稀惺かずとが満を持しての新人公演初主演『1789』&歌姫・詩ちづるはまさかのソロなし

星組



本日は、
星組『1789』の新人公演の日でした
我が愛する星組ですから、
何が何でもライブ配信視聴しておきたかったので、
頑張って帰宅しましたとも!
30分前過ぎてて怖かった…((((;゚Д゚))))ガクブル

 

ということで、
今回はその『1789』の新人公演について、
サクッと語っておきます

 

しかし、
本公演のクオリティーがハンパなさすぎるので、
それとは別として頭を切り替えての視聴でした
オープニングを見て、その方がいいと切り替えましたとも!

 

星組の下級生はみんなすっごく頑張ってましたし、
想像以上によかったです!

 

稀惺かずと祭りでしたけどねw

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

稀惺かずとが御曹司にしかわからない苦しみを乗り越えて新人公演初主演『1789』

一本物を1時間45分にまとめる関係上、
カットするのが多くなるのはわかってましたけど、
ちょっとなんだかなぁ…な部分があった、
谷貴矢先生の演出でしたね

 

前回の月組の『1789』初演時でも、
貴矢先生が新人公演を担当されていらしたので、
致し方がない部分もあったのでしょうけど…
ルーレットがないのは前回同様ですから異論はないですけど…

 

貴矢先生については、
キャスト別の部分で指摘していきます

 

まずは主演のかずとくん(稀惺かずとさん)から…

 

いや~素晴らしかったですね!
本公演の主演が礼真琴という部分を抜きで考えれば、
本当に素晴らしいとしか言いようがなかったです

 

歌も上手ですし、
演技力もある
華も十分ですし、
スター性も感じられました

 

難を言えば、
やはりことちゃん(礼真琴さん)同様に、
小柄であることくらいでしょうか

 

だからこそ、
ことちゃんの背中を見て学ぶことは多いと思います

 

また、
御曹司として下級生の研1からずっと注目され、
結果を出さなければならない立場という点でも、
ことちゃんと同様の運命を辿っていることでしょう

 

かずとくんの場合、
一族の末裔という出自のために、
ことちゃんの比ではないほどのプレッシャーと不安の重責があるでしょうけど、
それを乗り越えなくてはいけない境遇は、
我々の想像を絶するものがあると感じています
何度も語ってますけど…(^_^;)

 

星組では、
そんなかずとくんを大事に大事に育成している感があり、
本公演での役付きがよかったり、
別箱でも目立った役についたりして、
少しずつ成長させているのがわかってましたけど、
かずとくん自身で実力を開花させたのは、
なんといっても、前回の『ディミトリ』の新人公演で演じたアヴァク・ザカリアン役でした

 

そこで実力を示したのちに、
海外ミュージカルの大作であり、
大人気の『1789』の新人公演主演に抜擢されたわけです

 

ま・さ・に、
「満を持して」が相応しい!
まだ105期の研5なので、
チャンスとしてはまだまだあるため、
「満を持して」はおかしいかもですけど、
でも相応しいですよねw

 

しかし、
大劇場での新人公演は休演期間中と重なり、
むごいことに中止となってしまいましたよね
その苦難を乗り越えて、
今回、たった1回の新人公演に挑んだわけです

 

前半はちょっと硬さもあったと思いますけど、
どんどんかずとくんがロナンとして生きている様が伝わり、
後半はぐいぐい引き込まれるほどに…

 

演技力は前回の新人公演でも証明されてましたが、
今回のような真ん中の白い役も良く似合ってました

 

歌も十分歌えてます
あとは、男役歌唱に磨きをかけていけば全く問題ないでしょう

 

ただ新曲はカットされてましたね
なんでだろう?
やたらとかずとくん中心の構成ではありましたが、
新曲はカットでした…解せない…

 

今後の星組の方針としては、
ことちゃんがトップスター時代に、
あともう1回は主演をさせたいだろうし、
できれば3回とも礼真琴の元で、と考えているかもしれません

 

礼真琴がレジェンド柚希礼音の元で育成されたように、
稀惺かずとは宝塚歌劇史上でもかなりの実力派である礼真琴の元で育成するという方針が目に見えますよね

 

その後は、
108期のちるたん(馳琉輝さん)なのかなと想像

 

次の『RRR』の新人公演主演を連続で取れるのかどうかにも注目です
もしかしたら、
『RRR』の次が大作の可能性もありますので何とも言えませんが、
少なくてもあと2回は礼真琴トップの時代に、
新人公演主演をさせると考えています
ことちゃんの任期を考慮すると3回中2回?(^_^;)

 

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詩ちづるはまさかのソロなしだった…

続いては、
ヒロイン・オランプを演じたうたち(詩ちづるさん)

 

さすがうたちでしたね~
上手かったです
ただ演技に関しては、
たぶんひっとん(舞空瞳さん)に寄せるような指示だったのか、
うたちらしい自然な演技ではなかったのだけは気になりました
顔芸を真似しなくてもいいような?

 

それと、
華やかさの部分と、
アイドル的な見た目は、
圧倒的にひっとんなんだな、ということも再認識しました
ひっとんは、
演技も歌も残念ではありますが、
「ヒロイン力」は群を抜いてます
しかも愛されるヒロインという力を元々持っている才能がありました

 

今回のオランプ役は、
とにかく「ヒロイン」であることが大事な役なのだな、
と新人公演を見て、あらためて感じたのです

 

そのため、
うたちにとっては、
見せ場となるはずのとても大事な歌のソロの場面が削られたのは痛かった…(´;ω;`)

 

うたちは実力派の娘役さんなので、
演技力と表現力、
そして歌唱力で真価を発揮するタイプなので、
演技をひっとんに寄せさせて、
歌を封印となると、魅力が半減してしまうのです

 

そもそも、
ひっとんを真似ることが出来るというのも実力があるからこそ、です

 

でも、
これはないよなぁ…(´・ω・`)

 

星組の悪いところが出ちゃった感じですかね

 

トップ娘役への忖度発動は、代々の星組の悪い癖ですので…

 

こういう悪しき伝統は止めてもらわないといけないと思ってましたし、
ひっとんがトップ娘役になればそんなことはなくなると喜んでいたのですが…
ひっとんはダンサーとしてはピカイチの素晴らしいトップ娘役さんですし、
上記のように愛される華やかさもありますので、
忖度なんてなくなると思ってましたし、
しなくていいくらいの実力はあるトップ娘役のはずなのに…

 

…とは思いましたが、
本公演でのオランプの歌がイマイチではあるので、
ここで歌唱力のあるうたちに歌われたら、
ひっとんの立場が…的なことになってしまったんでしょうかね(´・ω・`)

 

他にカットしてもいい場面はあったと思いますよ
それをわざわざオランプのソロの歌をカットしたというのは、
忖度以外にないと勝手に感じてしまうわけです…

 

新人公演は下級生の育成の場なんですから…
歌わせないでどうする的な感じです

 

歌えない下級生なら歌わせないというのはアリでしょうし、
仕方がないとは思いますが、
うたちは歌えますからね

 

すごい劇団愛で、
舞空プロと言われていたひっとんが、
こういう扱われ方をされだして、
その心境はどうなんでしょう?

 

ひよりちゃん(藍羽ひよりさん)が、
前回の『ディミトリ』新人公演で圧巻のヒロインを演じたせいで、
今回役付きなしになってしまったのも、
それに繋がっているわけじゃないですよね?(´・ω・`)

 

あまりにトップ娘役忖度が過ぎると、
幻滅に繋がるので、
そういう力は発動して欲しくないと感じています

 

ただでさえ、
ひっとんは長期でトップ娘役なんですから、
そこは堂々と後輩に演じさせてあげて欲しいです

 

これは本当に星組の悪いところです
男役に関しては上手に育成しますが、
娘役にはこんな感じなんですよね

 

いろいろ残念すぎてガッカリな部分でした
これも今回の貴矢先生の演出のダメな部分だと感じました

 

とはいえ、
かずとロナンとうたちオランプのデュエットは素晴らしすぎて、
脳内では、
ことロナンとうたちオランプのデュエットに変換されてましたから、
仕方がなかったのかもしれません…(^_^;)

 

うたちがトップ娘役になれれば、別にいいですが…
でもなぁ…モヤモヤ…

 

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紘希柚葉のアルトワ&碧音斗和のダントンが素晴らしかった

続いては、
2番手のアルトワ伯役に大抜擢された、
103期のゆずはくん(紘希柚葉さん)

 

素晴らしかったですね!
今回の『1789』で、
主演のかずとくんは別格すぎるほど素晴らしかったですが、
他によかったのは、ゆずはくんです

 

歌も歌えますし、
何よりも相当な悪党みがあるアルトワとして思いっきり演じてましたよね

 

どちらかと言えば、
歌よりも演技力という感じではありましたけど、
とても魅力的でした

 

長の期最後の大役を見事な演技力で魅了してくれました
私の中では、
かずとくん抜きであれば、演技力の部分では1番よかったです

 

そして、
休演で出演を心配されていたダントン役のあおねくん(碧音斗和さん)
間に合ってよかったです!
本当に素晴らしかった

 

歌も芝居も文句なし!
歌はみんなを支えてましたよね

 

1度くらいは主演を演じて欲しい逸材ではありましたけど、
そのチャンスがなかったとしても、
これだけ演じられて、歌唱力もあれば、
ご活躍も出来ますよね
あとはご本人の気力でしょうけど…

 

せめて、主要キャストでのご活躍は見てみたいなぁ

 

瑠璃花夏&鳳花るりな&綾音美蘭&乙華菜乃の娘役カルテットも大活躍

続いては、娘役さんです

 

大役であるアントワネット役のるりはなちゃん(瑠璃花夏さん)
さすが上手かったですよね~
慈愛に満ちたくらっちアントワネットよりも、
ちゃぴトワネット寄りでしたね

 

歌も抜群に上手いですし、
新公ヒロインに抜擢されただけあり、
貫禄も十分でした

 

るりはなちゃんの特徴的には、
ちょっと華やかさが欠ける部分はありますけど、
その分、しっかりとした実力のある娘役さんですから、
くらっち(有沙瞳さん)が退団されますし、
ほのかちゃん(小桜ほのかさん)に次いで、
実力派の娘役として、星組を支えてくれるのでしょう

 

それを実感しました
お見事です!

 

ソレーヌ役のるりなちゃん(鳳花るりなさん)は、
ほのかソレーヌとは全然違った解釈でしたけど、
それはそれでよかったです
歌も上手ですし、
元気いっぱいなソレーヌは、印象に残りました

 

シャルロット役のみらんちゃん(綾音美蘭さん)も、
相変わらず上手い!
愛らしさと元気の良さが取柄のシャルロットを生き生きと演じてましたよね
私はみらんちゃん推しなので、今回のご活躍は嬉しいです

 

リュシル役のなのちゃん(乙華菜乃さん)は、
全ツ『バレンシアの熱い花』のマルガリータ役で好演されたのが、
記憶に新しいですよね
今後抜擢していきますよ感が凄かったですw

 

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大希颯が素晴らしすぎた&御剣海&凰陽さや華&馳琉輝の活躍

最後は、
主要キャストを務めた男役さんをざっくり…

 

まずは、
かずとくんと常にニコイチで仲良し同期のあいみくん(大希颯さん)
ペイロール役でした

 

今回主要キャストではないのが「?」でしたけど、
あいみくんはペイロールでも凄まじい存在感であり、
迫力のある演技と歌唱力が素晴らしすぎたので、
ペイロールでよかったのかもしれません…(^_^;)

 

バランスを考えると、
今回の主要キャストは、
かずとくん主演ありきでよく考えられているという配役だったからです

 

アルトワあたりであればあいみくんでもよかったと思いますし、
私的な予想ではアルトワ抜擢推しでした
でも、長の期のゆずはくんに華を持たせた形であれ、
今回のアルトワはゆずはくんで正解!

 

かといって、
デムーラン・ロベスピエールにあいみくんとなれば、
バランスが崩れるという…(^_^;)
上手い配役の妙だったと思います

 

で、ペイロールをあいみくんが演じたので、
ペイロールの印象がグンをあがるという…

 

良くも悪くも圧のある迫力系のタイプなので、
やはり1回くらいは新公主演を務めて欲しいと思います
何よりも歌上手ですからね

 

『RRR』はダンサータイプが主演じゃないとダメでしょうから、
それ以降に期待!

 

デムーラン役のみつるぎくん(御剣海さん)は、
ありちゃん(暁千星さん)が本役ということもあり、
歌の面は悪くはないですけど、
やや迫力には欠けてしまったのが残念でした
でもよかったと思います

 

みつるぎくんは、
今回3番手役に抜擢されてますし、
見どころも満載だったので、
新公主演が来るといいのですが…
あおねくんよりは抜擢されそうな気はします

 

ロベスピエール役のりんかくん(凰陽さや華さん)は、
やはり歌が弱かったですね…
本役のしんくん(極美慎さん)も主要キャストの中では1人、
歌唱力が普通レベルなので、
そういう意味では合っている抜擢だったとは思います
しんくんは本人比では良くなってますけど、
別に歌上手ではないですので…

 

ただ、しんくんが演じるだけあって、
華やかな男役さんがいいという判断だったのか、
すごく華がありますよね
目を引くスター性がありました
でも、歌がちょっと…なのでもう少し頑張って欲しいです
しんくんも歌えるようになりましたし…

 

最後は、
108期の研2でフェルゼン役に抜擢されたちるくん(馳琉輝さん)
上記でも触れましたけど、
スター性は申し分なし
研2という学年を考慮すれば、十分な上手さだったと思います

 

かずとくん育成に全力投球になる星組でしょうけど、
その後というか、
合間に、ちるくんを育成していくのでしょう

 

以上です

 

もう少し触れたい部分もありましたけど、
ざっくりと気になった部分の感想でした

 

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