間に合わなかったので(笑)、
変な時間に更新です
＊
本日、大千秋楽を迎えた
雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』
『FROZEN HOLIDAY（フローズン・ホリデイ）』
実はワタクシ、
大千秋楽は視聴出来ていません…(´・ω・`)
昨日からお出かけしていて不在だったので、
視聴は叶わなかったのです
そらくん最後だから観たかったんですけどね…
先日生観劇をして、
生そらを観て、気持ち的にお見送りはしたので、
それでヨシとしたいです
ということで、
感想を語っておきます
わ、忘れてたわけじゃないですよw(^_^;)←怪しいww
あと、アンケートを実施してますので、
よろしければお願いいたします
⇒雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』の観劇評価を教えてください
ではサクッと参ります
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ！
いつもの生田節が薄めなのがよかった…雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』
今回はコメディということで、
楽しい感じのミュージカルに仕上がってました
生田大和先生といえば、
割と重厚路線を行きがちの上、
上手く消化しきれないという作家性があり、
そこがすごくもったいない部分でした
それが明るいお話だったので、
いつもの生田節がほとんどなかったのが良かった(笑)
生田節わかります？
あの常に自分探しに突入する鬱っぽい部分というか、
内面を表わす部分というか…
あれが蛇足に感じることもしばしば
当ブログではその部分の残念さを毎回指摘してきました
前回の『ディミトリ』では、
その悪いクセが治りつつあったので、
今作で払拭出来たとまではいいませんけど、
かなり前面に出なかっただけよかったと思います
自分探しはどうしても出したいみたいなので、
そこはもう生田節の妙ということで温かく見守るしかないです
『ディミトリ』は今大問題になっている原作付きでしたし、
原作の先生のご意向を無下には出来ませんから、
良い感じに昇華出来ていたのではないかと感じています
そういう意味では、楽しい作品だったのではないでしょうか
その一方で、ちょっと中だるみがあるというか、
ごちゃごちゃしているところがあるのが難点で、
2回観劇して、2回とも意識が飛び時がありました
あれだけの組子を動かすので、
そういうところが出てきてもしょうがないかなとは思うので、
ここは許容範囲でしょう
あと、やっぱり、
まあやちゃん（真彩希帆さん）とのご結婚もあり、
幸せなのでしょうねw(*´艸`)
なんかそういうのも作品から伝わってきたように感じます
名作や傑作とは言いませんけど、
十分良作なのではないでしょうか
あと何といっても、
例の悲しい事件後の作品だったわけで、
重苦しい作品じゃなくてよかったと思います
これがタイミングとしては、一番評価したいところでしょうか
彩風咲奈の意外なコナン・ドイル像
咲ちゃんが演じたのは、コナン・ドイル
これがいい味出してましたね
作家として大成したいけど、
全く売れないコナン・ドイル
しかも、どこか自信もなさげで、
妻ルイーザの尻に敷かれっぱなしw
でも、ルイーザラブという…
この力関係具合もよかったかな
とても微笑ましかったです
あまり金銭欲もなく、お人よしで、
ほんわかした雪組の王子様である咲ちゃんには意外にもピッタリ！
シュッとした役だけではない絶妙な表現力を出していて、
面白いドイル像に仕上がっていたと思います
シャーロキアンな生田先生には、
こういう風にコナン・ドイルを捉えているという面でも興味深いですし、
それを見事に作りあげた咲ちゃんがアッパレ！
自分で作りあげたホームズに翻弄され、
マジックペンの暗示にかかるという人の良さを発揮
しかもそれでシャーロック・ホームズが誕生するという(笑)
私的には、
コナン・ドイルは、
堅物でプライドが高く、面倒くさそうなイメージを抱いてましたが、
この作品でコナン・ドイルには好印象です
このイメージって、
イギリスのイメージもそうだからなのでしょうけど…
良い意味で裏切ってくれた好キャラクターでした！
咲ちゃんにピッタリな正統派美形のフェルゼン役の前に、
このような役を演じられたことは良かったと思います
素晴らしき夢白あやのルイーザ
今回のコナン・ドイルの妻・ルイーザは、
あやちゃんにピッタリな役だったと思います
前向きで明るく、しかもしっかり者という
かかあ天下ではなく、
良き内助の功的な存在でしょう
コミカルな芝居も上手でした
歌もあやちゃんに合わせたキーでしたので、
破綻にもならず
さきあやのコンビの相性の良さが、
今回の作品でより一層感じることができました
ビジュアルもいいですよね
美男美女コンビですし、
身長差もいい！
前向きでエネルギッシュであり、
夫の才能に惚れ込んでいる妻というのが、
本当にピッタリでした
いいコンビだけど、
あと1作で終わりなんですよね…
寂しい
朝美絢は飄々としたシャーロック・ホームズ000
今回の配役で、
ホームズが10人いて「え？」となりましたけど、
なるほど、そういうことかという感じでした
真のホームズはあーさちゃんの000
これが飄々としており、
コナン・ドイルを手玉に取るというか、
翻弄させている感があって面白いキャラクターになってました
私のホームズ像がガラッと変わりましたよw
偏屈で気難しいイメージでしたから
上記でも触れましたけど、
かつては霧の街だったロンドンという場所が、
少し陰鬱なイメージがあるからでしょう
実際に行ってみても、そのイメージ通りというか
私は大好きなので何度も行っており、
いい街ではありますけど、やはり暗いです
そういえば、
初めてロンドンに行った時だったかな？
珍しく霧がかかった日だったようで、
一寸先も見えないという霧に出会ったことがあります
あれは凄かった…
めっちゃ前ですけど
昔はそういう日もちょこちょこあった街なのでしょうね
そういう街で生まれたホームズですから、
上記のようなイメージがあったわけです
それをあーさちゃんが悪魔的であり、
コミカルで憎めないホームズを演じていて、
一気にホームズが好きになるというw(*´艸`)
推しが演じているという贔屓目もあるでしょうけど、
すごく良いキャラクターだと思いました
さきあさの絡みも多かったですし、
そこのやり取りも絶妙でした
まさかのワトソンがコナン・ドイルですからねw
ラップはイマイチでしたけど…(^_^;)
他に気になったキャスト 和希そら＆縣千
今回最後の作品となったそらくん（和希そらさん）は、
潰れそうな雑誌の編集長・ハーバート・グリーンハウ・スミス役でした
コナン・ドイルとも、
ルイーザともガッツリ絡む役であり、
出番も多く、見どころもたっぷりだったのではないでしょうか
コナン・ドイルという作家の才能を見抜き、
この世にシャーロック・ホームズという名探偵を生みだすことに成功した、
素晴らしい編集者でもあるわけです
いい役で終えられてよかったように思います
ちさとくん（縣千さん）は、ミロ・デ・メイヤー教授役で、
これまた奇天烈な役でしたねw(^_^;)
胡散臭い心霊研究会の仲間で、
その中心人物かと思いきや、ぺーぺーという設定(笑)
カッコいいだけではないいろんな役を演じることにより、
演技の成長が見込まれるので、
歌に難点があるちさとくんには良き学びだったのではないでしょうか
華があるだけに、教授に扮した際の華やかさはさすがでした
あとかせきょーくん（華世京さん）が、
めっちゃ目立ってましたね
さすが次世代の王子様！
ショー『FROZEN HOLIDAY』はいつもの野口節
続いては、
ショー『FROZEN HOLIDAY（フローズン・ホリデイ）』です
楽しいショーだったとは思いますけど、
パターン化してきている野口作品という感じは否めず
インパクトはゼロでしたけど、悪くはなかったです
しかも、
星組『VIOLETOPIA（ヴィオレトピア）』が考えさせられるレビューなので、
何も考えず、観たまま楽しめるというのは、
ショーとしてはそれだけで成功なのだとも感じます
野口先生の場合は、
アテクシ系のように鼻につくこともないですし、
これぞショーというのをみせてくれるのが嬉しい
お芝居の生田先生の部分でも触れましたけど、
宝塚歌劇団では悲しい事件があったので、
何も考えずに楽しめるという喜びはとても大事だと感じました
そして、そらくんへの餞の場面がよかったですよね
3番手が退団するわけですし、
人気も抜群ですからそういう配慮があることが嬉しかった
出番も見どころもいっぱいありましたし、
こういうところは野口先生の愛情を感じました
あと歌上手には、
しっかりと歌わせてくれるというのがいいです
宝塚歌劇では、
歌うまは隠されがちでピックアップしてもらえないことが多々ありますけど、
出し惜しみせず活躍させてくれるのはとてもよかったと思います
歌うまは正義派なワタクシも大満足！
新鮮味には欠けますけど、
私的には『VIOLETOPIA』よりは数段よかったです
私にとっては、
たぶんショーに望むことは楽しみか素直な感動なのでしょうね
決して考察ではないです
以上ざっくりですが感想でした
参加しています！
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