これぞ宝塚歌劇の醍醐味!生徒の成長を堪能…芹香斗亜から暁千星・華優希・天彩峰里まで

つぶやき



昨日と今日、公式HPにて、
今後のスケジュールについての案内がありました

 

とりあえず、
このままスケジュールが進むということで、
ホッと一安心です
(星組のみ18時半→18時の変更ありですが…)

 

特に、
花組と月組の退団公演が2つありましたので、
きちんと上演する予定であることが、何よりでした
あとは、大千秋楽まで1公演も欠けることなく、
無事終えることを祈るばかりです

 

また劇団が追記されていたとおり、
「公演終了後は速やかにご帰宅いただきますようお願いいたします。」ですね
とっとと帰って、
余韻はお家の中で、ということです
これは寂しいことでもありますけど、
上演をしていただくには、
ファンである我々も協力して、
乗り越えていきたいものですね

 

さて今回は、
昨日のそらくん(和希そらさん)主演の『夢千鳥』で、
じゅりちゃん(天彩峰里さん)の成長ぶりに度肝を抜かれたので、
その辺りを語りたいと思います

 

ジェンヌさんの成長の瞬間に立ち会える魅力について、です

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

歌姫・天彩峰里が『夢千鳥』で演技派へ

『夢千鳥』は、
そらくん主演だからどうしても観たい、
というのがありましたが、
私的には、大好きなじゅりちゃん(天彩峰里さん)が、
ヒロインを務めた、というのも魅力の1つでした…

 

そういえば、
『夢千鳥』って当初は、
主な配役発表の際、
ヒロインの発表がなく
そらくんだけだったんですよね…

真風涼帆&潤花ポスターで初お披露目&和希そら『夢千鳥』破線上ヒロインなし

 

全配役発表の際に、
じゅりちゃんがヒロインであり、
破線上であらためてキャスト表が更新されてました

 

そのじゅりちゃんですけど、
昨日も目いっぱい語りましたが、
とにかく素晴らしかった!
まさに渾身の演技力とでもいうのでしょうか…

 

『夢千鳥』が大きく成功するには、
他万喜の存在なくしては語れません
女の業、情念、愛情…
それが倒錯されているという複雑な夢二と他万喜の絆

 

この大枠と外枠があってこそ、
対比として、
彦乃への純愛、
お葉との愛に繋がるわけです

 

こんな難しい役を見事に演じたじゅりちゃん
お見事でした
まさに、演技力の開花と言っても過言ではないでしょう
じゅりちゃんの新境地を垣間見た瞬間でした

和希そらは文句なしだが天彩峰里が素晴らしかった!『夢千鳥』

 

今まで歌唱力で目立った活躍をし、
ファンを魅了してきたじゅりちゃんですが、
ここにきて、演技力でまた新たな魅力を開眼したのです

 

これぞ宝塚歌劇の醍醐味だなぁ
と久しぶりにワクワクとドキドキが止まりません…
そりゃ、2日続けて話題にするわけなのです(笑)…(^_^;)

 

スポンサーリンク

組替えのタイミングもよかったのだろう

生徒さんの成長といえば、
大きく2通りあるでしょう

 

1つは、元々の芸にさらに伸びしろがあった時
もう1つは、新たな魅力を打ち出せた時

 

上記のじゅりちゃんの場合は、演技力の開花ですので、
新たな魅力の開花にあたります
元々芝居が下手なタイプではありませんけど、
特段に演技派というタイプには、
私的には感じられませんでした

 

宙組には、
演技派の路線娘役さんといえば、
98期のららちゃん(遥羽ららさん)がおります

 

同期には劇団愛もあり、
ヅカファンからも愛されている、
歌上手のまどかちゃん(星風まどかさん)がおります

 

今のじゅりちゃんは、
両方のいいところを学び、
上手にじゅりちゃんに落とし込んだ感があります
歌姫であり、演技力があるというのは、
舞台人としては最高の武器になりますから…

 

宙組に組替えして本当に良かったんだと思いました
あのまま星組でいた場合、
当時の星組の娘役育成を顧みても、
じゅりちゃんが大きく羽ばたくには、
ひっとん(舞空瞳さん)のトップ娘役就任まで、
待たないといけなかったでしょうから…
新人公演ヒロインは無理だったでしょうし、
バウヒロインや別箱ヒロインも難しかったでしょう

 

星組が大好きで、
星組愛に溢れていたじゅりちゃんですけど、
今や、宙組の実力派娘役としての地位を確立してますから、
充実しているのではないでしょうか…

 

スポンサーリンク

生徒の成長の瞬間を見れた時の喜び

さて、
私的には、
当分はじゅりちゃん熱が高いですが(笑)、
他を見てみます

 

たとえば、
歌唱力という武器を手に入れた現役ジェンヌさんといえば、
私的には、
キキちゃん(芹香斗亜さん)と、
ありちゃん(暁千星さん)でしょう

 

この2人は驚くほど歌唱力が向上しました
それぞれの昔の歌唱力を知っている方は、
ビックリですよね…

 

キキちゃんは花組の2番手時代から、
少しずつ向上しておりましたが、
やはり開花したといえば、宙組時代からでしょう
『天は赤い河のほとり』でのウセルのソロもよかったですけど、
『異人たちのルネサンス』のロレンツォが素晴らしかった!

 

ここからは歌唱力の芹香斗亜
というイメージをどんどん更新していったように思います

 

そして、ありちゃんですが、
『カンパニー』あたりから歌唱力の向上を感じられましたけど、
やはり『エリザベート』かな
特に、新人公演のトート閣下は素晴らしかった!
本公演のルドルフ、エリマーも聴かせてくれました

 

キキちゃんもありちゃんも、
元が全く歌唱力がなかったところからの、
今の歌唱力に繋がっている点
驚くほどのへなちょこな歌唱力でしたとも!
それが、魅惑の低音の歌唱力を身につけたという…

 

どれだけ努力を重ねたことでしょう

 

以前から何度も語ってますけど、
タカラジェンヌはみんな努力を地道に重ねていると思ってます
ただ、その努力が本当の意味で開花するというのは、
運もあると思っています

 

誰でもピアノの練習を一生懸命したからといって、
ピアニストになれるわけではありません
英語を勉強しても、
ネイティブスピーカーのように話せるようになるとは限りません
もちろん、
努力が無駄にはなりませんが…
普通の人以上には弾けるでしょうし、
英語の読み書きにおいては、能力発揮もあり得ますから…

 

素養と努力と運があると思っています
才能が開花できるという運です

 

タカラジェンヌは素養があるのはもちろんで、
努力は並外れた努力をしているでしょう
だからこそ、運も必要になっていきます

 

少なくても、
キキちゃんとありちゃんは、
歌唱力に磨きをかけることが出来たジェンヌさんです
歌うまの路線が少ない分、非常に貴重な存在です

 

ありちゃんは演技力が今一歩ですけど、
あれだけ歌えて踊れるのであれば、
十分なのではないのかなとは思っています
三拍子はなかなか難しいですから…

 

月組の後輩には、
お芝居上手はゆのくん(風間柚乃さん)がおりますし、
しかも歌唱力ありなので、棲み分けもできてます

 

かつての柚希礼音も歌唱力難だった

過去にも何度も語ってますけど(笑)、
我が愛するちえさん(柚希礼音さん)も、
本当にヒドイ歌唱力でした…(´・ω・`)

 

へなちょこどころではないくらい下手だったような記憶が…

 

それを払拭させたのは、
間違いなく『THE SCARLET PIMPERNEL』のショーヴランでしょう
あの衝撃は忘れられません!

 

全く歌唱力がなかったちえさんが、
低音の魅力の歌唱力を身につけた瞬間です
同時に、演技力も大幅に向上!

 

一皮どころから、
100枚くらいの皮を破って突き抜けた印象がありました

 

それまで、
ちえさんのことは、
全く好きでもなく、
普通なくらいだったのが、
一気に引き込まれましたから
本当に好きになるのは、もっと後ではありますが…

 

こういう時代の目撃者になれる楽しみも、
宝塚歌劇の醍醐味ですね

 

スポンサーリンク

私的に成長を見た娘役

近年の娘役さんで、
成長の瞬間を見たと記憶が蘇るのは、
私的にはこの3人です

①ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)
②華ちゃん(華優希さん)
③音くりちゃん(音くり寿さん)

 

ちゃぴちゃんは、
『1789』のマリー・アントワネットです
あの衝撃も伝説級でしょう
『1789』そのものが素晴らしい海外ミュージカルですし、
ヅカファンからも再演を待ち望まれているほどの名曲ぞろい

 

そういう大作で、
トップ娘がトップスターの相手役ではない、
マリー・アントワネットを演じたのですが、
本当に素晴らしかった!
最初の贅沢なマリーから、
最後の慈愛に満ちたマリーの生き様を魅力的にみせてくれました

 

元々芝居心のあったちゃぴちゃんですけど、
このマリー・アントワネットで、
演技派という認識を植え付けたと思っています

 

華ちゃんでスゴイなぁと感心したのは、
『A Fairy Tale』のシャーロット

 

華ちゃんは元々演技力があると評判の娘役さんでした
ですが、
何度か語ってますけど、
私的には、そこまで演技派という印象がなかったのですが、
このシャーロットの素晴らしい演技に釘付けでした
演技力があるということにものすごく納得した、大事な作品です

 

その後の華ちゃんの演技力、表現力は、
『はいからさんが通る』と、
『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』へと繋がります
『はいからさんが通る』の紅緒役は再演でしたけど、
私的には、
初演ではそこまで演技力があると思っていませんでしたが、
再演はお見事でした!

 

そして、なんといっても、ナイスワーク!
ビリーは華ちゃんの演技力の真骨頂でした
男勝りな感じもキュートでしたし、
表現力があるからこそ、
だんだんと恋愛していく部分も自然でした

 

3人目の音くりちゃんは、
『マスカレード・ホテル』の片桐瑤子でしょう
凄まじい迫力の演技で、
ぐいぐい引き込まれたのを思い出します
歌姫・音くり寿の演技の魅力が開花した作品です

 

『蘭陵王』の洛妃もよかったですけど、
片桐には負けます

 

あくまでも私的に大化けしたなぁ、
と感じた瞬間ですので、
そこはご理解いただきたいです

 

これからも、
ジェンヌさんたちの成長を見届けるために、
観劇&鑑賞を続けていきたいですね

 

そんなことを感じた週末でした

 

参加しています!

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 

【関連記事】
宝塚歌劇において歌唱力は裏切らない

 

コメント