私的「ベストジェンヌ 2020」

年間大賞



毎年恒例の記事です

 

年内に更新できませんでしたので、
続きの形になりますが、
よろしければお付き合いください

 

題して、
私的「ベストジェンヌ 2020」です!

 

さて、
「ベストジェンヌ 2020」は、
毎年、ベストアクター・アクトレス的に、
各組からベストジェンヌさんを決めて、
さらに、1名のベストを決めてます
今年も選んでみたいと思います

 

あくまでも、「私的」、ですので、
その辺りはご理解ください!

 

 

 

ベストジェンヌ【花組】

花組さんは、柚香光さん&華優希さん!

 

今年プレと本公演でトップスターお披露目となったカレーくん(柚香光さん)

 

プレお披露目公演の『DANCE OLYMPIA』では、
若くてエネルギッシュなダンス中心の舞台を見せてくれました
歌が苦手でも、
十分ショースターになれる器であることを示すことができた、
素晴らしいパフォーマンスだったと思います

 

花組さんからは、
カレーくん1人にしようか迷ったのですが、
『はいからさんが通る』では、
コロナでしょんぼりしていたヅカファンに、
勇気と夢を与えてくれました
伊集院少尉が本当に現実にいるかような錯覚を起こさせ、
紅緒さんが懸命に逞しく生きていく姿に、
自分を投影させた作品です

 

『はいからさんが通る』は、
華優希あってこその作品なのだ、とつくづく思い知りました
カレー華の幸せ溢れる多幸感が、
見ている者に訴えかけてきたのは、
華ちゃんの演技力の賜物でしょう
あれだけ幸せだと実感が伝わる演技は素晴らしかったです

 

そして、
カレーくんの包み込む愛情深さも素敵でした

 

花組の他の候補は、
『DANCE OLYMPIA』のマイティー(水美舞斗さん)
『マスカレード・ホテル』の音くりちゃん(音くり寿さん)でした

 

音くりちゃんはずば抜けて素晴らしかったです
コロナ禍でなければ、
文句なしに音くりちゃんを選びました

 

カレー華の伝わる幸福度は、
今のご時世には大事なことなのだと痛感した次第です…

 

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ベストジェンヌ【月組】

月組さんは、れいこさん(月城かなとさん)!

 

『ピガール狂騒曲』の主軸となるのは、
主人公でしょうけど、
その片割れジャックとのやり取りを通じて、
夢とロマンを追う中年男性をれいこさんは好演してました

 

おそらくですけど、
原田先生のロマンはシャルルなのです
男の生きざまの一つを、
味わいのある演技力で『ピガール狂騒曲』を支えていました

 

華やかな部分をさくらちゃん(美園さくらさん)が担当し、
舞台経営の裏側で苦悩する部分をれいこさんが担当
この2つが上手に交差するためには、
れいこさんとさくらちゃんという、表現者が必要でした

 

れいこさんはまだトップスターには早いのかと思われていたところ、
このシャルルによって払拭できたことも大きかったです
現在まだ次期月組トップスターは不明ですけど、
れいこさんが、
次期月組を背負うに相応しいまでの成長を見せてくれました

 

月組の他の候補は、
『出島小宇宙戦争』のちなつくん(鳳月杏さん)と、
ゆのくん(風間柚乃さん)
『ピガール狂騒曲』のるうさん(光月るうさん)でした

 

皆さんとにかく演技力抜群!
今の月組を支えているのは、
こういう演技派が集まっていることもあります

 

そして、候補ではありませんでしたが、
歌姫・さくらちゃんの存在も大事です

 

たまさく最後の公演となる『桜嵐記』でも、
月組の芝居力は発揮されることになるでしょうから、
今から楽しみです

 

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ベストジェンヌ【雪組】

雪組さんでは、だいもんさん(望海風斗さん)!

 

あと、
withまあやちゃん(真彩希帆さん)という感じでしょうか
あくまでも、だいもんさん1人ですけど、
だいきほも素敵だね、という意味です

 

私的な雪組のベストジェンヌは、
2018年から3年連続でだいもんさんを選出!

 

やはり今の雪組を引っ張っているトップスターだけあります

 

本公演の『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』は、
少年から老人まで演じわけていました
その中でもメインとなる青年期では、
男役としての色気も素敵で、見るものを魅了させました

 

待望のコンサート『NOW! ZOOM ME!!』では、
歌唱力を堪能しっぱなし…
やはり歌うまは正義なのだなと、つくづく感じました

 

コンサートはだいきほのライブ配信を視聴したのですが、
コンサートにせよ、
本公演にせよ、だいもんさんのソロはもちろん、
だいきほでおりなすハーモニーの素晴らしさは、
宝塚歌劇団の歴史に残る歌唱力だと痛感!

 

退団が惜しまれてなりませんけど、
最後の日まで追いかけていきたいです

 

雪組の他の候補は、上記のまあやちゃんです
こんなに素晴らしい歌姫は、
当分出てこないと思います
真の歌姫トップ娘役は、超激レアですから…
ミュージックサロンがとても素敵で夢心地でした

 

ベストジェンヌ【星組】

我が星組は、ことちゃん(礼真琴さん)!

 

昨年の2019年でも選びましたので、
2年連続です!

 

今年お披露目本公演となった『眩耀の谷』
そして、
別箱の『エル・アルコン-鷹-』と、
どんな役でも演じることのできる確かな演技力と表現力
また両方の公演でのショー『Ray -星の光線-』では、
歌ってよし、踊ってよしのずば抜けたショースターぶり

 

実力だけがすべてではないと言われる宝塚歌劇ですが、
やはり確かな実力があれば、
超凡作でも見るに堪えうる作品に変わること
満足度があがることを証明してくれました

 

歌に関しては、
だいもんさんが2021年の春に退団してしまいますが、
その後の宝塚歌劇の「歌」の部分を牽引するのは、
間違いなく礼真琴!

 

キュートな顔立ちがマイナスではありますが、
そちらは他に任せて、
真の実力者であるトップスターは礼真琴でしか存在しません

 

ことちゃんでしか見せられない、
別次元の作品として、ヅカファンを楽しませて欲しいです

 

星組の他の候補は、
同期のせおっち(瀬央ゆりあさん)と、
ほのかちゃん(小桜ほのかさん)です

 

ほのかちゃんは初の別箱ヒロインだった
『シラノ・ド・ベルジュラック』の美しい歌声は、
今でも思い出しては心が震えます…

 

せおっちは本当に成長が著しく、
『眩耀の谷』の謎の男の好演も記憶に新しいのですが、
『シラノ・ド・ベルジュラック』の演技も素晴らしかったです
歌唱力もかなり向上しているので、
これからますます楽しみな男役スターです

 

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ベストジェンヌ【宙組】

宙組さんは、ずんちゃん(桜木みなとさん)と、
あやちゃん(夢白あやさん)です

 

ライブ配信は仕事で見れなかった東京組としては、
『アナスタシア』が見れてませんので、
『El Japon(エル ハポン)』
『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
『FLYING SAPA』
『壮麗帝』での評価になります

 

あやちゃんは、
今は雪組に組替えになってしまったのですが、
宙組時代の作品で選びましたので、ここにさせていただきます

 

『壮麗帝』のずんちゃんと、
『FLYING SAPA』のあやちゃんのどちらかに絞ることはできませんでした
すごくすごくすごーーーく迷っていて、
ギリギリまでどっちにしようか決めかねていました
花組のトップコンビであれば、
2人同時も不自然ではなかったのですが、
ここはどうしても選びきれませんでしたので、2人選出します

 

ずんちゃんの別箱初主演の『壮麗帝』では、
スレイマンを熱演
特に、恋愛の場面は本当に魅力的でした
以前から語ってますけど、
ずんちゃんは恋愛場面を色っぽく演出できる術を持っており、
見ている側がドキドキしてしまうんですね
こういうタカラジェンヌは意外と貴重
また、演技力に深みが出てきましたので、成長を感じました

 

あやちゃんは本当に素晴らしかった
娘役らしからぬ大人な女性を好演
あやちゃんの美貌が映える行動力のある役でした
儚げな女性から大人の女性まで演じられるというのは、
大変魅力的な存在です
あやちゃんは、いろいろ言われがちですけど(笑)、
心身ともに成長して、立派な娘役になって欲しいです
負けん気の強さを抑えて、
人を立られるようになればいいかな、と思っています
別に媚びへつらう必要はないですけど、
敬う姿勢というのは宝塚歌劇ではとても大事ですから…

 

宙組の他の候補は、そらくん(和希そらさん)でした
やっぱりそらくんはオールラウンダーで上手いですよね
こういう器用な男役さんは、
各組に1人いると舞台の完成度が高まります

 

私的「ベストジェンヌ2020」

私的「ベストジェンヌ2020」は、望海風斗さんです!

 

昨年より、
各組の選出から選ぶようにしたので、
2020年もそうしました

 

ことちゃん(礼真琴さん)と迷いに迷ったのですが、
男役の集大成、完成系となっただいもんさんに敬意を表して、
選ばせていただきました
ことちゃんは、
2020年に『ロミオとジュリエット』が上演されていたら、
文句なしに選んだかもしれません…

 

あ、だいきほの『fff』があるので、
ここでも接戦かも…(^_^;)

 

圧倒的な歌唱力、
深みが増した演技力で、
今のだいもんさんが最高であるということを、
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』と、
『NOW! ZOOM ME!!』で証明してくださいました

 

男臭さ全開で、男の美学を演じさせたら、
今の宝塚歌劇団では随一でしょう

 

退団が惜しまれますけど、
それこそが宝塚歌劇団の美学であり、伝統なので、
仕方がないですね…

 

ここまでで十分の集大成でしたけど、
『fff』でどこまで突き抜けるのかが楽しみです

 

次点は、
上記のとおり、ことちゃんです

 

まだ研12ですが、
星組を引っ張って、
舞台のポテンシャルを著しく向上させる力があるというのが、
頼もしくて素晴らしい限り…
2021年も期待しています

 

2021年もまだまだエンタメ業界は大変ですけど、
我々ファンは、
出来る範囲のことで宝塚歌劇団を応援していきたいですね

 

2021年も、
タカラジェンヌの素晴らしいパフォーマンスに期待したいです

 

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