有沙瞳は礼真琴の相手役としてどうだったのか…トップ娘役は難しかったのか

宝塚考察



本日は公式から何も発表がない日でしたねw
わらわらなお知らせ系すらもなかったという…
今日がお休みかと思うほど静かでした

 

ゆりかさん(真風涼帆さん)の大劇場最後の日まではこんな感じなんですかね?w(^_^;)

 

その前に、
星組『1789』の集合日が来てしまえば、
否応なしに大騒ぎになるでしょうし、
ワタクシは間違いなく意気消沈確定です…。・゚・(ノД`)・゚・。

 

今現在もしょんぼりな感じで過ごしてますから…

 

確定していなくても、
ここまで嫌な意味でのざわざわは私が星組ファンだからなんですよね…

 

くらっち(有沙瞳さん)だけでもしんどいのに、
せおっち(瀬央ゆりあさん)も一緒だったら、
辛いなんてもんじゃないですもの…
ぴーすけくん(天華えまさん)でも思いますが…(TдT)

 

ということで、
今回はタイトルどおりです

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

礼真琴主演『Le Rouge et le Noir』のレナール夫人を見て思ったこと

最初に私的な結論を言っておきます

 

ことちゃん(礼真琴さん)の相手役である、
星組トップ娘役はひっとん(舞空瞳さん)で正解ですし、
そうじゃなければならなかったと思っています

 

そこに至る最終的な結論としては、
あとで触れるので、すぐにわかるわけですけど、
まずは、やはりこの演目のことから語ります

 

先日まで、
ことちゃん含めて、
星組&専科生全員が素晴らしいお芝居を見せてくれたのが
『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』です

 

ここでのくらっちの役は、
真のヒロインであったレナール夫人です
一応、
名目上は2幕のメインであったちづるちゃん(詩ちづるさん)演じる、
マチルドもヒロインとして扱い、
Wヒロインにはなっていましたが、
これを見た人は、全員がレナール夫人がヒロインだと思うでしょう

 

これまでの宝塚歌劇団で上演してきた
柴田侑宏先生の脚本の『赤と黒』も同様ですよね

 

1幕目では出ずっぱりで、
2幕目でも、
大事な歌の場面でも出て来た上に、
最後の最後はレナール夫人のラストです…

 

これをヒロインではなくして、
誰がヒロインかと思います…(^_^;)

 

で、この役ですけど、
まさに演技力・歌唱力抜群なくらっちだからこそ、
大ハマりしましたし、
ことちゃん赤黒が大成功した大きな理由の一つでしょう

 

これをひっとんが演じるとなると、
やはりチグハグ感がすごく出てしまったと思うのです
もちろん、それなりの完成度はあるでしょうけど、
未だに余韻を引きずるような作品までは、
昇華出来なかったと感じます
あくまでも私的な想像による妄想ですが…

 

それは、くらっちの「女役」を演じられる力量の差なんですよね
「女」の色香がものすごく漂う役でしたから…

 

歌もフレンチロックなので、
通常のヅカ歌唱とは異なり、
とても難しい楽曲ばかりですので、
そこも難点ではあったでしょうけど、
一番はひっとんの任ではなかったという点でしょう

 

あの凄まじい色気は、
今のひっとんには難しいです
そこは学年を重ねたからこそ出来る娘役の技でしょう

 

元星娘のはるこさん(音波みのりさん)も、
くらっち同様、透明感のあるヒロインから、
妖艶な女役まで演じられる演技力と表現力がありました

 

ここがトップ娘役との大きな違いといえば、
そうなのでしょうけど、
ことちゃん赤黒には、
その色香がとても大事だったことは事実でしょう

 

野心家の主人公が、
愛に溺れるほどの惑わされる色香が必要不可欠でした

 

今回、一目見て、
観客が納得できるほどの美貌と色気を兼ね備えていたのが、
まさにくらっちレナール夫人だったわけです
赤い布地に黒のバラが描かれたガウン風の衣装をまとったくらっちの凄まじい色気…
忘れられないです…

 

まさにドンピシャな配役だったんですよね

 

今は、
雪組にあやちゃん(夢白あやさん)という、
女役も出来る演技力抜群の若いトップ娘役さんも誕生していますので、
一括りには「トップ娘役は~」とは言えませんけど、
傾向としては、
どこかプリンセスである部分を大事にしているのが、
宝塚歌劇団のトップ娘役像でしょう

 

そして、ヅカファンが夢を見るには、
そのプリンセス加減がとても大事だったりするわけです

 

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娘役は成熟しやい…ことくらでは礼真琴の方に年下感が出てしまう

今回のことくらを見てみると、
あらためてことちゃんの相手役は、
くらっちではなかったんだな、ということも感じました

 

今回は役がドンピシャだったので、
まさに「ことくら最高!」なわけですけど、
これだけの色香が溢れてくるとなると、
少年性の面影が残る青年系のことちゃんとは、
やはりミスマッチ感が無きにしも非ずなんですよね…

 

実際には、
学年差も年齢差もあることくらで、
95期のことちゃんの方が学年が上で、年も上なわけですけど、
舞台上では、
ことちゃんの方が常に年下に見えてしまうというのは、
やはり大問題でしょう…

 

娘役さんは抜擢が早い分、
成長も早いので、
すぐに熟成されてしまうという懸念があります
貫禄が出てしまうんですよね…

 

くらっちの場合は、
娘2として、
ヒロインから乳母役までいろんな経験を経ているため、
よりその傾向が強く出てしまっているとは思います

 

そのこと自体は、
演技力の向上にもなりますし、
何よりも退団後も役幅が広い分、
チャンスにも恵まれる可能性があるので、
第二の人生込みで考えると悪くはないです

 

でも、宝塚歌劇団の娘役、
特にトップ娘役ともなれば、
相手役に寄るので、そこがとても難しいところであるわけです

 

くらっちは透明感もあるので、
『阿弖流為』の佳奈系を貫けばアリではあったでしょうけど、
演目の流れを考えると、
やはり難しかったんだと感じます

 

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礼真琴の『ロミオとジュリエット』は必須演目だったのでやはり舞空瞳しかいない

特に、
『ロミオとジュリエット』を上演することは、
最初から決まっていたわけですけど(2作目に持ってきているので就任前から決定していたでしょうし)、
ジュリエットが出来る娘役となれば、やはりひっとんがずば抜けてました

 

演技力や歌唱力の欠点を差し引いても、
あの見た目のお似合い度は、
こっとんロミジュリには叶わないでしょう

 

他の演目は、
おそらくくらっちがヒロインでも置き換えられることは可能でしょうけど、
ジュリエットだけは絶対にひっとんなんですよね…

 

ジュリエットも、
もちろんくらっちの演技力と歌唱力で別な魅力はあったでしょうけど、
可憐さは圧倒的にひっとんですので…
あと、
『めぐり会いは再び next generation』も無理そうです
あれは、キュートなこっとんのビジュアルありきの作品ですから

 

私的には、
元々ひっとんがことちゃんの相手役になってくれたら、
最高に可愛いトップコンビになるのに、と思っていましたので、
その願いは叶いました
あくまでも「願い」止まりではありました
一番心配な身長と体格差問題がありましたので…

 

ロミジュリがことちゃんとの縁がない演目であれば、
くらっちがトップ娘役としてもなくはなかったかもしれません
でも、それもタラレバにしかなりませんので、
実際には難しかったのかもしれませんけど…

 

私的には
くらっち3~4作トップ娘役で、
あとはひっとんという流れでもよかったとは思います
そうすれば、少なくても1人多くトップ娘役を輩出できますもんね
報われる娘役さんは多い方がいいと思ってますし…

 

ただ、ことちゃんの任期4作目か、
あるいは5作目にロミジュリとなるのもどうかと思うんですよね…
4作目に『めぐり会いは再び ng』を上演しているので、
ことちゃんならロミオ出来そうではありますが、
5作目ではちと遅い気もします
ことちゃんは上手いので少年性の残るロミオは演じられたでしょうから、
上演できた可能性は大ですけど、
若いうちに演じた方がより鮮度が高いです

 

それと、『1789』はどこで上演したのか問題も出てきますよね
『1789』がなくなっていた可能性だって出来てきます

 

娘役次第で演目が決まるのではなく、
あくまでもトップスターを中心に演目が決定する以上、
この流れであれば、ひっとん一択しかないわけです

 

そもそも論として、
長期絶対やります系の系譜のトップ娘役がひっとんでしょうから、
劇団としては何が何でも、早期就任させたかったはず
そこにぶち込むにはことちゃんの就任時が最適だったわけなので、
くらっちの選択はなかったでしょう

 

あとひっとんは、
自組である花組での就任は無理でしたし…
カレーくん(柚香光さん)とは合わなかったんですよね…
特に、カレーくんの1番の魅力であり売りであるダンスの相性が、
めちゃくちゃ悪かったのがダメだったんだと思います
何よりも『はいからさんが通る』がマストだったでしょうから、
華ちゃん(華優希さん)しかいませんしね…

 

今回の魂を奪われるような『Le Rouge et le Noir』に出会ったからこそ、
あらためてくらっちのことを考える時間ができたわけです
カウントダウンっぽさも感じているのもありますが…

 

トップ娘役になる姿を見てみたかったですけど、
記憶に残る娘役であることは事実です

 

有沙瞳には『1789』で初演同様に歌わせてあげて欲しい&見せ場を与えて欲しい

もし本当に『1789』で、
くらっちが退団するのであれば、
初演の前回同様な見せ場であって欲しいです

 

初演で1番印象に残っていて、
度肝を抜かれた「全てを賭けて(JE MISE TOUT)」は、
初演通りにして欲しいなぁ…
ちゃぴトワネットがセット同様だったあの場面再び!

 

何よりも歌は減らさないで欲しいですね
「許されぬ愛(LA SENTENCE)」は、
くらっちとフェルゼンで…

 

実はこの歌、
東宝版でもフランス版でもオランプなんですよね…(^_^;)
ひっとんに戻すんでしょうけど…

 

でも、最後の花道としては、
初演どおりに、くらっちアントワネットに歌わせてあげて欲しいなぁ…

 

フェルゼン役が、
ぴーすけくん(天華えまさん)だったら、
同期コンビで胸アツですね

 

私的には、
かのんくん(天飛華音さん)かなとは思いますけど…
次点で、
初演のありちゃん(暁千星さん)のように、
かずとくん(稀惺かずとさん)というのも面白そうですけど、
充実した星組の番手を考えると、
かのんくんが有力かな

 

でも、くらっちが退団で、
「許されぬ愛」を同期で歌わせてあげたい的な花道があれば、
ぴーすけフェルゼンもアリかもしれません

 

ま、ひっとんに歌わせるに100万票ですが(笑)

 

前回、
オランプの見せ場があまりなかったので、
ほぼほぼ東宝版を踏襲してくるはずですしね…

 

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