永久輝せあの代表作となった『冬霞の巴里』キャスト別感想&指田珠子の本公演デビュー待ち

花組



先日、
ようやくひとこちゃん(永久輝せあさん)主演、
『冬霞の巴里』を観劇しました

 

お伝えしたとおり、
この間のライブ配信は視聴しておらず、
生観劇に賭けておりました!

 

なるほど…
これは評判が良いのが良くわかる作品でした
でも、かなり重たかった…(^_^;)

 

そのせいか観劇後は、
魂が抜かれたかのようにぐったり…
その日は帰宅後、すぐに爆睡してしまいました…

 

そんなわけで、
今回はその『冬霞の巴里』について語ります

 

また、別箱作品ではありますが、
急遽、観劇アンケートを実施することにいたしました
ぜひぜひご観劇、ご視聴された方はご投票いただきますと幸いです

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

『冬霞の巴里』アンケート投票をお願いいたします

通常、
別箱の作品ではアンケート実施はしないのですが、
今回は皆さまがどのように感じたのかを知りたくなりましたので、
急遽実施することにいたしました

 

千秋楽前ではありますが、
ご観劇後にご投票ください
ライブ配信でのご視聴の方もお願いいたします

 

コメントも大歓迎です
ただし50文字以内ですのでご注意ください
誹謗中傷は削除対象です

 

お1人様1回でお願いします

 

では、ご投票、お願いいたします!



 

締め切りは2022年4月16日(土)23:59です

 

投票状況によっては、
早めたり、遅くなったりしますので、
そこはご理解ください

 

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永久輝せあの代表作になった『冬霞の巴里』

今回のこの作品は、
大尊敬のブログ様が大絶賛をされており、
観劇前からワクワクしておりました

 

ライブ配信を見ないことを伝えると、
「絶対見た方がいいのに」と言われたほどです…
いや、時間があれば視聴しましたけど、
予定があって無理だったのですよ、的なことを言い訳しましたっけ…
そのことは、
その日のブログでもチラっとお伝えしてますけど、
この生観劇が初『冬霞の巴里』となりました

 

お披露目本公演でもよかったのではないか
というほどべた褒めされていたひとこちゃんの『冬霞の巴里』

 

それぐらい完成度が高いという意味でしょう
私的にも、完成度や演者の素晴らしさでは同意です
ただ、題材があまりに暗いので、お披露目本公演にするには、
1幕ものでショー付きではないとダメなような気もします…(^_^;)
…とマジレスしてしまいましたけど、
そういう意味ではなく、それほど素晴らしい作品だったということですよね
わかります、わかりますとも!

 

ひとこちゃんは、
ここ1~2年でかなりの成長ぶりを認識できるようになったと思ってます

 

『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』でのアイリーン役は、
私頑張ってます感が若干ありましたけど、
その後の『アウグストゥス』のブルータスを経て、
『哀しみのコルドバ』のリカルド役で演技力をより開花させ、
『元禄バロックロック』でのクラノスケ役でも安定感があり、
その流れで『冬霞の巴里』の主演となりました

 

本当に上手かった…
ひとこちゃんの美しい顔が、
復讐劇にとてもマッチしているのはもちろんなのですが、
内面の怒りの炎がしっかりと表現できていたと思います

 

ここ2年くらいで歌も安定してきて、
ヅカ歌唱としては合格の域になりましたし、
あとは、いろんな役を演じて、
より役幅を広げていくだけでしょう

 

しかし重たい話でしたよね…
救いがあったのかどうかというのも何とも言えず…
それでも姉・アンブルが「共犯者」として寄り添ってくれているので、
そこが救いと言えば救いなのでしょう

 

本当の姉弟ではないですし…

 

私的には、
血が繋がった上での姉弟であって欲しかった気はします
そうすると男女の愛に変わることがないので、
より救いのなさはあるでしょうけど、
そこに退廃的な美があるような気が勝手にしました

 

宝塚歌劇的には、
恋愛の要素が残っている方が正解でしょうし、
みさきちゃん(星空美咲さん)がアンブル役なだけに、
たぶん血は繋がっていない設定なのだろうな、
とヅカファンは予想していたように思います

 

観劇後の余韻も凄かったですし、
この『冬霞の巴里』は間違いなく、
ひとこちゃんの代表作となったと思います

 

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星空美咲がどんどん良くなっている

今回も実質のヒロインだったみさきちゃん演じるアンブル

 

先ほども触れましたけど、
みさきちゃんが姉・アンブル役という時点で、
血がつながっていない設定なのかな
と予想していた方が多かったのではないでしょうか

 

とはいえ、
そこに恋愛の要素というはなく、
ラストでほんわか匂わせる程度…
2人だけの世界で、これからも2人は生きていくのだ
というだけは伝わります

 

この作品の登場人物は、
みんなそれぞれが1幕目と2幕目での印象が変わるので、
演じる側もかなり苦労されたように感じます

 

みさきちゃんは、
『銀ちゃんの恋』での小夏といい、
今回のアンブルといい、
かなり大人な役を演じることが多いですよね

 

その抜擢に見事に応えていく姿は、
素晴らしいとしか言いようがないです
小夏の時よりも、
アンブルは何倍も良かったですし、
みさきちゃんの演技力の向上がよくわかりました

 

特に、
ひとこちゃんの頭を抱えて慰める場面では、
見事な姉感を表現しており、
母性に近いほどの慈しみを感じました

 

本当に上手かった…

 

着々と、
トップ娘役への道を突き進んでいるとしか思えませんよね
以前にも取り上げましたけど、
みさきちゃんは一体誰用として考えているのでしょうか?

 

ただやはり大柄だなとも思いましたね
ひとこちゃんとは見た目のバランスは合ってましたけど、
立ち姿は、ほぼ身長が変わらないようにも見えました

 

ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)ととても似ているルックスですけど、
まさか身長までちゃぴちゃんに似ているとは…(^_^;)
このお顔の系統の方は身長高くなっちゃうのでしょうか、
どーでもいいことを思ったほどですw

 

ちゃぴちゃんは、
どの男役さんとでも似合ってましたし、
身長差も気にならない娘役さんでしたので、
みさきちゃんもその要素があるとも感じました

 

ひとこちゃんとのバランス、悪くなかったですから

 

次はどんな役をこなしてくれるのか、
とても楽しみですけど、
いい加減、新人公演ヒロインをする方が先でしょうね
次回の『巡礼の年』かな、とは思ってますし、
皆さんもそう思ってますよねw(^_^;)

 

一皮どころか凄まじい成長を見せた聖乃あすか

この作品で、
あすかくん(聖乃あすかさん)の演技力の開花も見逃せませんでした

 

あすかくんが演じたヴァランタン役は
アナーキストですけど、
まぁ凄まじくちょっとイッちゃった系に近いアナーキストでした

 

メイクもあの美しいキラキラ王子様のあすかくんとは思えない、
とてつもない凄みのあるメイクで、
一目見るだけで、「こいつヤバい奴」とわかる風貌

 

見た目だけではなく、
しっかりと演技でも魅了してました
キョーレツなインパクトのある役を、
見事に演じ切っていました

 

これまでのあすかくんとは違う、
役者としての聖乃あすかという部分が、
余すところなく発揮できた役ですし、
間違いなくあすかくんにとってのターニングポイントとなった役だと思います

 

同期のゆのくん(風間柚乃さん)が、
化け物クラスの演技力があるので(すごく褒めてます)、
同様に路線スターとして抜擢をされているあすかくんと、
しんくん(極美慎さん)は、キラキラ系を背負っているという印象が強かったです

 

いやいやなんのなんの…
あすかくんのアナーキストぶりはお見事でしたよ
ヴァランタンが出てくると、
重たい舞台の空気が、さらに重くなるというw
そういう役割を見事に演じていました

 

朗らかなあすかくんの中に、
あのようなぶっ飛んだ考えがあるとは思えませんけど、
すごく自然にその狂気を演じてました
それはメイクだけではなく、演技そのものに狂気がありましたから

 

男役10年と言いますが、
その1つ前の研9でかなり前進したというのは、
あすかくんの今後にとっても大収穫だったはず

 

次からの舞台にも注目していきたいです

 

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心の支えだった希波らいと&愛蘭みこ 飛龍つかさ&紫門ゆりやも素晴らしい

復讐劇なだけあって、
全体が重苦しい作品ではあるのですが、
いい人、いわゆる善人の代表だったのが、
らいとくん(希波らいとさん)演じるミッシェルと、
みこちゃん(愛蘭 みこさん)演じるエルミーヌでした

 

天使のような心を持つ2人が、
この作品における良心のスパイス的な役割だったわけですけど、
天真爛漫さというか、
溢れんばかりの良心というか、
穢れのない善人を上手に演じていたと思います

 

この作品でのこの手の役は、
気をつけないと、単なる偽善にも見えるため、
バランスがとても難しいんですよね

 

らいとくんも、
みこちゃんもそのプレッシャーに負けずに、
堂々と演じていたからこそ、
彼ら2人の良さが絶妙な対比となって表現されていました

 

そして、みこちゃんの美しい歌声!
セリフの声も美しかったです
その歌声がまさに天使でした!

 

他にも、
専科のゆりさん(紫門ゆりやさん)が見事な女役でしたね
月組時代の貴公子ぶりが嘘のような演技面でのご活躍

 

元々上手かったのでしょうけど、
ゆりさんの演技の良さが引き出されたのは、
間違いなく『桜嵐記』でした
そこからの演技での快進撃は、
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』でのツヴァイクもそうですし、
今回の母・クロエ役もそうです

 

しっかりとした演技の軸があるからこそ、
今回の物語が成立しています
1幕目と2幕目の見方の違いでの演技力も素晴らしかった

 

そして、
芸達者なつかさくん(飛龍つかささん)は、
叔父役のギョームを演じてましたけど、
やはり上手かったですね
どんな役も演じられる幅の広さが魅力なわけですけど、
さらに引き出しが増えたように思えます

 

ギョームとクロエは、
復讐の裏側にも迫る大事な役でしたから、
そのプレッシャーも大きかったように感じます

 

指田珠子の本公演デビューが待ち遠しい

先日の上田久美子先生の退団のニュースはとても悲しかったですが、
指田珠子先生という新たな才能が頭角を現しています

 

『龍の宮物語』に続き、
『冬霞の巴里』でも素晴らしいオリジナル作品を、
独特な世界観で作り上げました

 

こういう余韻の残る作品を作り上げられるというのは、
指田先生の強みですから、
素敵な作品を生み出して欲しいですね

 

そのためにも、
どうか、ずっと宝塚歌劇団でご活躍していただけますように…
そう願わずにはいられません

 

次回作は、
みっきーさん(天寿光希さん)のDSですよね
ミュージック・パフォーマンス『ten∞ten TIME』を、
どのように演出されるのか、楽しみにしております

 

退団前のジェンヌさんへの最高の舞台となるのが、
スターさんの最後のDSですし、
2番手以上で特別ではないと、サヨナラショーもありません
指田先生の愛情がどのように表現されるのかに注目です

 

こうなると、
本公演デビューも待ち遠しいですよね

 

どの組で、
どんな作品を作り上げてくださるのか、
今から楽しみにしておきます

 

私的には、
ことちゃん贔屓なので、
礼真琴率いる星組で観たいというのがありますし、
現状、残念すぎる演目ばかり続いているので(笑)、
指田先生に払拭していただきたい気持ちがあります

 

でも、芝居という意味では、月組で観たいかなぁ…
今の月組はまさに「芝居の月組」ですし…
れいこさん(月城かなとさん)とのタッグも楽しみだったりします

 

どの組でもワクワクしますけどねw(*´艸`)
70人以上という大所帯を、
指田先生がどのように演出されるのかにも興味が湧きます

 

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