本日は、
関西方面に台風が近づいており、
宝塚大劇場とバウ公演は大丈夫かな、
と朝からドキドキしておりました
朝の9時半頃の公式の案内では、
予定通り上演するというお知らせがあり、
ホッとしました
それを見て、
ライブ配信のチケットを購入いたしました!
今回はその『ベアタ・ベアトリクス』の感想を、
サクッと語っておきます
まずは一言、
しんくん、
星組の皆さん、
『ベアタ・ベアトリクス』千秋楽おめでとうございます!
ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!
熊倉飛鳥のバウデビュー『ベアタ・ベアトリクス』は大成功!
『ベアタ・ベアトリクス』を作・演出した熊倉飛鳥先生は、
これがバウデビュー作でした
作品概要からも、
かなり面白そうな人物と相関が見れて、
非常に楽しみにしておりました
その期待をはるかに超えるくらい、
脚本をとても上手にまとめてらして、
キャストもドンピシャの宛書であり、
音楽も、演出も素晴らしかったです
何よりも、
主演であるしんくん(極美慎さん)を際立たせるための演出と、
キャスティングが絶妙でした
しんくんは、
非常にやりやすかったのではないでしょうか
主演の重みがあるので、
そんな余裕はなかったかもしれませんが、
星組の若手実力者を総動員したというのがよくわかる布陣でしたし、
その役割りをきっちりと務めてました
とても頼もしかったです
そのあたりの見極めがとても良かったのが1番です
まさに適材適所なんですよね
脚本も破綻がなかったですし、
人物像からの展開がわかってはいましたが、
それ以上の深みのある物語と背景を描かれてました
画家に対しての演出も素晴らしかった
特に「オフィーリア」の絵と、
「ベアタ・ベアトリクス 」の絵を、
人物によって再現した演出は見事でした
キャラの掘り下げ方も良かったです
1番印象に残る場面といえば、
1幕の「不安がある」(だと思った)の歌とともに描かれる、
エヴァレットの「オフィーリア」制作でした
素晴らしいの一言で、
あの場面は息を呑むほど見入ってしまいました
それと対になる形で、
2幕最後にロセッティが「ベアタ・ベアトリクス 」描く場面が、
生きてきていました
ダンスの取り入れ方や、
歌への繋ぎの部分の構成もとても良かったと思います
新しい才能が誕生したことがとても嬉しいです
熊倉先生の次回作も期待しております
キラキラ全開で可愛いは正義だった極美慎
この作品の主人公であるロセッティを演じたのは、
バウ初主演となったしんくんです
とにかくカワイイ!
もうキラッキラで眩しかった…
しんくんが出てくる場面では、
「極美かわいいよ…かわいいよ極美」しか出てこないほど、
可愛かったです…(^_^;)
「可愛いは正義」を地で行くしんくんですけど、
今回の主演でもその威力を遺憾なく発揮していたと思います
何回も言いますが、
と・に・か・く、可愛い!!(2度目w)
歌も本人比でかなり成長していました
ただやはり不安定さがあるので、
ほのかちゃん(小桜ほのかさん)と最初にデュエットする場面で、
ほのかちゃんが珍しく引きずられたように感じました
そういう意味では恐るべし、極美慎と不安に思ったのですが、
その後は大きく外すこともなく、
頑張って歌ってましたよね
丁寧に歌うことで、心に響くのも歌唱の魅力ですから、
そこを目指してさらに上手くなって欲しいです
お芝居に関しては、
これまでも演技力に期待をかけていましたが、
主演を務めることで、
次への課題は見えていったと思います
出ずっぱりで、セリフの量も多かったでしょうから、
そのあたりの向上を次に期待したいですね
カーテンコールのご挨拶はしっかりしてましたね
いつものふわふわした感じはなく、
主演者としてきちんとご挨拶をされていたのが頼もしかったです
とにかく極美慎の魅力は、
カワイイ美貌でしょう
キラキラの王子様とは、まさに極美慎のこと!
これは天性のものなので、
努力でどうのこうの出来るものではありません
その美貌を生かすために、
しんくんだけ、なぜか年を取らない演出になっていたのは、
ちょっと苦笑いという感じではありましたが、
「美しくない極美は、極美慎ではない」という熊倉先生の拘りだったのかもしれません(想像です)
そして、ファンも老けた極美は見たくなかったでしょうし…
ただ、こういう演出をされてしまうところが、
今のしんくんの立ち位置なのかなとも感じました
これを打破し、
しっかりと周りと同様な年配者を演じられた時に、
「真・極美慎」になると感じました
真ん中に立つことの大変さを学んだであろうしんくんの、
次なるステージに期待したいです
周りに恵まれての主演であったことを理解しているというのは、
しんくんのお人柄の部分でもあります
その素直さと謙虚さ、そして美しいビジュアルを武器に、
極美慎ならではの男役を確立していって欲しいですね
あの美貌と可愛さで、
ファンもとても多いでしょうから、
あとは芸を極めて欲しいです
ヒロイン・小桜ほのか&2番手・天飛華音
ここからはサラッと語っていきます
まずは、
ヒロインであるほのかちゃん(小桜ほのかさん)
さすがに安定した上手さでしたね
演技も申し分ないですし、
何よりも美しい声!
あの声でほのかちゃんはすごく得をしていますし、
大事な武器だと思っています
歌姫の本領も発揮しており、
聞き惚れてしまいました
ここでちょこっとだけ…
しんくんがトップスターになることがあるとすれば、
相手役は、こういう実力があり、
持ち上げてくれる娘役さんがいいんだろうなと感じました
本当は美貌のコンビが望ましいですが、
ほのかちゃんクラスの実力者で、
美貌の歌姫の路線は少ないので、
そこが悩ましいですよね…
このあたりはまた別枠で語りたいです
次に、
2番手役・エヴァレットのかのんくん(天飛華音さん)
素晴らしかった!
さすが歌ってよし、踊ってよし、演技してよしの3拍子揃った礼真琴のDNAを引き継ぐ若手実力者です
昔のことちゃん(礼真琴さん)を見ているような八面六臂の活躍ぶりで、
次世代の星組を背負っていって欲しい逸材であることを再認識いたしました
しんロセッティと、
かのんエヴァレットの最後の場面では、
溢れる涙がこぼれ落ちてましたよね…
カメラが捉えてました
さらに鼻水も…
本当に泣いているからこそ出てしまったのですよね
この場面は、
かのんくんの熱演に引き込まれて号泣でした…
しんくんがようやくバウ主演できましたので、
近いうちに、次はかのんくんがバウ主演になるのでしょう
よい作品に恵まれますように…
芸達者な星組若手陣…碧海さりお・水乃ゆり・大希颯・麻丘乃愛
3番手役・ウィリアムのちゃりおくん(碧海さりおさん)
いい人全開のウィリアムを自然体で演じていたちゃりおくん
さすがに上手かった…
こういう逸材がいるからこそ、
舞台が引き締まりますし、厚みが出ます
新公主演も経験していますから、
真ん中に立つ重みも経験済み
最初は、
ふらふらしている感じのウィリアムですが、
時を経て、少しずつ人間的に成長していきます
その過程がわかるような表現力だったのが素晴らしかったです
ジェイン役のみずのちゃん(水乃ゆりさん)
これまた良かったですね
元々演技力に磨きがかかっていたみずのちゃん
今回は登場時の悪女っぽさ、奔放さからの大人な女性へと成長していくジェインを、
情感たっぷりに演じてましたね
色気も凄まじかった…
こういう役ができるようになると、
役幅も広がりますから、非常に良い経験をされたと思います
ファム・ファタールはピッタリでしたね
綺麗なみずのちゃんと、
美形のしんくんのコンビはうっとりするほど美しかったです
ウィリアム・モリス役のあいみくん(大希颯さん)
想像どおりに大抜擢な役でしたね
それに見事に応えていたと思います
1幕での快活な青年から大人になった晩年までを演じてましたけど、
まだ研4で堂々とした演技を見せてくれました
3期上のみずのちゃんとのコンビもしっくりいってましたし、
これからの活躍が楽しみな星組生です
同期に、
かずとくん(稀惺かずとさん)がいるので、
なかなかあげづらいところもあるでしょうけど、
かずとくんと同様に、
しっかりと育成していって欲しい逸材です
クリスティーナ・ロセッティ役のしほちゃん(麻丘乃愛さん)
今回で退団となり、
最後ご挨拶をされてましたけど、
しんくんの妹役ということで、見どころがありましたね
これで退団されるのはもったいないほどの美しさがありました
まだ新公学年の104期・研5ですからね
第二の人生も素敵になりますように…
95期が長・ひろ香祐&カーテンコール
最後は、
今回長だったジョン・ラスキン役のひろくん(ひろ香祐さん)
95期が長を務めるということに、
もうそういう学年なんだな、としみじみ感じました
演技と歌に関しては申し分なし
これまでもしっかりとした実績がありますので、
しっかりとしんくんの舞台を支えてました
長の挨拶では、
ことちゃんの『モンテ・クリスト伯』組にも触れてくれて、
同期愛を感じました!
カーテンコールも、
台風ということで、
だらだらせずに、10分程度で終わったのも好印象です
あと、
カーテンコールでは、
しんくんが「礼さんからお許しを得て」ということで、
「星組パッション」をやってくれましたね
その時に1度上手くいかなかったですが、
かのんくんに抱きついてて可愛かった…
かのんくんも下級生全開で可愛かった…
星組の若手が誇らしかった『ベアタ・ベアトリクス』でした!
参加しています!
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