「宙組『El Japón(エル ハポン)』の観劇評価」史実とオリジナルを混在させた意欲作のアンケート結果発表

宝塚観劇アンケート



今回は、
2020年2月16日~2月28日に実施してました、
当ブログのアンケートの集計結果を発表したいと思います!
第31回目(通算)のアンケートです

 

お題は、
宙組の『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』、
『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
の観劇評価です!

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今回はお芝居の『El Japón(エル ハポン)』のみの結果発表になります

 

さて、どのような結果となったでしょうか…

 

あくまでも、
当ブログ読者様限定のお話なので、
そこは、100通りの感想があるということで、
広いお心でご閲覧ください…

 

アンケートの投票状況

今回は、130名の方々にご投票いただきました
本当にありがとうございます!

 

大作ではないので心配しましたが、
大丈夫かなと思いましたけど、
予定通り締め切り出来ましたので、
とても助かりました
私が締め切りを忘れていただけで(笑)、
締め切り内でしっかりご投票いただいてました

 

いつもアンケートにご参加いただいている皆様には、
とても感謝しております

 

本当にありがとうございます!

 

今回のアンケートも、
重複禁止ですので、
一人1回だけの投票です♪
私は、
いつもの如く、投票出来ない仕様ですので(笑)、
結果と共にお伝えします!

 

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Q1:宙組『El Japón(エル ハポン)』の満足度をお聞かせください

1問目は『El Japón(エル ハポン)』の作品評価の質問です
こちらの投票数は、130名の方にご投票いただいてます!

 

結果はこちらです!

 

めちゃくちゃ団子状態になりました
わかりやすく並べ替えました
コメント数も明記しています

①(星4):満足! (37票/28.5%)【コメント数】14
②(星5):大満足!すごくよかった♪(29票/22.3%)【コメント数】10
③(星3):まぁ満足 (28票/21.5%)【コメント数】8
④(星2):今ひとつ (27票/20.8%) 【コメント数】8
⑤(星1):自分には合わなかった(9票/6.9%)【コメント数】2

 

恒例の大満足の指標、
「星5」と「星4」は、50.8%です!

 

だいたい団子状態の時は、
こういう結果になると思います
数字としては、低い方になります

 

低評価指標の「星2」と「星1」は、27.7%でした

 

前回の月組『I AM FROM AUSTRIA』と似たような満足度になりました

 

1位「星4」はさすがに多いのですが、
2位~4位がわずか1票差ずつとなっています
流石に「星1」は多くありませんが、
パーセンテージを見る限り、
1位から4位までが団子状態ということは、
賛否両論だったということになります

 

当アンケートの「星5」と「星4」満足度の指標は以下の通りです
ご参考になさってください

  • 80%以上で大満足
  • 79%~50%で普通
  • 49%以下は不満足

 

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「Q1」の総評

結果を一瞬見る限り、
意外と評価が高く感じました

 

ですが、
細かく数字を見ると、
賛否両論だと気がつきましたので、
高くもなく、低くもない
という評価に落ち着いたと思います

 

高評価の要因としては、
一通りまとまっていたことが挙げられます
配役も概ね合っていたのではないでしょうか

 

あと、
「思ったよりもマシだった」
という部分も大きかったように感じます

 

そして、何よりも、
おそらく凡作になる『El Japón(エル ハポン)』ですが、
宙組生の一丸となった舞台づくりを素直に受け止め、
一定の水準に引き上げたことが評価されたのだと思われます

 

ゆりかさん(真風涼帆さん)のカリスマ性とスター性、
まどかちゃん(星風まどかさん)の歌唱力と健気さ、
キキちゃん(芹香斗亜さん)のコメディセンスと歌唱力など、
主要キャストを始めてとして、
上手に見せ場を作ってくれていたと感じます

 

そのため、宙組生を楽しむ、
という点では優れていたのではないではないでしょうか

 

 

一方で低評価の要因としては、
ジェンヌさんの場面を作り上げるために、
あっちこっちへと話が飛ぶこと、
それ故に共感が薄まることがあげられます

 

見せ場を作るのは大事ですし、
宝塚歌劇の1番の魅力はタカラジェンヌなわけですから、
そこを大事にするのは間違えてはいないのですが、
ストーリー全体の繋がりがうまくいっておらず、
飛び飛びの印象を受けさせました

 

そこがつまらなくさせた最大の原因と思われます

 

ただそこも元々の期待値が低ければ低いほど、
乗り切れたところではありますが、
思った通りという場合と、
思った以上に残念という場合ですと、
落胆が大きくなります

 

この作品では、
その両方があったということになります

 

宙組生の頑張りや、
魅力は結構引き出してもらえてましたので、
1番はストーリーのまずさかなと思われます

 

割と地味な作品と思われても、
ストーリーに感動があると、
途端に感情移入が先行し、
欠点が薄まります

 

その点が非常に残念で、もったいなかった部分でしょう
それを払拭するだけの魅力や長所がなかった、
というところも、
賛否両論の結果に繋がったのだと思われます

 

 

「Q1」私の投票

さて私の投票です
ずばり「★★★(星3):まぁ満足」です

 

作品そのものには、
「星2」ですけど…(^_^;)

 

宙組生の個々の魅力の部分が、
十分楽しめましたので、
それで星1つ追加しています

 

 

とりあえず、
私的にはこの脚本に面白味を感じませんでした

 

大野先生は、
当たりはずれが大きいのですが、
こちらは「はずれ」としか言えませんでした…あくまでも私的に、です…

 

ただ演出に関しては、
宙組生の良さを引き出していたと思います

 

ゆりかさんの剣での立ち回りはカッコ良かったですし、
まかキキのコンビの場面もよかったですし、
まどかちゃんとキキちゃんの歌もよかった…

 

95期ラブの私としては、
ずんちゃん(桜木みなとさん)もしっかり活躍していたので、
目が釘付けでしたし…w

 

あと、
ららちゃん(遥羽ららさん)が美しかったです
絡む場面はないのに、
ゆりかさんとの愛の深さが十分伝わりました

 

お話全体が暗いお話の上、
娘役さんのほとんどが奴隷なので、
華やかさに欠けていたのは、見た目に寂しかったですけど、
その分、男役さんをカッコ良くさせてバランスを取ってました
硬派な感じは悪くなかったと思います

 

もう少しストーリーを頑張ってもらえれば、
人間ドラマが成立したように感じます

 

 

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Q2:『El Japón(エル ハポン)』で、一番心に残ったことをお聞かせください(ジェンヌさん以外で)

『El Japón(エル ハポン)』についての付属の質問です

 

ジェンヌさんの熱演以外で、
『A Fairy Tale』のどこを評価するか
ということを明確にしたい、という意図があります
良くも悪くも、どちらでもいいのです!

 

この質問への投票は、88名です
ご投票ありがとうございます!

 

結果はこちらです!

 

わかりやすく並べるとこうです!
あわせてコメント数もお知らせいたします

①時代背景・人物 (26票/29.5%) 【コメント数】5
②楽曲・歌 (24票/27.3%) 【コメント数】6
③脚本・ストーリー (17票/19.3%) 【コメント数】9
④その他 (12票/13.6%) 【コメント数】11
⑤演出・構成 (9票/10.2%) 【コメント数】4

 

1位は「時代背景・人物」です
「楽曲・歌」ではないのは久しぶりではないでしょうか

 

アンケートを実施してから、
過去「楽曲・歌」ではなかったのは、
この『El Japón(エル ハポン)』で3本目です

 

『ANOTHER WORLD』『霧深きエルベのほとり』という、
星組作品に続いてになります

 

 

「その他」へのコメントも、
ほぼ答えてくださり、ありがとうございます!
1名だけ理由不明ですが、
他の11名様にはお答えいただいてますので、
理由が明確になるので、とてて助かります

 

いつもご協力ありがとうございます

 

「時代背景・人物」

1位は「時代背景・人物」です

やはり歴史的な史実を元に作られた作品で、
実在する人物と、オリジナルのキャラを交えてということもあり、
興味を引かれた部分が大きかったのだと思います

 

それだけに上手にストーリーに落とし込めなかった部分が、
もったいなかったという感じがしてなりません
コメントでも同様なことをいただきました

 

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「楽曲・歌」

2位の「楽曲・歌」です

前の項目でも指摘しましたが、
この質問の1位はだいたい「楽曲・歌」の1位が定番ですが、
今回は2位となりました

 

歌の聴きどころがあり、
見せ場の場面での歌や楽曲は、
作品にとても合っていたので、
1位になれなかったのが不思議なくらいです

 

それだけ史実であったという、
歴史的背景に注目されていたということだと思います

 

 

「脚本・ストーリー」

3位は「脚本・ストーリー」でした

「良くも悪くも印象に残った」という項目なので、
賛否の「否」の部分が多いのかと思いますが、
意外と両方という印象がありました

 

本来悲劇的な背景があるものですが、
そこをハッピーエンドにしたという部分、
救いがあったところに評価をされているということと、
きちんとまとめていたという評価が大きいように感じました

 

一方で、
大味で雑だった印象はマイナスポイントでしょう
1時間半という短い時間なので、
落とし込むのが難しかったのでしょうけど、
もったいなかった部分ではあります

 

 

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「演出・構成」

4位は「その他」でしたので、
5位は演出・構成」でした

宙組生の良さを引き出した演出に高評価だったと思います
ストーリーが単調なのを、
吹き飛ばすかのように、見どころがありました

 

この辺りは演出や構成の良さでしょうし、
駄作になりかけたのを、
食い止めた要因だと感じます

 

宙組に思い入れがない方でも、
タカラジェンヌが活躍している姿を見るのは、
素直に嬉しいものですから

 

「Q2」私の投票

私の投票は、
「演出・構成」です!

 

悪い方の意味で「脚本・ストーリー」と迷いましたが、
良かった部分に投票します

 

宙組のいい部分を引き出している演出は、
十分楽しめました
適材適所が生かされていたように感じます

 

立っているだけでトップスターというゆりかさんを中心に、
ジェンヌさんのいい部分を見どころにしてくれていました
芝居を見るという点においても、
よかったと思います

 

これでストーリーが良ければ、
もっと感動するドラマになったんだろうなぁ
という気がしますので、そこだけは残念です

 

 

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あとがき

いつもながら遅くなりまして、
大変申し訳ございません…

 

それでも1ヵ月後に出せたのと、
雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の締め切り前に発表出来たので、
ホッとしたというのが正直なところです…

 

さて、結果はいかがでしたでしょうか?

 

私的には、
もう少し低い評価になるかと思いましたけど、
よく考えたら、
「星5」と「星4」の満足な層が50.8%ですから、
十分低い結果ですね…

 

前回の月組『I AM FROM AUSTRIA』よりは、
マシな印象になっています
大作ミュージカルとオリジナル作品での期待値の差でしょう

 

オリジナルなので、
すべてが真新しい状態で見ることになります
そこに感動や共感をしてもらうというのは、
非常に難しいのですが、
宝塚歌劇はタカラジェンヌあってこそ!

 

適材適所の良さを見出せれば、満足度が高くなります
今回は作品そのものには「普通」の評価でも、
宙組生の良さを引き出していた、
という点で支えられていたように感じました

 

あとはショーの満足度ですね
これが高ければ、帳消しなりますので…

 

それが2本立ての良さになります

 

ということで、
ショー『アクアヴィーテ!!』は後日になります

 

 

当ブログのアンケートは、
いろんな方の感想を知るために実施しているので、
様々な声を知ることが出来るというのが、
大事なのです

 

今回も幅広くコメントいただけたので、
非常に参考になりました!

 

毎回お伝えしてますけど、
アンケート結果はあくまでも、当ブログ読者様限定です!
当然、この作品に感銘を受けて感動された方もいらっしゃいます
それでいいのです

 

100人いたら100通りの感想、評価があるのは当然なのです

 

その辺りをご理解いただけたら、幸いです

 

今回の記事と連動した感想記事はこちらになります

宙組『El Japón』王者・真風涼帆を中心に宙組の充実度&歌唱力が凄まじい!

 

引き続き、
よろしくお願いいたします!

 

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