2番手羽根の月城かなと&鳳月杏と光月るうの芸達者&他キャスト別『I AM FROM AUSTRIA』

月組



本日は、
月組本公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』のキャスト別の感想です

 

たまきちくん(珠城りょうさん)と、
さくらちゃん(美園さくらさん)
そして、
作品そのものの感想はすでに語っておりますので、
キャスト別の感想をサラっと語っておこうと思います

 

いつも通りの私の感想メモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

月城かなとのフィナーレの2番手羽根に感動

いつもなら、
絶対記事にしているはずなんですけど、
何度記事タイトルを見ても、
触れていなくてビックリ!(◎-◎;)

 

語った気していなかったので、
記事になっているわけはないんですけどね…(^_^;)

 

まずは大事な一言!

 

れいこさん、2番手就任、おめでとうございます!!

 

れいこさん(月城かなとさん)にとても似合う、
真っ赤な2番手大羽根がとても素敵でした
フィナーレの階段を降りてくる姿に、
思わず涙ぐんでしまいました…

 

私でこうなのですから、
ずっと応援されてらっしゃるファンの方には、
溢れる想いが込み上げてきたのではないでしょうか…

 

95期から、
正式に2番手大羽根を背負ったのは、
れいこさんで3人目です

 

月組では、
これからもれいこさん中心で、
しっかり楽しませていただきたいと思ってます♪

 

れいこさんの美貌には、
本当に赤が良く似合う(ため息)…(*゚Д゚*)ポッ

 

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美形の悪役が似合う月城かなと

今回は悪役というよりも、
嫌なヤツ度が高い役だったれいこさんのリチャード

 

計算高くて、
情もなく、
自分のことしか考えていない、
最低の男がリチャード…

 

これを美形のれいこさんが演じるからこその、
アンバランスさが面白味になっていました

 

こういうのは、
ちょっとでもいい人そうに見えてはダメ!
徹底的に「悪」に徹することが大事
そこをれいこさんは最後までやり切っていました

 

この役に傾倒する人、本来はいないでしょう…
そう思わせているのであれば、大成功!
私は、全然リチャード好きじゃないので、
れいこリチャードは大成功だと思ってます

 

 

でもね、
「美しいは正義」と思っちゃうのが(笑)、
エマとの並び!
ゴージャスなさくらエマとれいこさんが並ぶと、
なかなかのゴージャスぶりがありました

 

こういう見た目で喜ばせてくれたのも、楽しみの1つでした♪

 

れいこさんは、
元々芝居心がある方なので、
2番手時代は、いろんな役をこなして、
演技の幅をどんどん広げて欲しいです

 

私的には、
黒れいこを期待したい!

 

見た目としては、
『私立探偵ケイレブ・ハント』のマクシミリアンが素敵でした
白いスーツの似合うこと!
美形に白スーツって最強!
しかもめちゃくちゃ悪いヤツ(笑)

 

 

歌も安定してます
ヅカ歌唱的には合格ラインなので、
あとはもっと上を目指して、
レベルアップしてくれたら言うことなし!

 

ダンスは、
美しく見えるように踊れれば、いいでしょう
大技は、
ありちゃん(暁千星さん)に、
任せておけばいいと思います

 

れいこさんの持ち味は、
静なる美なので、
上品さを保ちつつ、
見た目も、舞台でも楽しませて欲しいです

 

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ある意味もう1人の主人公だった鳳月杏

月→花→月、と都合よく扱われ、
たらい回し感があり、
ちょっと可哀想なちなつくん(鳳月杏さん)

 

花組で、
カレーくん(柚香光さん)を支えて欲しかった…orz
それだけ、
ちなつくんの多才ぶりは花組には必要です

 

今回も、
主人公ジョージの父親のヴォルフガングですけど、
存在感がハンパない!

 

もはや主人公並みの活躍です

 

出番は圧倒的にジョージの方が多いのに、
ちなつくんのジョージパパの印象が凄かったです
ダンディなオジ様で、
そりゃ女性も放っておかないよね、
と思わせる色気が溢れ出ていました

 

演技力に関しては、もはや言うことなし!
あの芝居上手なみりおくん(明日海りおさん)の元で、
しっかりと演技力と表現力を磨いたのですから、
目を引きまくります

 

歌も上手い!
メインをちなつくんに歌って欲しいくらい上手いです
低音の美声の歌声ですから

 

きっと、
さくらちゃんとのハーモニーも素晴らしいでしょうねぇ…
想像だけでウットリしてしまいます

 

終始コミカルな役柄でしたけど、
威厳もあり、
ダンディズムもあり、
素敵な紳士をちなつくんは演じ切ってました

 

ダンスも申し分なし!

 

本当に勿体ないですよね…(しみじみ)
ちなつくん、
真ん中が似合うジェンヌさんなのになぁ…(´-ω-`)

 

女役となった海乃美月はやはり上手い!

前作は怪我のためなのか、
本当に元々そうだったのかはわかりませんけど、
前回の本公演『夢現無双』では、
吉野太夫を演じた海ちゃん(海乃美月さん)

 

今回は、
ジョージのママ、ロミーを演じてました

 

吉野太夫でも、
見事な演技力と表現力だった海ちゃんですけど、
今回のジョージママも素晴らしいの一言!

 

しっかり母親の顔で演技をされているところが、
頼もしかったですし、
素晴らしかったです

 

学年やスミレコードを考慮しても、
たまきちくんの方が年上でしょうけど、
本当に、ジョージのママでした

 

それと同時に、
キャリアウーマンで超やり手であるのもわかります
何よりも、
ちなつくんとの夫婦愛もよかった
さちかさん(白雪さち花さん)演じるミス・ツヴィックルに、
ジェラシーしちゃうのも、可愛いくもあり、
女性らしさがありました

 

『I AM FROM AUSTRIA』は、
主要キャストが少ないので、
必然的に海ちゃんが配役されたのでしょうけど、
見事に期待に応えていたと思います

 

路線娘役として、
ヒロイン街道まっしぐらだった海ちゃんですが、
元々が芸達者なので、
こうやっていろんな役をこなすことで、
芸の幅をどんどん広げることができます

 

海ちゃん自身、
いろいろ思うことがあるでしょうけど、
どこかで割り切れるのであれば、
こうやって月組の舞台を支えてくれると、
ファンとしては嬉しい限り…

 

ちなつくんとのコンビが素晴らしかったので、
別箱でのコンビも期待しています…

 

ヒロインじゃなかったら、
それはそれでちょっとビックリだけど、
あのメンバーだとヒロイン出来そうなの、
海ちゃんだけだよね?(^_^;)

 

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影のMVPは光月るう!

コミカルなおばあちゃんである、
エルフィーを演じたるうさん(光月るうさん)

 

めちゃくちゃ楽しかった!
るうさんの出てくる場面は、
とにかく愉快

 

こういうのってさじ加減が大事なので、
絶妙なさじ加減だったと思います

 

私は初回の1幕を見終わった時、
エルフィーって、
ずっとジョージのおばあちゃんなのかと思ってました(笑)
おばあちゃんが、
趣味でコンシェルジュに入り浸って、
引っ掻き回しているのかと…(^_^;)

 

パンフレットを見て、
全然血が繋がっていない関係と知って、
ドビックリ!(笑)
ただのお騒がせなコンシェルジュだったという…(^_^;)

 

騒動を大きくする要因でもあるのですが、
その憎めない、
愛すべきおばあちゃんコンシェルジュ・エルフィーを、
とてもキュートで、
思いっきり演じてました
はっちゃけぶりが爽快!

 

そうか…
だから「グランマ」には抵抗あるんですねw
2幕でのパブロとのやり取りには、納得!

 

暁千星のスター性が垣間見れた

今回の役は、
ありちゃんに似合っていたかどうかと言えば、
非常に微妙なところでしょう

 

また、
演技の幅を持たせられるような学びがあった役かと言えば、
それも微妙なところだったと思います

 

ただ言えるのは、
やはり歌唱力が格段に上がっていることと、
ダンスが華やかであること
そして、
スター性が素晴らしかった

 

現状月組には、
ショースターが存在しません

 

るりかさん(美弥るりかさん)と、
ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)というショースターを失った今、
非常に厳しいのが現状です
やはり、2人のスターぶりは凄かった…

 

そこを埋めるのは、
以前も記事にしましたけど、
ありちゃんしかいないでしょう

 

歌えて踊れるというスターは、
ありちゃんしかいませんから

 

そのためにも、
もっとしっかり歌う場面が必要でしたし、
ダンスもいろんなダンスに挑戦させて、
バリエーションを増やす必要を感じます
割とワンパターンになりがちですから

 

まだまだ課題が多いありちゃんですけど、
地味な月組を華やかにさせてくれるのは、
もはやありちゃんしかおりませんので、
もっともっと精進して欲しいです

 

演技力が1番ダメなポイントなので、
もっと深みのある役を演じさせて、
殻を打ち破って欲しいかな

 

今回のパブロは憎めないスターな役で、
そこは完璧でした
やっぱり華があるよね~、
としきりに感心いたしました!

 

ゆりかさん(真風涼帆さん)とは言いませんけど、
大羽根の似合う、
一目でトップスター、
という華やかさを持てそうなポテンシャルを秘めています

 

歌が上手くなっているというのは強みなので、
喉を強くして、
もっともっと上手くなって欲しいです

 

お芝居は…(^_^;)
ちなつくんとゆのくんに挟まれて、
精進してください!
期待しています

 

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風間柚乃の安定感

ゆのくん(風間柚乃さん)演じるフェリックスは、
たまきちジョージの親友であり、
フロント係でもあります

 

たまきちくんとの親友ぶりが堂々としてましたし、
ヘタレでダメっ子キャラが上手い!

 

対等にお芝居が出来るというのが、素晴らしい
そういえば、
『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』のオジーも、
めちゃくちゃ上手でしたっけ…
あちらも、
たまきちくんの同僚の役ですもんね

 

『チェ・ゲバラ』のようなシリアスな役から、
今回のようなコミカルな役まで、
どんな役でもこなせる演技力が凄いです
頼もしい限り!

 

 

『エリザベート』や『『夢現無双』』での代役、
『チェ・ゲバラ』の配役変更など、
「アクシデントには即対応」なイメージのゆのくん
まだ研5~6でのその活躍ぶり

 

すでに上級生並みの度胸の良さも相まって、
いまだにバウ主演をしていないのが不思議なくらいです(笑)

 

歌唱力もあります
ヅカ歌唱的には合格!
ダンスは「・・・」ですけど、
そこは踊れる人にお任せすればいいだけ

 

歌えて芝居上手というのは、本当に強いです!

 

美形ではないですが、
ある意味みりおくんラインの逸材ですね
将来が楽しみすぎます!

 

そういえば、
新人公演では、
るうさんのエルフィーなんですよね
ますます演技力に磨きがかかりそう…

 

月城かなとと輝月ゆうまの銀橋が胸熱!

95期としては、
まゆぽん(輝月ゆうまさん)と、
たんちゃん(楓ゆきさん)のパパラッチ、
はるちゃん(晴音アキさん)の警官もしっかり堪能!

 

まゆぽんが、
れいこさんと一緒に徒党を組むあたりは、
95期ファンとしては胸熱の場面(笑)
悪いヤツというか、クズいヤツらなんですけどね
でも2人が銀橋で歌うのは素敵でした♪

 

はるちゃんの群舞、カッコよかった!
たんちゃんもしっかりパパラッチしてました

 

 

さちかさん(白雪さち花さん)が、
ミス・ツヴィックルを演じてましたけど、
こういう役って、
本来は、娘役さんが演じるところでしょう
でも、役がなさすぎるから、
さちかさんだったのかな、と思ってます
面白かったですし、
さちかさんならではの味があったので、
全然問題ないのですけど、
本当に役が少なかったなぁ、という感じです

 

ときちゃん(叶羽時さん)は、
結構目立った場面があったのがよかったです
退団ですもんね…
寂しくなります

 

 

以上です
本当にサクッとですけど、
主要キャストの感想でした!

 

 

大千秋楽後には、
いつもの観劇アンケートを実施しますので、
そちらもよろしくお願いいたします!
12月29日の開始です(←別のアンケートと実施が重なるので1日ズレます)

 

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