本日は、
花組『アルカンシェル』の宝塚大劇場の千秋楽でした
ライブ配信で視聴いたしました
カレーくん（柚香光さん）と、
まどちん（星風まどかさん）、
そして退団者4名の宝塚大劇場最後の日…
とうとうこの日が来てしまったという感じがありましたが、
私的には東京組なので、
ラストの気持ちは生観劇をしてからになるだろうと思っており、
そこまで寂しい感じがまだ湧いて来なかったのです
ですが、
サヨナラショーを見たら、
1曲目で涙がぶわっと溢れてきたのです…
忍様…(TдT)
まさかの急激な寂しさに襲われ、
悲しみでいっぱいになってしまいました
そのあたりは先ほど更新しております別記事をご閲覧ください
⇒柚香光サヨナラショーのセットリスト＆花組『アルカンシェル』の退団者6名へのお花渡し…柚香光には水美舞斗
さてここでは、
お知らせでも触れましたけど、
『アルカンシェル』のファーストインプレッションです
あくまでも私的な感想ですので、そこはお許しいただきたいです
100人いたら100人の感想があり、その1つにしか過ぎません…
それでもよろしければお付き合いください
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ！
『アルカンシェル』は1幕ものでよかったのでは？やはり小池修一郎のオリジナルは合わなかった
まずは作品についてですけど、
私とほぼ感性が一緒のブロ友さんが、
結構よかったよという話だったので、
たぶん期待してしまったのでしょうね…(´・ω・`)
期待して見てしまったが故に、
1幕目を視聴していて辛かったです
たぶん合う人には合うのでしょうけど、
私的には退屈でつまらなかったです
まずあすかくん演じるイヴの説明係に頼りすぎてました
語り部がいるお芝居はたくさんあるのですが、
やたらと説明臭く感じたんですよね…
あすかくんは全く悪くないです
とにかく小池先生の脚本がイケてないだけ！
さすがにオープニングの男役群舞からのカレーくん登場は素敵でしたけど、
素敵だったな…くらいな感じ
それより舞台はスッキリしてましたよね
いつもの豪華なセットじゃなかったです
それに気を取られた感じ
あとやたらと変な「間」が多かったです
その一つとして、
カレーまどの小芝居は通っている熱心なファンには微笑ましいところでしょうし、
私も何度も見ていたら心を掴まれたかもしれませんが、
初見の今回はポカーン…(´・ω・`)
これはカレーまどのせいではなく、
小池先生が悪いと思います
なぜあのような演出にしたのか…
蛇足が多かったのが1幕目でした
その上、お話のあらすじを1幕でざっと見せられている感がすごくて、
眠くなりそうでした…
私の感覚には合わなかったのです
思わず1幕終了後に、
ブロ友さんに文句を言っちゃいましたw
すみません…
あと、今回の小池先生は、
予算が貰えなかったのか、
先ほども触れましたが、
舞台セットがしょぼかった…(´・ω・`)
小池先生って豪華な舞台セットでなんとか見映えをさせているのが、
如実に感じてしまったのも難点
豪華なセットがなければ、
言葉は悪いですけど、タ〇の人…みたいな…(^_^;)
それが露呈したというか、
化けの皮が剥がれたとでもいうのか、
夢から醒めたというのか…
とにかく脚本がつまらなかったです
やはり小池先生は潤色の人なんだということをあらためて感じました
オリジナルでは『All for One』はマシだったんですけどね
『カジノ・ロワイヤル』はつまらなかったですけど、
まだ原作がありました
全くのオリジナルとなると「う－ん…」という感じでした
私的には、ですが…
ただ2幕目はいろいろドラマがてんこ盛りになっていくので、
まだ面白味があったと思います
トップコンビと2番手コンビの恋模様を、
ナチスに切り裂かれそうになるということでドラマチックに描かれてました
先が読める展開といえば、そのとおりなんですけど…
裏切りそうな人が裏切るし…
1幕目の眠気との戦いに比べたら全然マシ！
で、思ってしまったのは、
これ1幕ものにしてショー付きの2本立てでよかったのではないか？
…ということでした
ダンサーでショースターなカレーくんは、
ショーで見送りしたかったという思いは、
この演目と小池先生演出が発表されてから、
何度か言及してきましたけど、
本日のファーストインプレッション的には、
「やっぱり」というガッカリ感が強かったです
あくまでも私的にはですが、
駄作とは言いませんけど、
良作とも傑作とも言えないと思います
とにかくカレーくんを筆頭に、
まどかちゃんや花組生は素晴らしかった！
小池先生は花組生に感謝しないといけないと思います
柚香光の成長を感じた『アルカンシェル』
このあとのサヨナラショーでも感じたのですが、
カレーくん、歌が上手になってましたよね
たぶん少しずつ向上はしてましたが、
退団公演の今作でまさに集大成のような歌唱力になってました
低音もよかったですし、
まどかちゃんとのデュエットも素敵でした
お芝居に関しては文句なし！
天才的なダンサーであるカレーくん
その一ダンサーが振り付けもし、
団をまとめていく立場へとなります
しかも、時代は第二次世界大戦時代
ナチスとの攻防もありながらも、
自身の信念、劇団への思い、
何よりもカトリーヌへの愛というのを、
非常によく演じていたので心に響きました
ピアノを弾くサービス場面もよかった
ピエロでおどけるカレーくんも、
優雅に踊るカレーくんも、
情熱的にカトリーヌを愛するカレーくんも、
本当に素敵でした
静の演技に目覚めたのは、
『フィレンツェに燃える』でしょう
元々演技力があったカレーくんですけど、
ヒーローっぽさや王子様っぽさという王道が上手いというイメージでしたけど、
イケオジを演じることで格段に演技の幅を見せてくれました
今回のマルセルも静と動のある役で、
結構難しい役だったと思います
シャイな部分もあったりしますし、
小池先生の脚本の残念さもあったので、
より難しかったように感じますが、
素晴らしいパフォーマンスで惹きつけてくれました
本当にカレーくんが主人公じゃなかったら、もたなかった芝居だと思ってます
見事にトップスターとしての務めを果たされており、
作品を1段階どころか4段階も5段階もアップさせていたと感じます
本当に真ん中が良く似合います
サヨナラショーで退団の実感が湧いてしまったので、
生観劇したら大泣きしそう…
でも美しくも凜とした花組トップスター柚香光をしっかりと見届けたいので、
なるべく涙は出さないようにしたいです…
星風まどかの集大成
まどちんもよかったと思います
歌えるトップ娘役にあてがわれた歌姫の役は、
まどかちゃんにピッタリ
高音はやはりちょっと厳しいという感じがありましたけど、
宝塚の場合は仕方がないです
男性を相手にしているわけではないので、
通常よりも高めになってしまいますし…
あどけない少女のそのものだった研1時代から見守ってきた身としては、
グッと色気が増した女性へと成長
まかまど時代は年齢差をすごく感じるコンビでしたけど、
花組に来てからのまどかちゃんと、
カレーくんとのコンビがピッタリでした
まさに王子様と結ばれたお姫様のような感じと言いますか…
こんなにもパズルのピースが合うことがあるのだと驚くほどです
最初からまどかちゃんが花組で、
みりおくんの相手役を経て、
カレーくんとでよかったと思うのですが、
そうなると、名作『はいからさんが通る』の再演はなかったので、
まかまど経由でよかったのだと思います
そんなことを思いながらも、
女性の色香をまとった今回のカトリーヌ役
そりゃ男性も夢中になるよな、
という納得ができるほどの娘役から女役をもこなせるようになった、
まどかちゃんの成長に感涙…
演技の面では、
やはり悪い癖の早口でダーッと話すのは相変わらずでしたし、
割と一変調子な部分はそのままでしたが…
それもまどか節ということで…
とにかく、
カレーまどという途中から組んだとは思えないほどの見目麗しく、
ファンの憧れになるようなトップコンビを見せてくれたのは、
嬉しい限り…
歌も演技も娘役としても、
トップコンビとしてもまさに集大成の役を演じていると感じました
華やかで美しく、
ヒロインにピッタリというトップ娘役の理想のようなまどかちゃん
堂々としていて素晴らしかった
2番手役が最後の永久輝せあ
いよいよ次回の御園座『ドン・ジュアン』で、
トップスターに就任するひとこちゃん（永久輝せあさん）
悪の役かと思いきや、
敵だったのが味方になってくれるパターンの役
最後くらいは幅を見せてくれるような役がよかったようにも思いますが、
2番手時代がたった2作でしたので、仕方がないですね
トップ直前で真っ黒な役は演じさせられなかったでしょうし…
本来はそれでも面白いのですが、
そうなると2番手同士の恋の部分が描き辛かった点もあるでしょうし…
役の点では物足りなさもありますが、
それはひとこちゃんの力量の話ではなく、
キャスティングと脚本の問題ですので…(^_^;)
お芝居も上手でしたし、
クールな感じに見えて、
実は情熱的なフリードリッヒをしっかりと演じていたと思います
シャイで内に熱いものを秘めたマルセルとの対比も、
ひとこちゃんはちゃんと出せていたのではないでしょうか
歌も悪くなかったです
とにかく次期トップ娘役のみさきちゃん（星空美咲さん）が、
かなり歌えるので、
その相性も良さげとあらためて認識させてもらうことができました
雪組で御曹司だったひとこちゃんが、
ついに花組の王子様になろうとしています
気になった点といえば、
もう少しトップと2番手の引継ぎっぽい演出があればよかったかな、
とは思います
『fff』のように、
延々と蛇足のように長時間されても困惑しますが
ほとんど感じさせないのも寂しい限り…
贅沢といえば贅沢なのですが、
なにせ脚本がしょぼいので、
せめて見どころだけでもあったらと考えてしまった次第
わずかな引継ぎの香りとしては、
お花渡しがありましたけど、
それもマイティーに持っていかれた感がありました
とはいえ、
ひとこちゃんらしいスマートな軍人を演じていたので頼もしかったです
星空美咲はトップ娘役での活躍が楽しみになった
続いては、
次期トップ娘役に就任するみさきちゃん
今回の役は歌う場面もありましたし、
エトワールもされていたので、
歌唱力があることを十分に印象付けたと思います
歌に関しては、
まどかちゃん以上に上手いでしょう
高音もよく伸びてました
超絶歌うまとか真の歌うまとまでは言いませんが、
これだけ歌えれば頼もしいと思います
どんな楽曲でも任せられるということになりますので…
お芝居に関しては、
この役は合っていたのではないでしょうか
前回のカルメンが以外とハマってなかったですし、
演技力での幅の狭さを感じましたが、
誰にでも得手不得手はあるでしょうから、
今後はトップ娘役ですし、
歌える娘役なので、
その実力を遺憾なく発揮できる役を演じることになるでしょうから、
心配はいらないと感じました
決して美女系ではなく、
ファニー系ではあるのですが、
それが親しみやすさに繋がりますし、
愛嬌にもなるので、愛されるトップ娘役になりそうです
そのため、
ひとこちゃんとほぼ身長が一緒にも関わらず、
可愛らしく見えたというのは、
系統が一緒のちゃぴちゃん似というのもあるのでしょうね
ちゃぴちゃんもあれだけ大きいのに、
あまり大きさを感じさせませんでした
みさきちゃんはまさにこのタイプでしょう
ひとこちゃんはヒールで、
みさきちゃんはほぼペタ靴で一緒の身長ですもんね…
ちゃぴちゃん系統のお顔立ちは、
身長が高くなっちゃうのかもしれません
前にも言ったような気がしますが…(^_^;)
あと声がいい！
過去にも何度も言ってますけど、
台詞回しも上手ですし、
声が綺麗なのですごく心地よく台詞が耳に入ってきます
これが舞台人としてはすごく大きな武器でしょう
その他気になった配役 聖乃あすか＆美羽愛＆湖春ひめ花
ここからはサクッと感想を語っていきます
まずは3番手のあすかくん（聖乃あすかさん）
語り部の役ですので、
出番も多く、印象に残りました
ちょっと何か匂わせを感じさせるような雰囲気をまとい、
それが色気に結びついていて、
「おお！」と思ってしまいました
100期のエース級の扱いをされている分、
それが自信となっているのか、
堂々とした逞しさも身に着けていっているように感じます
歌も良くなってきてますので、このまま精進して欲しいところ
目が綺麗ですよね…
吸い込まれそう
1番の悪役・コンラート役のまゆぽん（輝月ゆうまさん）
こういう役を演じさせたら本当に上手い！
スタイルもよく、見映えがいい分、
悪さもゾクッとしますし、
見るものに威圧感を与えるという存在感は素晴らしいの一言
前回の『1789』ペイロールと同様な悪役でした
しかもおどけたような役も、
いい人の役も演じられるので演技の幅は申し分なし！
95期が各組にいるので、
いろんな95期生と組んで欲しい逸材
今回も文句なしの活躍でした
どうしようもないジョルジュ役のあかさん（綺城ひか理さん）
星組で重宝されたあかさんは、
いい役から悪い役まで演じて幅を広げるチャンスに恵まれました
歌の上手さは文句なし！
今回もイケてなさ前回の拗れに拗れた男を演じてましたけど、
惹きつけられましたね
ま、こいつはそうなるよな、と思わせるような人物に仕立て上げたのはお見事でした
今回惜しまれつつ退団してしまうホッティー（帆純まひろさん）
大きな役ではありませんでしたが、
しっかりと見どころがあり、良い演技をされていたので、
まだまだ花組で観たかったです
まだ退団しないで欲しかった…
娘役ではあわちゃん（美羽愛さん）
最初の方でバレエダンサーとして得意のバレエを披露
美しかったです
キュートさもしっかり出してましたし、
やはり惹きつけられる娘役さんんだとあらためて感じました
少年イヴ役の106期のひめかちゃん（湖春ひめ花さん）
ちょい役の少年ではなく、
結構セリフも立ち回りも目立つ少年イヴに抜擢されてました
上手かったですし、可愛かった…
本役でこれだけ目立つ役を与えてましたけど、
今後、新公ヒロインに抜擢させるのかどうか注目したいです
花組は107期のはづきちゃん（七彩はづきさん）上げにロックオンですし、
108期のみりんちゃん（花海凛さん）もあげてきそうなので、
今回の抜擢は面白かったです
以上ざっとですけど、
ファーストインプレッションでした
参加しています！
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