15個のパワハラの否定の部分&宙組下級生があまりにも気の毒…今週の文春

宝塚関連ニュース



本日は前回の続きで、
宙組について思うことを語ろうと思ったのですが、
週刊文春の記事が出ていたので、
今回はそれについて触れておこうと思います

 

宙組については明日にでも…

 

明日発売の週刊文春の早出しが電子版に出ました

 

昨日の川人弁護士の会見を踏まえると、
何がネックになっているのかが明確になり、
非常にわかりやすかったです

 

重くてしんどい内容が連日続いてますけど、
それでも大丈夫な方のみお付き合いください

 

いつもの定期の文春感想文です

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

ご遺族側が指摘していたことが15個のパワハラ…否定している箇所が明確に

昨日の会見で、
以前にご遺族側が提示した15個のパワハラ行為は以下のとおりです

遺族側が会見 “宝塚歌劇団側 多くがパワハラに該当と認める”(NHK WEB)

遺族側が会見 “宝塚歌劇団側 多くがパワハラに該当と認める” | NHK
【NHK】宝塚歌劇団に所属する25歳の劇団員が死亡した問題で、遺族側の弁護士が記者会見を開き、遺族側が主張する上級生などからの15…

 

1.亡くなった劇団員が断ったにもかかわらず、上級生がヘアアイロンで髪を巻き、額にやけどを負わせた
2.この上級生がやけどを負わせたにもかかわらず、真摯(しんし)な謝罪をしなかった
3.上級生が髪飾りの作り直しなど、深夜に及ぶ労働を課した
4.上級生が新人公演のダメ出しで人格否定のようなことばを浴びせた
5.週刊誌の報道の後、上級生が亡くなった劇団員を呼び出して詰問し、過呼吸の状態に追い込んだ
6.劇団幹部がヘアアイロンでやけどを負ったことについて「全くの事実無根」と発表した
7.劇団幹部が睡眠時間が1日3時間程度しかとれないような極めて過酷な長時間労働を課し、過大な要求をした
8.亡くなった劇団員が所属していた宙組の幹部が「振り写し」の復活により、一層過大な要求をした
9.宙組の幹部が「お声がけ」の復活により、一層過大な要求をした
10.演出家が怠慢や不備により、到底対応不可能な業務を課した
11.宙組の幹部が配役表の事前開示に関し、2日連続で執ような叱責を行った
12.宙組の幹部が「振り写し」に関し、大声で宙組の組員の前で叱責を行った
13.宙組の幹部が「下級生の失敗はすべてあんたのせいや」などの叱責を繰り返した
14.宙組の幹部が幹部部屋で大声で叫び、威圧的な言動を行った
15.宙組の幹部が「お声がけ」に関し、詰問や叱責を続け、罵倒した

「遺族側が会見 “宝塚歌劇団側 多くがパワハラに該当と認める”」より

 

川人弁護士の会見では、
上記の15個のうち7個は劇団が認め、6個は一部認め、2個は否定しているとありました

 

上記を見ると、劇団が認めているのは④~⑩なのでしょう

 

一部と丸々否定している8個は①~③と⑪~⑮の部分
たぶん否定している2個は、⑬⑭でしょうね
これがトップスターが関与していると指摘されている部分だと思われます

 

川人弁護士は劇団側は「具体的にどの行為がハラスメントに該当し、該当しないかについては言及していない」と指摘しています
実際にはどの件が否定されれているのかは不明です

 

しかも話し合いの公表については、劇団独自で伝えたいことを公表とありました
まだ隠蔽する気満々だったというのがわかります

 

正直企業としては最悪のダメージを避けたいという気持ちはわからなくはないです
でもここまで一般社会・世間に知れ渡った上で、さらに隠そうというのは悪手中の悪手でしょうに
そのことをこの5ヵ月間、何も学んで来なかったと言わざるを得ないです

 

さっさと謝罪して次に進む方が得策であるのは明白ですけど、それを大きく阻んでいるのが「謝罪したくない」という一部の方の頑なな意志がありました、というのが今回の報道です

 

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こんなに拗れてもつれこんでいる理由

文春の報道なので信じたくない人もおられるでしょうし、文春もいろいろやらかし気味なので、そう思う気持ちもわからないでもないですが、宝塚報道に関しては信憑性は高いと思っています(あくまでも私的に、ですが…)

 

ここからはあくまでも定期の私的感想文ですので、大丈夫な方のみお付き合いください

 

 

謝罪したくないとしているのが2名
報道ではすっかりおなじみとなっている組長とトップですね

 

前回も指摘していますけど、本当に悪くないと思っているのであれば、無理にそのことについて謝る必要はないとは思っています

 

ただ、組の長であり、組の顔なのですから、組内で起こった事件に関しては真摯に受け止めて、ご遺族側に謝罪する必要はあるでしょう

 

それがトップの責任です

 

これは宝塚歌劇団の話ではなく、どの企業でも一緒です

 

だからこそ、阪急阪神HDの角和夫会長が謝罪する方向になったと報じているわけです
阪急電鉄のグループの長だからこそ謝罪するのです

 

これと同じですよね
宙組で起きた重大な事件、しかも人の命が奪われた事件です
それに対しての責任ある方が謝罪するというのは、何もおかしなことではなく、むしろしないとダメな立場であるわけです

 

自分の組で起きたある種の不祥事なわけですから、その組を守っている長と顔である2人は真摯に受け止めて謝罪しないといけないのではないか、と私的には思いますし、感じます

 

そしてもう1点
⑭に関してはお話合い会での出来事なわけですから、現役生だけというのは酷ですから当事者である前任の長とトップの謝罪も必要だと考えます

 

現在の歪んだ組織の礎は、間違いなく前任から引き継がれていると思われてならないからです
何度も何度も言及してきてますけど、ここはしっかりと私的には指摘しておきたい部分です
劇団を離れたとはいえ、芸名はそのままで活動されているというのであれば、いまでも劇団との繋がりはあるわけですから、全く無縁とはならないでしょう

 

今回の件は長だけであればここまで拗れてないと思っています
トップが絡んでしまっているが故に、どうにもならない袋小路に入ってしまっていると考えています

 

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謝罪をしたいと反省している宙組生

現在頑なに謝罪を拒否しているのは上記の2名ですけど、一方で反省して謝罪をしたいとしているのが名指しされていた4名のうちの娘役さんの1人です
1人は退団済みの男役さんですし、娘役さんは1人でしたからおのずと誰かはわかると思います

 

そして、おそらくですけど、ヘアアイロンの娘役さんも謝罪をする意志があるのでしょう

 

上記の一部否定というのは、ヘアアイロン云々の部分をぼやかしたいという劇団の思惑なのかなと想像しております
なので、彼女にしてみればヘアアイロンを蒸し返されるという可哀想な流れになっていて、ちょっと気の毒に感じています
私的にはこのことに関しては、もはや二次被害になっている気さえあります
そもそもヘアアイロン事件を起こしてしまったことが恐ろしいのは理解していますが…
以前にも言及しましたけど、わざとでなければすぐに謝って心配すると思うのです

 

今回川人弁護士が憤慨してましたけど、ヘアアイロンと絆創膏を宝塚グラフに掲載するという悪手をしていました
これは劇団側が悪いでしょう
わざわざこんなものを掲載するという神経がわかりませんし、疑われてもしょうがないです
どのタイミングで撮影したのかわかりませんけど、娘役さんの方から「あれの掲載は止めて欲しい」くらいあってもいいようなもの

 

すべて後手後手で悪手になるように仕組まれていたとしか思えないほどの失態でしょう
むしろ劇団側がわざとやっているようにさえ感じます
そうなるとタカラジェンヌを守るどころか罠だらけという…恐ろしや…

 

ちゃんと反省して謝罪したいという気持ちがあったのであれば、それを悪化させているのが劇団なのかもしれません
このあたりはわかりませんけど、印象としてはそんな感じです

 

さすがに今はちゃんと謝罪をしたいという気持ちがあると信じたいですし、特に謝罪を拒否しているという報道はなかったので真摯に受け止めていると思いたいです

 

宙組生としては謝罪をしたいという意向が強くても、トップが拒否しているがために前に進めない状況に陥っているように感じます

 

リスペクト・トレーニングは役立っているのか?

リスペクト・トレーニングって本当に役立っているんでしょうか?

宝塚歌劇団が「リスペクト・トレーニング」を導入…ハラスメント防止のため

 

2名のようにご自身を守りたいという気持ちはわからなくはないですけど、宝塚歌劇は伝統を繋げていくことも大事なはず
その伝統を繋ぐのが下級生なわけですから、下級生をもっと大事に思って欲しいですし、そのために宙組を守らなきゃという気持ちが伝わってこないのが残念

 

はたして今後舞台に立つことがあった場合、この方の演技に感動できるのか不安で仕方がないです
特に「死」が関連する物語であれば、薄ら寒く感じそうなので…
あくまでも私的に、ですけど
全く関係ない方もおられるでしょうからね
感動するかどうかは人それぞれですから、それを肯定も否定もいたしません

 

今回の感想は以上です

 

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