実力をカリスマ性に昇華させた望海風斗

宝塚考察



いよいよ明日、
我が愛する星組、
ことちゃん(礼真琴さん)と、
ひっとん(舞空瞳さん)のお披露目本公演『眩耀の谷』の開幕です!

 

待ち焦がれてました…
…と言っても、
初日が見られるわけでもなく、
明後日のライブ配信の視聴が初になりますが…(^_^;)
あ…まだ申し込んでなかったw
あとでしておこう

 

私的な生観劇の初日は来週です♪
体調しっかり整えておかねば…

 

さて、本日ですけど、
だいもんさん(望海風斗さん)のカリスマ性についてです

 

私的な主観による、
ふわっとした感じの語りなので、
そういうのが大丈夫な方のみ、お付き合いください

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

望海風斗は元々カリスマ性のあるタイプではない

前回の続きのようなテーマです

真風涼帆と柚香光…感覚論ではあるが宝塚歌劇におけるスター性は重要

 

今や圧倒的な王者感溢れるだいもんさん
見事なトップスターオーラを身にまとっています

 

これはあくまでも、
私的な主観なのですが、
だいもんさんは、
元々スター性や、
カリスマ性に抜きんでた、
という印象がそこまでありません

 

独特な雰囲気をまとった、
路線スターという認識ではありましたけど、
それが下級生の頃からズバ抜けていたか、
というとそこまでではないように感じます

 

だいもんさんの魅力が徐々に頭角を現したのは、
新人公演主演後で、
まぁくん(朝夏まなとさん)との、
良き先輩後輩感が出てきた頃のように感じます

 

とにかく歌えることが強みでした
エトワールは伊達じゃないです

 

そこからバウ主演を経て、
『オーシャンズ11』のテリー・ベネディクト役を務めます

 

ここで魅力が一気に開花した感がありました
今でも、
花組の『オーシャンズ11』はすごく評価が高いと思いますけど、
それはひとえに、
だいもんさんのベネディクトが成功しているからでしょう
これがものすごく大きいです

 

これが第一の転機となり、
ぐんぐんとスター性を帯びていくことになります

 

スポンサーリンク

望海風斗の第二の転機はルキーニ!

そして、
だいもんさんの人気を不動にしたのが、
『エリザベート』のルキーニ!

 

人気のあるキャラクターであり、
主要キャストであり、
物語の軸であり、
そして、トップスタージンクスの役でもありました

 

この狂気のルキーニが本当に見事で、
歴代のルキーニの中でも、
ベスト3に入るでしょう
それぞれ思い入れがあるでしょうから、
ベスト3としましたけど、
私的にはNo.1です!

 

こういうクセの強い役が、
独特な雰囲気を持つだいもんさんにはピッタリ!
しかも、
歴代ルキーニの中でも文句なしの歌唱力!

 

まさに、
ルキーニ=望海風斗、となった瞬間でした

 

この花組の『エリザベート』は、人気も高いです
さらに、評価も高いのです
それは、
主要キャストの歌唱力に、ズッコケがなかったからでしょう
シシィ以外にはなりますけど…(^_^;)

 

それでも、
蘭はなちゃん(蘭乃はなさん)としては、
十分上手くなっていたと感じます

 

みりおん(実咲凛音さん)クラスの、
歌唱力のトップ娘役さんであれば、
なお最高でしたけど、
あの主要キャストの中では、
みりおんも負けてしまいそうなほどの、
オーラバンバン、歌唱力バンバンでしたので、
その辺りはどうだったかな、とは思います

 

シシィの華という部分は、
どうしても、
みりおんには欠けてしまっていることなので…

 

『エリザベート』史上、
最高傑作の1つともなったのは、
トップスターのみりおくん(明日海りおさん)を筆頭に、
みっちゃん(北翔海莉さん)のフランツ、
だいもんさんのルキーニ、と誰が歌っても耳が幸せでした

 

スポンサーリンク

武器は歌唱力!先天的ではなく後天的なスター性

その後に、
雪組へ組替えし、
本公演後に別箱初主演の『アル・カポネ』

 

これまたドンピシャな役と作品でした

 

雪組時代からは、
2番手となり、
絶大な人気を獲得して、
そしてトップスターに就任します

 

前回や、
月組の話の時にも語りましたが、
スター性やカリスマ性というのは、
本来は後天的にできるものではなく、
生まれ持った先天的なものになります

 

何度も言いますけど、
努力でどうのこうの出来るものではないのです

 

だからこそ、
宝塚歌劇団では、
ずば抜けたスター性の持ち主である、
タカラジェンヌを大事に育てていくわけです

 

だいもんさんは、
そのスター性のあるタカラジェンヌではありません

 

素顔を見てもそうですけど、
割と淡々した印象があり、
オーラ全開、という感じのスターではないのです

 

ですが、
ひとたび舞台にあがれば、
見事なまでのカリスマ性とスター性を発揮します

 

これが非常に面白いです

 

これは、
芸によって、
自身のポテンシャルを最大限に引き出す力がある
ということなのです

 

歌唱力から始まり、
今や演技力や表現力も豊かになり、
素晴らしいトップスターとなったのです

 

だいもんさんの魅力は、
歌って演技して、最大限引き出されるというタイプということ!

 

芸でオーラを作り上げた望海風斗

だいもんさんのスター性やカリスマ性は、
だいもんさんの演じるキャラクターに、
孤高や孤独が、つきまとっているが故でしょう

 

さらに、狂気を秘めたキャラクター、
という部分もあると感じます

 

こういう一癖ある役を演じた時に、
望海風斗の魅力が爆発するんだと思っています

 

とはいえ、
『壬生義士伝』の吉村貫一郎のような役も演じられて、
表現力に幅もでき、
カリスマ性のあるキャラクターではなくても、
魅力溢れる演技を見せてくれました

 

これがまさに成長ですね

 

立っているだけで、
目を引く、目を奪われるという、
真のオーラではありませんが、
芸によって磨かれたオーラなんです

 

タカラジェンヌには、
こういうタイプは多いと思います

 

ことちゃん(礼真琴さん)もまさにこのタイプ

 

ことちゃんは、
踊って、歌って、演技をすることで、
魅力が最大限に引き出されるタイプ

 

だいもんさんのような、
後天的な独特なカリスマ性を、
身につけられるかどうかはわかりませんが、
少なくても、
芸で魅了させてくれるでしょう

 

芸は身を助く…、
本当にその通りだと思います

 

参加しています!

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 

【関連記事】
望海風斗はやっぱりトップオブトップだった!宝塚再開の救世主となる

 

コメント