宝塚歌劇においてトップスターの通常任期は正義となる件

宝塚考察



昨日は、
宝塚大劇場が休演となる衝撃的な出来事がありました
現状は、
6日以降の再開案内が出ていませんが、
心穏やかではないというのが正直なところです

 

どうか関係者の皆さんがご無事でありますように…

 

東京も同様ですよね…
心配は募るばかり…

 

さて、本日は、
トップスターの任期について語ります
あくまでも、
私的に思うことなので、
そこはふんわりとした感じでお読みくださると幸いです

 

ここから先は、
いつも通りの私のメモなので、
いろんな意見があるんだなぁ、と、
ご理解のいただける方のみ、どうぞ!

 

トップスターの通常任期とは…

近年、100周年以降、
宝塚歌劇において、
通常任期という認識は、
おそらく本公演5~6作でしょう

 

先日月組のトップスターのことについて語った時に、
任期を明記しました。

龍真咲と珠城りょうにおける月組の長期トップスター任期とは

 

ここで明記したのはこちらです。

【100周年時からの歴代トップスターの推移】

・花組:①蘭寿とむ(6作)、②明日海りお(10作)、③柚香光(1作)
・月組:①龍真咲(8作)、②珠城りょう(8作)
・雪組:①壮一帆(3作)、②早霧せいな(5作)、③望海風斗(5作+1作)
・星組:①柚希礼音(10作+1)、②北翔海莉(3作)、③紅ゆずる(5作)、④礼真琴(1作)
・宙組:①凰稀かなめ(5作)、②朝夏まなと(5作)、③真風涼帆(5作)
()内は本公演数、「+1」は轟悠主演

 

現トップスターで、
月組と雪組は退団発表が出ましたので、
本公演数は確定となります
花組・星組・宙組は現在進行形になります

 

トップオブトップの立場であれば、
本公演が10作となるのもわかりやすいです

 

月組は、
本公演数だけみると長期安定ですけど、
ご存知のとおり、
闇人事の果てのお話なので、
トップオブトップというのとは意味合いが異なりますし、
トップオブトップはあくまでも1人です

 

えりさん(壮一帆さん)や、
みっちゃん(北翔海莉さん)
劇団事情(憶測です)で、
短期になってしまったであろう任期ですので、
本公演が3作となっています
上記にも明記しましたけど、
あくまでも勝手な憶測ですので、
短期の本当の理由はわかりませんが…

 

トップオブトップ、月闇、短期就任という、
この3つの特殊な例を省くと、
キレイに5作、ないしは6作となっています

 

だいもんさん(望海風斗さん)の場合、
いしさん(轟悠さん)が主演をしているため、
主演という意味であれば、本公演5作ですね
同様に、
ちえさんも(柚希礼音さん)も、
1作は理事主演ですから、本公演10作となり、
みりおくん(明日海りおさん)と主演数は一緒になります

 

ここから導き出されることは、
通常任期は5作ということになります

 

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通常任期での退団は正義

有限である、
宝塚歌劇団において、
トップスターの在任任期の目安は必要だと思います

 

後ろに控えている後輩がいますし、
その後輩にバトンを渡して、
次世代に繋げるというのは、
トップスターの大事な任務の1つでしょう

 

気持ちとしてもすんなりいくのが、
ちょうど5作、ないしは6作ということだと思います

 

そうなった時に、
本公演5作というのは、
年間スケジュールに寄りますが、
だいたい2年半~3年となります

 

有限の時間としてはちょうどいい年数でしょう

 

飽きの来ない範囲で、
新陳代謝できるというのは、
この3年弱という年数なのだと思いますが、
何よりも近年の退団までの本公演数のほぼ固定が、
そのように認識させてしまっているんだと感じます

 

この3年弱を過ぎると、
トップスターの任期が「長い」と感じ始めてしまいますから…
トップスターやトップ娘役のファン以外には、
もうそろそろ…、という気持ちが芽生えてしまうのは、
この「認識」のためだと思います

 

そうなると、
通常任期は正義、となってしまうのです

 

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退団は正義

あまり人気がなくて、
芸にそこまで魅力がないトップスター、
トップ娘役でも、
退団発表をすると、途端にファンは優しくなります

 

我が星組で言うと、
前任のべにきさきはまさにその例でした

 

さゆみさん(紅ゆずるさん)は、
トップスターとしてのお人柄は素晴らしかったですが、
トップスターとして見せる芸としては、
やはり厳しかったと言わざるを得ません
さゆみさんの真価を発揮できるのは、
紅子というキャラクターです
そして、話術です

 

ダンス、歌、お芝居でその魅力を発揮するのは、
非常に難しかったと感じます
これは宝塚歌劇において、ですが…
宝塚はミュージカルを上演しますので、
やはり歌って踊れて、というのが基本になるからです

 

そして退団を発表されますが、
ヅカファンはみんな優しかったです

 

それはあーちゃん(綺咲愛里さん)にも顕著

 

私的には、
最後まであーちゃんの評価は厳しかったですし、
今でも評価は低いままです
ですが、
退団を発表された時点で、
若干厳しさも緩んだように感じます

 

時間という有限がある宝塚歌劇団

星組贔屓なので、
星組を例にあげましたが、
これはどの組でもそうでしょう

 

芸に長けてる上手いトップスターや、
トップ娘役も、
長期になると、やはりどんどん厳しい声が上がり始めます

 

それは、上記でもお伝えしていますが、
宝塚歌劇団には、時間の有限があるからです

 

後ろに控えている後輩が旬のうちに、
トップスターに就任して欲しい
という気持ちが出てしまうのは仕方がないことです

 

また、
トップ娘役に関しては、
花の命は短いわけですから、
その短命を1人でも多く救って欲しい
とヅカファンは願うのです

 

そこのリミットが、
通常任期と認識されてしまっている、
本公演5作になっているのでしょう
ここまでは仕方がない、ではないでしょうけど、
1つの目安になっているんだと思います

 

そして、
退団をすると決定したトップスター、
トップ娘役には、
ヅカファンはみんな優しくなります
去るものには敬意を、ということなのでしょう

 

そういうことも含めて、宝塚歌劇なんだと思います

 

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トップオブトップは別

しかし、
トップオブトップ級のトップスターは別になります
こういうトップスターが必要かどうかは、
難しいところではあるのですが、
やはり劇団の象徴としてのカリスマ性のある顔、というのは、
対外的に必要ですし、有効だと感じます

 

みりおくんの後、
それを受け継ぐのが誰なのかわかりませんが、
当面は、ゆりかさん(真風涼帆さん)を持ち上げて、
ことカレーのセットで軌道に乗せていきたいのではないのかな、
と感じます

 

みんな仲良く本公演5作、でもいいのですが、
おそらくそういう予定調和になってしまうと、
それはそれでつまらくなるんですよね

 

このバランスの上手さも宝塚歌劇でしょう

 

ただ、
トップオブトップになるトップスターは
人気と実力、
特に実力は秀でたトップスターが好ましいです

 

以前から語っていますけど、
その考えは、今も変わっていません
やはり、
魅力のあるトップスターの中でも抜きんでて、
という部分は、実力でしょうから…

 

まただらだらと長くなったので、
この辺で一旦終わります
また後日続きでも…

 

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