱力中心の演目を上演しようとしたことに、
宝塚歌劇団が礼真琴の歌唱力を大事にしていることがわかりました
それは、
振り分けられたメンバーを見れば一目瞭然でしたよね
まさに、
礼真琴のための礼真琴による海外ミュージカルであることが…
そして、
その期待に応えるかのような素晴らしい作品に仕上がっていました
まずは谷貴矢先生の演出がよかったです
バラの花びらが舞い落ちてくる場面の美しいこと！
2番手役としたありちゃん（暁千星さん）のジェロニモの使い方もよかったですし、
何といっても、
ヒロインのレナール夫人役のくらっち（有沙瞳さん）がめちゃくちゃ上手かった！
ことちゃんとの『阿弖流為』以来のコンビというところにも胸アツですし、
許されない不倫という愛の背徳感、
ジュリアンが野心家から真の愛に目覚めていくラスト…
最後は胸が締め付けられて涙が溢れました…
あそこで終わってもよかったくらいの余韻です
ただ1つだけ難を言えば、そのラストの部分です
ありちゃんの出番をもう少し手前にして、
最後はレナール夫人の歌からの、
ことちゃんとのデュエットで終わらせて欲しかったかな…
くらっちが最後を飾るところには愛情を感じたので、
そこは譲歩するにしても、
ありちゃんの友情を語る場面をもうちょっと早くして、
ジュリアンとレナール夫人との愛に、
しっかり余韻を持たせて欲しかったです
ここだけがちょっと…(^_^;)
フィナーレがあるので、
余韻も何もないのですが…w
礼真琴が素晴らしいすぎる！歌うまコンビでまさに代表作
その主演のことちゃんですけど、
素晴らしいの一言しか出ません(笑)
最初から拗らせ全開というか、
どこぞの中二病かよ的なふてぶてしさを持ちつつ、
野心家であり、
レナール夫人への愛に目覚めていく情熱さもあり、
でもまた拗らせる…(笑)
マチルドを落としたと思えば、
自分も愛してしまい…、
でも結局はレナール夫人という…(^_^;)
そのあたりの心情をすごくよく表現されていたと思います
お見事！
心底愛していたのがレナール夫人という痛々しさも、
十分伝わりましたし…
おかげで感情移入が凄かった
ブロ友さんとも語りましたけど、
今回のことちゃん赤黒って、
ジュリアンがめちゃくちゃ難役なので、
再演するとしたら、
ある程度歌えつつも、
とにかく芝居上手じゃないと無理だよねって話してました
拗らせ全開の上で切なくなるって本当に難しいです
歌はね、
もはや歌の人なので当然素晴らしかった
とにかくあの難しい歌を、
いとも簡単そうにリズミカルに歌えちゃうところが、
礼真琴の凄さですよね～
もう聴きっちゃいました
これだけの歌唱力メンバーを集結させても、
一人次元が違う歌唱力なのが礼真琴という凄さも感じましたし…
ことちゃんが異次元すぎました…Σ（ﾟ∀ﾟ*)
この演目を上演させたいと劇団に思わせるほどの実力が、
礼真琴にあったわけで…
そのおかげで奇跡のような歌うまメンバーが集結して、
その真ん中にことちゃんがいるという夢のような作品でした
これは本公演では無理です…
少人数だからこそ成り立った公演ですね
上演の会場は大きくていいと思いますが…w(^_^;)
またことちゃんでこういう作品に出会いたいです
歌うまメンバー集結第二弾で！
で、再演ではなく初演で！！
任期的には厳しそうですけど、
希望だけは持っていたいw(^_^;)
有沙瞳だからこそのレナール夫人…礼真琴のジュリアンが惹かれる理由がわかる
次は、
間違いなく真のヒロインであるレナール夫人役のくらっち（有沙瞳さん）
これは一応、
ちづるちゃん（詩ちづるさん）とのWヒロインとなってますけど、
作品を見れば、レナール夫人がヒロインでしたよね
全編に登場の上、
ジュリアンが真に愛していたのはレナール夫人ですし…
これまでの柴田先生版赤黒と一緒ですし、
スタンダールの原作とも一緒
そのレナール夫人ですけど、
今回の『Le Rouge et le Noir』はいい感じに描かれてましたね
しかも、めちゃくちゃ色気もあり、
清楚で上品で優しくて…
そりゃジュリアンが惚れるって(笑)
くらっちは芝居上手なので、
感情移入もすんなりと…
従順で貞淑な妻だったレナール夫人が、
ジュリアンを愛し、最後まで愛しぬいている様は切なかったです
そして、
歌唱力も抜群ですから、
ことちゃんとの歌の相性もバッチリ！
ジュリアンとレナール夫人の愛は、
見てはいけない背徳感がビンビン伝わりました
これ、生観劇したらボーっとしちゃいそうですw
ラストはくらっちの歌で終わりましたよね
これを見て、
ますます覚悟を決めました
上記でも指摘しましたけど、
ラストはことくらのデュエットがよかったなぁ…
そこだけが惜しまれる…
しかし、
この作品が耳福で眼福なのは、
くらっちが相手役だったからに他ならないです
素晴らしいパフォーマンスをありがとうございます！
ことちゃんの代表作になったのは、
くらっちの貢献度が高いと思っています
暁千星が魅力爆発！存在感抜群のストーリーテラー
次は2番手役のありちゃん（暁千星さん）です
この役は非常にオイシイ役でしたね
ここぞというところに、
しゃしゃり出る役だけに、
終始出ずっぱりの印象でした
とはいえ、
邪魔になるような役ではなく、
あくまでもストーリーテラーとしてですし、
時々アーティストとしても芝居に登場
あげくに、ジュリアンと親友に(笑)
原作のフーケをも担当した感がありますよね
歌唱力が向上しっぱなしのありちゃんなので、
今回の作品でもその成果が発揮されてました
まだまだ歌上手の域は出てませんけど、
これだけ歌えれば、十分と言えるレベルでしょう
これからますます進化もするでしょうし…
何度も語ってますけど、
宝塚歌劇団において、歌えるスターというのは非常に貴重です
そこそこ歌えるというのではなく、
歌うまレベルになれば、OGになっても魅力が衰えないのが特徴
やはり歌うまは正義なんですよねー
ありちゃんは努力の末に勝ち取った歌唱力ですが、
まだまだ伸びしろはあると思っています
ダンスが上手くて、
歌えるというのは非常に魅力的です
今回はストーリーテラーというちょっと奇抜な役でしたけど、
そこをしっかりと演じきっていましたね
オープニングや間での観客とのやり取りは、
シャイなありちゃんにはハードル高そうな感じでしたけど、
堂々としていました！
ここにも成長を感じて胸アツ！
月組時代の『ON THE TOWN（オン・ザ・タウン）』の時、
チケットが全然売れてなくて、
一生懸命「私も出ているので買ってください」と言っていた姿と重なって、
余計に胸アツに…
ありちゃん、御曹司なのに苦労してますよね…(´・ω・`)
なかなか3番手になれませんでしたし…
そのような時代を経たからこそ、
今まさに輝くような活躍になっているのが、
すごく嬉しいですし、
何よりもありちゃんの成長ぶりに感動します
今回の役も奇天烈な役なので、
役作りには苦労されているでしょうけど、
今のありちゃんは楽しくてしょうがないのかもしれません
大きな壁をぶち破ったからこそ、そういう感じが伝わってきます
ことちゃんとの息の合った台詞のやり取りも、
ダンスも、歌も魅力的でした
ありちゃんで1番好きな場面は、
ことちゃんの歌をバックに、
ありちゃんが筆頭でダンスをしている場面です
とても気持ちよさそうに踊っているのが印象的でした
詩ちづるが素晴らしかった！ことうた最高！
もう1人のヒロインは、
マチルド役のうたち（詩ちづるさん）
うたち、めっちゃよかったです
元々上手い娘役さんでしたけど、
しっかりと経験を積んでいるのがよくわかったのがこの作品
ことちゃんのもう1人の相手役として、堂々と演じてました
何よりも歌うまなのが最高！
くらっちのところでも語りましたけど、
ことちゃんの真の歌唱力を十分活かせているというのが素晴らしいです
演技力もありますし、言うことなし！
しかもカワイイと思ってましたけど、
すっかり美人さんに！Σ（ﾟ∀ﾟ*)
あとはちゃんとヒロイン抜擢にされて、
経験をもっと積んでいくことでしょうか
今回のマチルドの出来を見れば、
次回の星組本公演『1789』の新公ヒロインはうたちだと確信！
ずっと確信してましたけど、ますます確信！(笑)
ことちゃんとお似合いなのもよかったです
身長差があるって、こういうことなんですよね…
くらっちとことちゃんとでも思いましたが、
すっぽり収まっててビックリした(笑)
うたちの急成長は凄かったです！
これは大収穫！
他に気になったキャスト
ここからは気になったキャストに触れていきます
まずは、
ヴァルノ夫妻を演じた、ひろくん（ひろ香祐さん）と、
ほのかちゃん（小桜ほのかさん）
最高でした！
悪役なんですけど、
本当に悪だくみで結ばれた狡猾な夫婦というのを、
善人を演じさせたらめっちゃ上手いひろくんとほのかちゃんが抜擢
特に、ほのかちゃんは、
ヒロイン系の役が多かっただけに、
この役は非常に目新しかったです
そして、その抜擢に見事に応えた怪演ぶり！
歌も文句なし！
ほのかちゃんはこれを機に、
今後も今回のような役からヒロイン系まで演じるでしょうけど、
まだまだ星組でご活躍してくださることを祈っています
ひろくんといい、
ほのかちゃんといい、
こういうなんでもできるスターさんや娘役さんは、
大事にして欲しいですね
エリザ役のるりはなちゃん（瑠璃花夏さん）も、
しっかりと歌の場面をもらっていて大活躍
ジュリアンを想うが故の嫉妬心を上手に演じてました
衣装も似合ってました
ラ・モール侯爵役のじゅんこさん（英真なおきさん）と、
ムッシュー・ド・レナール役のゆりさん（紫門ゆりやさん）も、
芝居支えとしての抜擢でしたが、
その期待に見事に応えていたのはさすが専科さん！
ルージュ＆ノアール役のきさちん（希沙薫さん）と、
さりおくん（碧海さりおさん）もさすがのダンサーの表現力でしたね
なっちゃん（白妙なつさん）も、
ことジュリアンに偽りとはいえ、言い寄られていい役でした
オンブル男・執事役のあかっしー（朱紫令真さん）よかったです
最後が本公演ではないのがすごく残念でしたが、
この素晴らしい作品がラストなのは誇っていいと思います
ざっとですけど、
以上がファーストインプレッションでした
東京での生観劇が今から楽しみで仕方がないです！
参加しています！
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