本日、ご遺族側の川人弁護士による会見が行われました
そして、それを受けて、
劇団からもコメントを発表しています
今回はこの件について語ります
前回、自分のメモとしてですけど、
阪急阪神HDの角和夫会長が、
宝塚歌劇団の理事を退任するということでしたけど、
「逃げた」「逃亡した」という印象をお伝えしましたが、
まさにこんなことだからという背景が見えた気がします
かなり重たいことを取り上げますので、
それでも大丈夫な方はお付き合いください
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
妹さんからの訴え「姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか」
冒頭のとおり、
ご遺族側の川人弁護士が会見を行いました
それは劇団側との交渉があったことについての報告と、
それに対するご遺族側の見解を述べるものでした
そこでご遺族側の訴えが代読されたのです
報道から掲載します
神戸新聞NEXTの記事より抜粋です
妹(宝塚歌劇団現役団員)
私は遺族として、大切な姉の為、今、宝塚歌劇団に在団している者として想いを述べます。いくら指導という言葉に置き換えようとしても、置き換えられない行為。それがパワハラです。
劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラスメントは一切行わない】という誓約書にサインしています。
それにもかかわらず、宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。
その世界に今まで在籍してきた私から見ても、姉が受けたパワハラの内容は、そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です。
厚生労働省のパワハラの定義を見れば、姉が受けた行為は、パワハラ以外の何ものでもありません。
宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。
劇団は今に至ってもなお、パワハラをおこなった者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視しているのは納得がいきません。
劇団は、生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉と同じ生徒ではないのですか。
そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者は、れっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。
企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。
スケジュール改革や、各種改善策に取り組んでいるような発表をしていますが、姉の死を軽視し、問題を曖昧化しているとしか思えません。
これ以上姉と私たち遺族を苦しめないでください。
姉は体調を崩している訳でも、入院している訳でもありません。
二度と帰ってきません。
姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。
劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意を持って対応しているとは思えません。
これ以上無駄に時間を引き伸ばさないでください。
大切な姉の命に向き合ってください。
また読売テレビの報道も詳細を報じていますので、
よろしければご閲覧ください
【速報】「姉の命を軽視し問題を曖昧化している」現在も所属する死亡女性の妹が宝塚歌劇団の姿勢を批判
これを読んであらためてご遺族側の心は何一つ癒されておらず、時間が止まったままであることを思い知らされます
約5ヵ月という長い時間を経ても、まだまだ止まっている状態なのです
それだけ苦しんでいるということです
妹さんの訴えでは、ご自身の所属している組に対してやはり宙組の異常性を感じます
そして最後の段落は重たい言葉です
「姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意を持って対応しているとは思えません。これ以上、無駄に時間を引きのばさないで下さい。大切な姉の命に向き合って下さい。」
本当に劇団は何もしていないということが明白な部分だと感じました
結果として、角会長は逃げた感じもありますし…
退任するにしても、この事件を解決してからでいいんですよ
劇団側のコメント
この会見を受けて、劇団側からもコメントを発表していました
ご遺族代理人による2024年2月27日の経過報告を踏まえた今後の対応について
2024.02.27このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。
かねてよりご報告しておりますとおり、今回の件に関しましては、当方代理人を通じてご遺族代理人とのお話し合いを重ねてまいりました。本日、ご遺族代理人から、当該お話し合いに関する直近の状況等について報道機関向けに経過報告が行われました。弊団といたしましては、当該経過報告について現時点でコメントすることは差し控えますが、ご遺族との合意書の締結に向けて引き続き協議してまいります。
2024年2月27日
宝塚歌劇団
最近文末に掲載していた「引き続き誠意をもって協議を進めてまいります。」はなくなってますね
元々誠意も何もあったもんじゃなかったので、恥ずかしくなったのでしょうか、という嫌味を言っておきます
とはいえ、「ご遺族との合意書の締結に向けて」というのは本音でしょう
劇団側としても長引かせておいてはどうにもなりませんし、身動きが取れませんから
5組体制を維持する上でも大事なことでしょう
5組体制を維持云々については別枠で語ります
心配なのは、妹さんへの圧力です
まだ劇団に所属しているわけですから、はっきり言って劇団としては邪魔な存在です
今回の訴え文についても、「なんてことを言ってくれるんだ」くらいに捉えているのかもしれません
そもそも世間をバカにしたような歌劇団の初動を見てますから、反省するとは到底思えない企業体質だと感じています
5ヵ月近く経過していまだにこの状態ですから、やはり企業体質というものはそうそう変わることはないということでしょう
結局何も向き合ってこなかったツケが一気に来た感あり
今回の会見であらためてわかったことは、劇団は非常に軽く見ていたという点でしょう
さすがに現時点では向き合っていると思いたかったですが、結局重きを置いていたのはご遺族側に対してではなく、西宮労基署に対してというだけのことに感じます
薄々そう感じてましたし、当ブログでも何度も指摘はしてきましたが、どこかで劇団もご遺族に向き合うようになったのではないかと信じたかった部分があります
ある意味、私もまだまだ劇団に甘いということでしょうね
どこかできちんとした舵取りに切り替わったと思い込みたかったのだと思います
結果として何も変わっていないというか…
直近の報道では角会長が謝罪する、パワハラの上級生の謝罪もさせるような動きになっていたとという報道がありましたけど、あれは結局嘘だったんですかね?
それとも飛ばし記事??
しかも珍しくいい方向での飛ばし記事でしたけど、願望だったんですかね?
会見をざっくり視聴しましたけど、川人弁護士は変わらず角会長の謝罪を求めてましたけど、しないという話になってたのか、それとも退任で逃げようとしていることにストップかけたのかは不明ですけど、憤慨しているのは伝わりました
パワハラの件もヘアアイロンのこともまた出てたようで…
でもこの生徒さんは謝罪拒否組ではないですよね?
謝罪拒否はトップ側の2人ですから
それとも報道が誤っているのでしょうか
いずれにせよ、謝りたくないと粘っている2人がいるのはほぼ正解なのでしょう
パワハラを認めてくれるというのであれば、今日のような会見にはならないわけですからね
現任だけではなく前任もという考えは変わらず
悪い事をしていないと胸を張って言えるのであれば、それはそれでいいと思ってますし、当ブログでも何度もそこはお伝えしています
ただ、上に立つ立場の者としての謝罪というのは絶対に必要
何のための組のまとめの立場なのか、トップなのか
タカラジェンヌは商品なので謝罪できないというのであれば、商品が意志を持って上級生になっているのですからそれも難しいところ
単なる商品ではないわけです
パワハラを認める方向ではないと解決は難しいのでしょうね
あと、これも何度もお伝えしてますけど、現役だけのせいではないですよね
これは非常に重要だと思っております
お話合いの時って前任の時ですから…
角会長と一緒で逃げ得はなしにしてもらわないと、現任だけというのもモヤるというのが正直なところです
そういえば、2023年12月20日付で「一定のご理解をいただくことができたと考えております」って劇団側が自画自賛してましたけど、結局あれって何だったんでしょうね?
自分たちで評価するのは恥ずかしいから止めておけと当時ブログで言及しましたけど、まさにその通りな顛末です…
ということで、本日のところは会見に関する感想で締めたいと思います
宙組については別枠で語りたいと思います
たぶん長くなるので…
参加しています!
【関連記事】
⇒阪急阪神HDの角和夫会長が宝塚歌劇団の理事を退任するという報道
⇒宝塚歌劇団がパワハラの一部を認める見解をご遺族側に伝えたという報道
コメント