退団公演に良作なしは2番手退団にも波及!?…それは美弥るりか『夢現無双』から始まった

宝塚考察



本日は公式からは何もお知らせはなく、
静かな1日でしたね

 

そういえば、
全く触れてませんでしたが、
10月7日(地震のあった日)に、
花組次回本公演の『元禄バロックロック』の人物相関図が出てましたね
大尊敬のブログ様の記事を勝手に読んで、
夢を膨らませてました(笑)

 

谷貴矢節全開がいい方向に向かいますように…
ビジュアルは今のところ最高ですので、
ぜひそのまま素敵な作品に仕上げてもらいたいです

 

さて今回ですけど、
タイトルの通りなのですが、
昨今増えた2番手スターの退団公演ですけど、
これまたトップスターの退団公演並みに「・・・」なことが多いような…、
というようなことを語っておこうと思います

 

ちなみに、
今作の星組『柳生忍法帖』は大劇場千秋楽までお預け状態です

 

その上で、
あえて語っておこうと思っています
今からでも少しでも良くなりますように…という願いを込めて…

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

それは美弥るりかの退団公演『夢現無双』から始まった

今振り返っても衝撃的だったるりかさん(美弥るりかさん)の退団ですけど、
その退団公演が『夢現無双』でした

 

これはもうぐうの音も出ないほどのダ…失礼しました…
超凡作だったと思います

 

あくまでも私的な感想ですので、
感動した方も多くはいらっしゃるはずでしょうけど、
私的には全然面白くなかったです

 

当ブログのアンケート結果でも散々でした

「月組『夢現無双』の観劇評価」これまた前代未聞のアンケート結果発表!

 

あくまでも、
当ブログの読者様限定ですから、
思考が似ている方が集まってくることが多いですけど、
意外と私と感想が異なることも多々あるのが、
当ブログのアンケート結果の特徴でもあります
そこが面白いんですよね

 

すごく参考になるというか、
そういう見方があるのかと新しい発見ができる、
とても貴重な感想もいただきます

 

ですが、
この『夢現無双』はフルボッコでした…(^_^;)
賛否両論ではなく、がかなり多めという…

 

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そもそも論として『夢現無双』は作品として残念すぎた件

るりかさんの退団公演で、
るりかさんの見せ場がなかったのが1番大きな要因ですけど、
そんなことよりも何よりも「つまらなかった」んですよね…

 

主演のたまきちくん(珠城りょうさん)は、
宮本武蔵にはピッタリと誰もが思ったはず…
私的にも、ワクワクしてましたし、
当時の観劇前のブログでも盛り上がってました
なのに、
その主人公の武蔵も何やら…という状態
さくらちゃん(美園さくらさん)に至っては「たけぞうさん」の印象しかないという
今でも、
たまきちくんの棒読みと、
さくらちゃんの「たけぞうさん」と、
るりかさんの「通行人A」ぶりが忘れられません…

 

ある意味印象に残っているだけマシかもしれませんけどね
「どんな作品だったっけ?」と埋もれるよりは、
いいのかもしれませんけど、
決していい意味ではないのがなんとも…(´・ω・`)

 

「トップスターの退団公演に良作なし」は、
宝塚歌劇のあるあるですが、
それが2番手スターの退団公演にも当てはまってしまった1つの事例になりました

 

ですが、
この時は近年の2番手スターの退団は、
まだるりかさんだけですから、
あくまでも特殊な事例でした
そのため、
「2番手スターの退団公演に良作なし」にはカウントされませんでした

 

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瀬戸かずやの退団公演はトップ娘役・華優希の退団公演でもあった『アウグストゥス』

そして、
次の2番手スターの退団は、
花組のあきらさん(瀬戸かずやさん)でした

 

その公演が『アウグストゥス』

 

これはあきらさんの退団公演というよりも、
花組トップ娘役の華ちゃん(華優希さん)の退団公演がメインでした

 

私的には
『アウグストゥス』は思ったほど悪くはなかったです
特に、
あきらさんを主軸とすれば、
よくできていたと思っています
そういう意味では、
2番手スターの退団公演としてはよかったです

 

ただ、
トップコンビがなぜか影の薄い作品でした
カレーくん(柚香光さん)は、
文句なしにカッコよかったですし、
華ちゃんはさすがの演技力と表現力でした
なのに、印象が薄い…

 

それは、
アントニウス側というのが明確すぎて、
しかも煌びやかだからなんですよね…

 

あきらさんの退団公演という点では、合格ですけど、
作品そのものやトップ娘役の退団公演としては、
疑問が大いに残る作品という評価をしました
あくまでも私的に、です

 

当ブログのアンケート結果でも、
好意的なご意見が多い中、
厳しいご意見も多々見られ、賛否両論な状態でした

 

あと、
久しぶりに投票数もめちゃくちゃ少なかったのも顕著でした

 

花組『はいからさんが通る』に比べて、
4分の1程度の投票数という…(TдT)
はいからさんは338でしたが、
アウグストゥスは73でしたから…

 

『はいからさんが通る』は、
運よく珍しくたくさんの方にご投票いただくことが出来ましたが、
当ブログは元々、
花組と月組のファンの方が極端に少ないため、
いつも少ないのは確かなのですが、
ここのところで3桁いかないのは、評価する元気もなかったのかな
勝手に推測しております
投票数が少ないため、
いただくコメントが少なかったです…(´・ω・`)

 

印象に残るコメントは、
「衣装」が素敵だったということくらい…

 

ジェンヌさんの頑張りは皆さん褒めてますけど、
あくまでも「頑張り」であって、
そもそも作品の力がアントニウス寄りなのが、
なかなか難しいところに思います

 

2番手の瀬戸かずや退団公演としては、合格でしょうけど、
作品そのものの評価としては、やはり1段下がると感じます

 

愛月ひかるの退団公演『柳生忍法帖』はいかに…

そして、
現在宝塚大劇場で絶賛上演中の星組の『柳生忍法帖』

 

これは愛ちゃん(愛月ひかるさん)の退団公演です

 

私自身観劇前ですし、
何とも評価がしづらいですけど、
大尊敬のブログ様がかなりお嘆きになられていて…(^_^;)

 

他の方のご意見はどうかわからないのですが、
空席も目立つとのこと…

 

しかもこの作品、
私的にも以前に指摘しましたけど、長期なんですよね
元々「大丈夫かいな」と思ってましたけど、
大野拓史先生の脚本次第だと指摘しておりました
大野先生は、
当たりはずれが大きいので、
大当たりの特大ホームランを願っていました

 

その後に愛ちゃんの退団が発表され、
それならなんとかなるのかなと思ったのですが…

 

もちろん楽しい、面白いというファンの方も多いでしょう
100人いたら100通りの感じ方がありますから、
それは極々自然ですし、当然だと思います

 

ですがその一方で。
空席もハンパではないと聞くと、
なんだかとっても泣けてきます…

 

まるで、『夢現無双』の悪夢の再来かと…

 

救いは主演のことちゃん(礼真琴さん)の美声の歌声とのこと
トップスターである意味がちゃんとあるわけですけど、
愛ちゃんの退団公演としてはどうなんでしょうね?

 

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蛇足になるが上田久美子の『桜嵐記』と『fff』

せっかくたまきちくんが、
「トップスターの退団公演に良作なし」を打ち破ったというのに…

 

ただこれも思い返せば、
上田久美子先生の独特な作り上げた世界観が、
たまたま
たまきちくんとさくらちゃんの退団に合致しただけなのだろう、
という気はしています

 

ウエクミ先生は、
基本的に自分の世界観を1番大事にされる先生ですから

 

だからこそ、
ジェンヌさんを念頭に置くと失敗してしまうのです

 

『fff』がいい例です
だいもんさん(望海風斗さん)ありきで作品を作ったら、
ウエクミ先生にしたら、超凡作だったという…(^_^;)
私的には面白かったですけどね
ただウエクミ作品だと思うと
「あれ?」と肩透かしにあったというのも事実です
ヅカファンはもっと感動作を期待してましたもんね…たぶん

 

このあたりはまだ語れますので、
いずれ語りたいです

 

愛ちゃんの退団公演云々以前に、
作品としてどうにか昇華させて欲しいですね
そうなれば結果として、
愛ちゃんを最高の状態でお見送りができるというもの…

 

とりあえず、
自分ではどういう感想を持つのか、
11月1日楽しみにしております

 

現在かなりハードルが下がっているので(どん底)、
宙組の『シャーロック・ホームズ』のように、
見たら面白かったと思えるといいなと思っています

 

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