風間柚乃はやはり凄かった&きよら羽龍はニュー歌姫誕生…バウ『LOVE AND ALL THAT JAZZ』

月組



本日は、
素晴らしいニュースが飛び込んできましたね♪

 

大好きなちゃぴちゃん(愛希れいかさん)が、
大河ドラマ『青天を衝け』にご出演が決定しました
ということで、
のちほどメモを記録するかもしれません…

 

さて本日は、
ゆのくん(風間柚乃さん)の初バウ主演
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の千秋楽であり、
ライブ配信の日でもありました

 

昨日触れましたけど、
しっかり視聴させていただきました!
サラッと感想を語っておこうと思います

 

感想は100人いたら100通りの感想がありますので、
それでも大丈夫な方はお付き合いください

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の感想

主演とヒロインについては後述しますけど、
まずは『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の感想です
作・演出は、谷正純先生

 

かなり賛否両論と言いますか、
すごくいいという評価の方と、
ちょっと合わないかもという評価の方と二分していると聞いてました

 

そんなわけで私的には、
ネモなのか、アナザーワールドなのか…
ちょっとドキドキしてました

 

どんな感じなのかなと視聴しましたけど、
作品全体は悪くなかったです
割とよくある感じのストーリーでしたけど、
最後が救われるのがよかった

 

途中のスリリングな展開もよかったですし、
合間合間にジャズナンバーでのショーっぽさも折り込んで、
とても楽しかったです

 

ただ最後がちょっと…
おそらく1番の見どころなのでしょうけど、
ラストのゆのくんが1人で雪の中を進んでいく場面が、
私的にはとても長く感じてしまいました…

 

ゆのくんは熱演されてますし、
歌も歌ってくれるのですが、とにかく長い

 

たぶん台詞と楽曲が単調だったからだと思うのです

 

あの半分の短さであれば、
よかったのではないのかなと残念に思いました
他の場面がテンポよく進むだけに、
ここだけやたらと長いという…そういう錯覚に陥ったのです
あくまでも私的な感想ですので、
あの場面で感動されて泣いている方もたくさんいらっしゃると思います
ただ、私の感性には合わなかったというだけです

 

上田久美子先生の『fff』の時にもありましたけど、
ラストのベートーヴェンとナポレオンの場面が長過ぎて、
退屈で仕方がなかったのですが、それを思い出したほどです

 

こういう場面って難しいんですよね…
1人や2人という人数では、ごまかしがききません
作者の思いと観客の思いが合致しないと、
全く感動に結びつきませんから、
退屈してしまうということになりかねないと思っています

 

『LOVE AND ALL THAT JAZZ』は、
ラストのその部分までは、引き込まれて面白かっただけに、
すごくもったいないように感じました
ラストがハッピーエンドだったのが救いですけど、
この場面への展開が唐突でしたね…

 

この印象が強烈になってしまったので、
私的にはすごくよかった、とまでは言えなかったです

 

フィナーレがあってよかったよかった…

 

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歌唱力に磨きがかかった風間柚乃

次に主演のゆのくん

 

オープニングから歌ってくださったのですが、
これがめちゃくちゃうまかった!

 

ゆのくんは元々「歌唱力あり」の男役さんなのですが、
少し不安定な部分が出てくる時もあり、
まだまだ歌唱力がアップする余地がありました

 

そのオープニングですが、
割とゆのくんの地声に沿った音域だったためか、
非常に伸びやかで美しいメロディを奏でてました
「おだちん、うまっ!」と声が出そうになったくらい…
たぶん声は出てなかったはずですが(笑)、
そのぐらいうまかったです

 

低音部の歌唱も以前よりは安定しておりました
ただやはり若干不安定になる時もあるので、
いかに地声とは全然違う低い声で歌うというのが難しいのか、
というのを再確認させていただくこともできました

 

演技力がずば抜けており、
歌唱力もあるゆのくんでさえ、
低音部の歌唱は苦労されているのでしょう

 

以前にも語りましたけど、
男役は意識して低い声を出すように訓練をするらしいのですが、
油断をすると地声になってしまうということを、
かつてOGの方がおっしゃってました
元トップスターのインタビューだったのですが、
誰だかは忘れてしまいました…すみません…(^_^;)

 

それだけ、
低音の声を出すというのは技術が必要ということ

 

それを少しずつ解消していっているのが、
今回の主演でよくわかりました

 

演技に関しては、
本当に素晴らしいの一言!

 

昨年の『ダル・レークの恋』のクリスナは、
さすがのゆのくんでも学年差が出てしまい、
若さを感じました
それでも十分貫禄を出していて巧かったですが…

 

今回の主演作は、
演技派であるゆのくんの良さをかなり引き出していた作品になったと感じます

 

演技力があるれいこさん(月城かなとさん)と、
海ちゃん(海乃美月さん)のトップコンビの元、
「芝居の月組」が戻ってきますので、
今後のゆのくんの成長と共に、
どんな役を演じてくれるのかという期待がますます高まりました

 

次のステップは当然別箱主演となりますけど、
せっかくの芝居巧者なので、
引き込まれるような演技を堪能できる作品が回ってくるといいな、
と思っています

 

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ニュー歌姫ヒロイン誕生!きよら羽龍

今回のヒロインは、
はねちゃん(きよら羽龍さん)

 

もう冒頭から素晴らしい歌声を披露してくれて、
圧巻の一言でした…
久しぶりの歌唱力抜群のヒロインが現れたという感じがします

 

はねちゃんは元々歌うまな娘役さんで注目されてましたけど、
ますます技術力をあげてきましたね
素晴らしい高音の伸びでした
これだけ美しい歌声は、
音くりちゃん(音くり寿さん)や、
ほのかちゃん(小桜ほのかさん)クラスでしょう

 

もうはねちゃんに歌って欲しくて歌って欲しくて…
登場するたびに「歌わないかな」と期待しまくってました…(^_^;)
これだけ歌うことを切望されるヒロインは、
まあやちゃん(真彩希帆さん)退団後では、なかなかなかったので、
今後のはねちゃんの動向からは目が離せません

 

お芝居もかなり上達しており、
すごく感情移入がしやすかったです
この成長に目を見張りますね
『桜嵐記』新人公演ヒロインを経て、
今回の『LOVE AND ALL THAT JAZZ』のヒロインですから、
前回の学びが大きかったのでしょう

 

昨年の『ダル・レークの恋』のリタからは、
かなりの成長を感じます
リタもよかったですけど、
今回は比べられないほどよかった!

 

それと、
化粧も良くなりましたね
素はとても愛らしいはねちゃんですが、
化粧が今一歩という感じに思ってましたけど、
今回のレナーテは愛らしさもある美しさでした

 

ぜひトップ娘役としての姿を見たい娘役さんです
海ちゃんの任期次第でしょうけど、
れいこさんの相手役でもいけるでしょう

 

あと、
ぱるくん(礼華はるさん)が、
一幕でかなりの悪役を演じてましたね
長身で冷徹というのは迫力があります
一幕だけだったのがもったいないほどでした
芝居力がアップしてきているので、
もっといろんな役を演じさせて、磨きをかけて欲しいですね

 

今回見れて本当によかった!
月組の若手をたくさん見れましたし…
ライブ配信だと、
キャスト表を手元に置いて置けるのが良き(笑)
ただ目で追いかけることはできませんけどね
それと迫力は生観劇には叶いません
おだちんとはねちゃんの歌は、生で聴いてみたかった…

 

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