桜木みなとの進化!男役としての色気が最大の魅力で武器になる…宙組『壮麗帝』

宙組



連日暑くてしんどいですけど、
夜は若干ですけど、
ちょっぴりマシになった気がします…
キッチンにいて、
汗が出てくるのが遅くなった気が…

 

さて、
そんなことはどーでもいいとして…(^_^;)
昨日の宙組の『壮麗帝』をライブ配信で視聴いたしました♪

 

思った以上に面白かったですし、
キャストも大熱演で素晴らしかった…

 

今回は、
主人公をスレイマンを演じた、
ずんちゃん(桜木みなとさん)について語ります!

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

着実な路線街道を進んでいる桜木みなと

ずんちゃんは、
まぁくん(朝夏まなとさん)の時代から、
着実に実力をつけてきた男役の路線スターです

 

しかも、大人気の95期!
さらに、95期・神7の1人です!

 

95期神7の現在は、
ことちゃん(礼真琴さん)が先陣を切って、
カレーくん(柚香光さん)とほぼ同時期に、
トップスターに就任した95期ですが、
まだまだ勢いが留まることなく、
他の5人も上昇気流に乗っている状態です

 

ずんちゃんもまさにそう!

 

『白夜の誓い』で初の新人公演主演を務めてから、
新公主演が2回
バウ主演が2回と経験を積んで、
今や宙組の3番手になりました
別箱主演の期待が高まる中、
今回の『壮麗帝』でとうとう別箱主演を務めました

 

95期でなければ、
順調なトップスター路線街道でしょう
何気に、
バウ単独主演を2回務めているのも大きいです

 

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朝夏まなと時代のびのびとした成長期

ずんちゃんは、
まぁくんの時代から、
本公演でストーリー絡む重要な役を演じることが増えていきます

 

学年も新人公演の長の期を迎え、
最後の主演を果たした時期になり、
そこからは本公演に集中する学年となりました
2回のバウ主演も、
まぁくん時代に上演されています

 

本公演での役付きもよく、
ずんちゃんのカラーに似合う役ということもあり、
のびのびと演じられていた印象があります

 

また同期のみりおん(実咲凛音さん)が、
トップ娘役として在任していた時代なので、
路線スターにしかわからない、
精神的なプレッシャーや、
悩みなどの共有ができていたのではないでしょうか
お互いに、精神的支柱になっていたと思います
月組のあさちゃぴや、
星組のことふうと同様です

 

この時代のずんちゃんは、
本当にのびのび成長していった感があります
キラキラ度も華やかでした…

 

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ターニングポイントは間違いなく『オーシャンズ11』テリー・ベネディクト

まぁくんから、
ゆりかさん(真風涼帆さん)に代替わりをしてから、
ずんちゃんの立ち位置にも変化が訪れます

 

今までは演じる役が、
爽やかなずんちゃんに似合うキャラクターだったのが、
黒い役、こじれた役を演じることが増えていきます

 

ずんちゃんの場合、
もれなくヒロインに恋をし、
全く報われないというのも共通項

 

その頂点だった役が、
『オーシャンズ11』のテリー・ベネディクト

 

しかもこの役で、
ずんちゃんは宙組3番手に昇格しましたので、
間違いなくターニングポイントになった役でしょう

 

ベネディクトは完全なる悪役であり、
敵役でなくてはならないのですが、
ずんちゃんの演じたベネディクトは、
先に演じた、
さゆみさん(紅ゆずるさん)や、
だいもんさん(望海風斗さん)ほどの、
悪を感じられるほどではなかったと思っています

 

そこが、
ずんベネディクトの若干弱いところでした

 

ただ一方で、
さゆみさんとだいもんとは、
明らかに違う面があったのが、
ベネディクトに色気があったこと

 

テスがなぜベネディクトに惹かれたのかが、
わかるような人物に仕上げていたのが、
ずんベネディクトでした

 

テスは、
あの色気に惑わされて、
悪の本質を見抜けなかったのだ、
という妙な説得力があったのです

 

ずんちゃんの演技プランとしては、
そこを演出したのではないでしょうけど、
結果として、
その後の桜木みなとの魅力の1つになっていったという、
大事な通過点がベネディクトだったのだと思っています

 

3拍子揃ってソツがないからの脱却が課題だった

ずんちゃんは、
ダンスよし、
歌よし、
演技よしという3拍子揃った男役さんです

 

なのですが、その一方で、
全部が高水準で抜きん出いているという、
ことちゃんタイプとも異なり、
どちらかというと、
まんべんなく合格点が出ているという感じでした

 

どれも悪くないんだけど、
どれが素敵かというとどれだろう…
そんな印象です

 

何か抜きん出たものが、
ずんちゃんの魅力を開花するのに必要だったのですが、
できれば歌だったらいいな、
と歌唱力重視の私は思っていましたけど、
あらたなところで魅力を開花させました

 

それが男の色気と包容力です

 

95期の3れいとは違った魅力を、
ずんちゃんは打ち出してきました

 

通常、
ゆりかさんやキキちゃんのように、
高身長な体格ですと、
包容力を表現しやすく、
それが魅力に繋がります
特に、ゆりかさんの包容力の凄さは、
抜きん出ているでしょう

 

ずんちゃんは、
宙組において、
特別に高身長ではないので、
体格的には不利なのですが、
演技力でもって、
その包容力を表現できる技を身につけたのです

 

『壮麗帝』では、
見事なまでの包容力を表現し、
さらに、
悲しみや哀愁が滲み出る、
内面の表現力にも磨きがかかっていました

 

演技力が見事に開花した、ということに尽きます

 

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愛情の表現力による色気

ずんちゃんの色気は、
なんといっても愛情表現でしょう

 

キスシーンの色っぽさは、
今の宝塚歌劇団の主要キャストを務める男役の中では、
ピカイチになったかもしれません

 

その片鱗は上記のように、
『オーシャンズ11』で見せていましたが、
『壮麗帝』では見事に開花されてました

 

キスシーンはもちろん、
抱擁の場面、相手を想う熱い視線…など、
恋愛表現が抜きん出て上手かったです

 

宝塚歌劇において、
恋愛要素は不可欠です
恋愛に共感を覚え、
心が揺れるという醍醐味は、
大事な売りでしょう

 

そこには観客をウットリさせる表現力が必要です

 

絵空事では醒めてしまいますし、
やり過ぎは逆効果
微妙な加減が大事になります
それを上手に表現しうるのが、
今のずんちゃんなのかもしれません

 

爽やかな王子様系であるずんちゃんに、
情熱的な想いを秘めた演技力が加わった今、
どんな役でもこなせるような、
自信に繋がっているように感じます

 

キャラチェンジを強いられた真風涼帆時代の前半を経て

ゆりかさんがトップスターに就任してから、
ずんちゃんの配役の比重から、
ずんちゃんの元々あるキャラクターとは違った役を、
演じることが増えました

 

その部分の苦悩が透けてみえていたような気がするのは、
気のせいではなかったと感じます

 

というのも、
ずんちゃんは爽やかでキラキラな王子様系でしたが、
そのキラキラが曇ってしまったような状態に、
感じていたからです

 

もっとキラキラ輝いていたよね…という風に…

 

私は95期が大好きなので、
ずっと見守ってきていますので、
観劇の際も95期生が中心になります
ですから、
そのあたりの変化は、
ダイレクトに受け止めやすいんだと思います

 

ずんちゃんは、
今まさに、
そのキラキラを取り戻した感があるので、
大きな変化が起きているように感じるのです

 

やはり別箱主演というのは、
大きく成長させるんですね

 

そうつくづく感じた『壮麗帝』でした

 

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