現在、
東京宝塚劇場で絶賛上演中の、
花組さんの『A Fairy Tale －青い薔薇の精－』、
レビュー『シャルム！』のMY楽を迎えました…
かなり早いですが、
私の生観劇でのみりおくん（明日海りおさん）は、
これで終わりとなりました…
美しかったです…
綺麗だったです…
そして、カッコ良かったです…
もうみりおくんを、
宝塚での舞台を観れないと思うと、
どっと寂しさと虚しさが押し寄せてきます…
私の場合、
星の王子様であった、
さゆみさん（紅ゆずるさん）のお見送りも、
大事な大事な最後だったので、
余計に虚脱感があります…
…ということで、
まずはお芝居の
『A Fairy Tale －青い薔薇の精－』の感想を語ります
記事のタイトル通りの内容なので、
ここから先は、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ！
妖精である明日海りおはとにかく美しかった
もう一度お伝えしますけど、
当ブログのアンケートでもいつもお伝えしてますけど、
感想は100人いたら100通りあります
あくまでも、
一個人の感想になりますので、
いろんな考えがあるんだなぁ…、と、
ご理解いただける方のみ、おつきあいください
大丈夫な方のみ、どうぞ…
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まず一言…
『A Fairy Tale』におけるみりおくんは、
本当に本当にほんとーーーに、
美しかったです…
確かな演技力で、
永遠の命を得ている妖精には、ピッタリでした
正確には、薔薇の精…
このお芝居での一番の醍醐味は、
まさに美しい明日海りおでしょう
最初から最後まで、
本当に美しく、ただただ見惚れるばかり…
さすがは「絶対的な美」を大事にされる、
植田景子先生です！
植田先生の良い面が、とてもよく表現されてました
これについては、全く異論はないです
ただし、あくまでも容姿のお話…
『A Fairy Tale』は全般的にあらすじをたどっているだけ
最初に断っておきますけど、
この『A Fairy Tale』を見て、
感動された方も多いと思います
そこにはみりおくんが最後だ、
という気持ちもこもっているでしょう
私はそれを否定する気は全くありませんし、
そんな権利もありません
ここから先はあくまでも、私が感じたことです
ちなみに、
涙腺がゆるゆるのワタクシは、しっかり泣きましたw
さて、本題です
正直なところ、
『A Fairy Tale』は場面によっては、
見どころがあったりしますけど、
全体的に単調で、
ただただあらすじを追っているようなストーリーでした
「こういうわけでお話が進むんですよ」、
という感じで進められます
その手法も私には刺さりませんでしたし、
物語も先がわかるストーリーなので、
驚きもなく、感動も薄いのです
そのせいか、
何度も眠たくなるところがあったのが、
とても残念でした
何度も言いますけど、お話が単調なんですよね
だからつまらなく感じたんだと思います
芝居巧者の明日海りおの表現者としての集大成ではなかった
私がこの作品を残念に感じるのが、
歴代の宝塚歌劇において、
遜色ない演技派であるみりおくんのラストが、
こういうフワッとした感じの作品だったことが、
悔やまれます
作品の良し悪し、評価、好き嫌いは別にして、
『ポーの一族』
『あかねさす紫の花』
『MESSIAH（メサイア）』
『CASANOVA』
と4つの後期の作品では、
表現者、演技者である明日海りおの魅力を引き出してました
少年から黒い役まで、
本当に変幻自在にいろんな役を演じられ、
それが凡作である作品すら、
感動に引き上げたと思っています
そのため、
薔薇の精という設定でも、
構わなかったのですが、
もっと人間ドラマを観たかったです
ただ綺麗なだけ、
美しいだけ、というのではなく、
もう少し深みのあるドラマで、
みりおくんをお見送りしたかった…
それに尽きます…
「退団公演に良作なし」を更新！
みりおくんの熱烈なファンの方にとって、
この作品『A Fairy Tale』が心に沁みて、
大感動されたという方も多いでしょう
そういう方には非常に申し訳ないですけど、
私には、
「退団公演に良作なし」を継続した、と判断します
前回のさゆみさんの退団公演、
『GOD OF STARS-食聖-』は、
正直、
あまり期待もされてなかったと思うのです…
その期待のなさのギャップと、
とにかくわちゃわちゃして、
大団円という構図がハマったために、
満足度はとても高かったです
ただ、作品そのものといえば、
さほど良作とは思えず…(^_^;)
駄作とは言いませんけど、
凡作かなと感じています
退団公演は、
黙っていても売れるので、
手を抜いていると思われがちです
ですが、
思い入れも強くて、
結果、
どうにもこうにもならない感じで、
終わってしまうのかもしれません
絶大人気のトップスター明日海りおの最後の作品としては消化不良
我が愛するちえさん（柚希礼音さん）の、
退団公演は『黒豹の如く』でした…
すでに私の中ではなかったもの、
となるほどの駄作中の駄作でした！
あまりの仕打ちに呆然としたのを思い出します…
当時絶大な人気を誇り、
トップオブトップだったちえさんの退団公演が、
アレだったかと思うと、
いまだにガックリきてしまいます…
その『黒豹の如く』よりヒドイのがありましたけど…(^_^;)
みりおくんの『A Fairy Tale』は、
そこまでひどくはありませんけど、
記憶には残らない作品だったとは思います
なんか妖精さんだったなぁ、
っていう記憶だけは残るかな…
救いは、
植田先生の演目ですが、
娘役の見た目が悲惨じゃないことかな…
なんだかんだと不幸でしたので、
景子先生節は健在でしたが…
でも、
『ハンナのお花屋さん』での、
ゆきちゃん（仙名彩世さん）のボロ雑巾のような衣装よりは、
断然マシでした…
それは救いでしょう
衣装が綺麗だっただけマシっていうのも、
なんだかなぁ…(^_^;)
美しい妖精で良かった点はグッズが飛ぶように売れていること！
今回の明日海りお退団において、
薔薇の精に仕立てて、1番の功績だったのは、
グッズが恐ろしいほど売れていること！
これに尽きます！
見た目が美しいって正義なんですね…
つくづく思いました
土日でもない平日の公演で、
あれだけグッズ売り場が長蛇の列って、
退団公演といえども、凄まじさを感じました
グッズ売り上げを見込んだ、
まず見た目ありきで作られた作品、
だったのかもしれません…
もしそうであれば、
戦略は大成功でしょう！
だって、私も買っちゃったもの（笑）(^_^;)
クリアファイルと、
ルサンクと、
舞台写真…
クリアポスターも買おうか迷ったくらいですが、
ポスターは貼らないので止めましたw
見事に、
劇団の戦略にハマったというオチです
参加しています！
ただいまみりおくんのキャラクターアンケートを実施しています
⇒アンケート「明日海りおの演じた役で1番好きな役を教えてください」
11月5日までなので、
まだご参加されてらっしゃらない方は、
ぜひぜひご投票ください♪
みりおくんを華々しくお見送りしたいです！
【関連記事】
⇒明日海りおは劇団都合の延長の末の退団だったのだろうと感じた件
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